MISSING LINK of TOMITA
〜冨田勲 日本コロムビア初期作品集 1953-1974〜
2018/5/23発売 COCQ-85418 ¥3,000+税
【収録曲】
01 愉快な町の風船や / 安田祥子 ひばり児童合唱団 コロムビアオーケストラ (1953年3月 C-169)
02 おいでよピーターパン / 土屋道典 ゆりかご会 コロムビアオーケストラ (1953年10月 C-203)
03 ブルースカイ / コロムビアオーケストラ (1954年6月 AK-328)
04 舞踊音楽劇「みにくいあひるの子」(一)あひるたちのうた / 土屋道典 ひばり児童合唱団 コロムビア女声合唱団 コロムビアオーケストラ(1954年11月 C-280)
05 舞踊音楽劇「みにくいあひるの子」(二)白鳥のうた、みんなのうた / 安田祥子 土屋道典 ひばり児童合唱団 コロムビア女声合唱団 コロムビアオーケストラ(1954年11月 C-280)
06 旅を行く / コロムビアオーケストラ (1955年6月 AK-393)
07 海底の幻想 / コロムビアオーケストラ(1955年7月 AK-402 リズムと身振り遊び・リズム運動レコード 第三集)
08 春の幻想 / コロムビアオーケストラ(1956年6月 AK-530 リズムと身振り遊び・リズム運動レコード 第四集)
09 花の一生 / コロムビアオーケストラ (1959年8月 AK-620 中学校ダンスレコード 第一集)
10 海のファンタジー / コロムビアオーケストラ (1960年4月 C-571)
11 夢の旅行 / コロムビアオーケストラ (1961年7月 BK-46 小学校リズム遊び・リズム運動 第3集)
12 うたのえほん/NHK『うたのえほん』主題歌 / スリー・グレイセス コロムビアオーケストラ (1961年11月 SC-60)
13 二つの橋/NHK『二つの橋』主題歌 / 森サカエ コロムビア合唱団 コロムビアオーケストラ (1962年10月 SA-980)
14 十羽の烏/劇『そして誰もいなくなった』主題歌 / デューク・エイセス コロムビアオーケストラ (1963年5月 SAS-24)
15 ほたる / 冨田勲指揮 杉並児童合唱団 コロムビア管弦楽団(1965年2月 ELS-1 教出の音楽鑑賞レコード 小学校用 第1学年)
16 お月さまの見た話 / 真理ヨシコ コロムビア女声合唱団 コロムビアオーケストラ(1965年9月 KKS-15 こわれたおもちゃ―武鹿悦子作品集―)
17 春 春 春がきたよ / 東京放送児童合唱団 コロムビアオーケストラ(1966年5月 KM-159 教出《標準音楽》教材レコード たのしい小学生の歌)
18 大雨の町 / 新室内楽協会 (1970年8月 K-137 小学校ダンス)
19 変化する自然 / 新室内楽協会 (1970年8月 K-138 小学校ダンス)
20 トッピンポウとピンピクリン / 斉藤昌子 新室内楽協会 (1971年10月 KKS-4027 NHKテレビ・うたのえほん第12集)
21 愛 《コムポジション―習作》 / モーグ・シンセサイザーとコロムビアオーケストラ (1974年1月 BKK-109〜110 中学・高校・大学及び一般のための創作ダンス =ダンスイメージと創作過程=)
*作曲 冨田勲 (初出年月、商品番号)
2016年5月5日に逝去した、世界的シンセサイザー・アーティスト冨田勲の幻のシンセサイザーワーク。
5月23日にリリースとなる「MISSING LINK of TOMITA 冨田勲 日本コロムビア初期作品集 1953〜1974」は、日本コロムビアに遺された冨田勲の貴重な音源を発掘し集めたアルバムです。
冨田といえば、1974年にシンセサイザーによるアルバム「月の光」を発表し、日本人として初めてグラミー賞にノミネートされて以降、発表するアルバムは次々と全世界で空前のヒットとなり、その名は世界的なものとなりました。その後もNHK大河ドラマや映画音楽などを多数作曲し、近年はバーチャル・シンガーの初音ミクとのコラボレーションで「イーハトーヴ交響曲」、「ドクター・コッペリウス」などの革新的な作品を世にだしてきました。そんな冨田の最初のキャリアは日本コロムビアの専属作曲家としてのスタートだったといいます。今回の「MISSING LINK of TOMITA」は、そのキャリアのスタートからシンセサイザー・アーティストとして名声を得るまでの約20年の知られざる作品群を集めたもの。レコードデビュー盤となった子どものための童謡から、70年代のシンセサイザーで世界へ雄飛する直前に手がけた貴重なマイルストーンとも言える創作ダンス音楽までを厳選した、冨田勲の創作の原点を解き明かすアルバム。中でも、ラストに収録されている1974年制作の「愛 《コムポジション―習作》」は、冨田がモーグ・シンセサイザーを使用して制作した最初期のまさに幻の作品であり、すでに冨田がシンセサイザーを創意あふれるかたちで操っていることがわかる貴重なドキュメントとなっています。ジャケット写真も本日公開。アートワークデザインは、冨田の晩年の作品のアートワークを多く担当した宇川直宏が手がけました。宇川は今回のアートワークについて「真空管ポータブルからトランジスタへのラジオの進化、そこからお茶の間の中心に座った家具調ステレオの時代と、TV放送開始、ステレオコンポーネントの歴史、バイノーラル、ドルビーステレオ、アナログがデジタル化、5.1ch……データファイル視聴、ブルートゥース、IoTまで、その全ての時代でTOMITAの音楽は人々に興奮を与え、また、心を癒してきたのだというイメージです!!!」とコメントを寄せています。
(2018/4/24掲載)