上間綾乃
タミノウタ〜伝えたい沖縄の唄
2017/6/21発売 COCP-39983 ¥2,800+税
01. 島唄 南の四季
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02. 月ぬ美しゃ
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03. 童神
from『はじめての海』
04. 悲しくてやりきれない
from『唄者』
05. PW 無情
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06. ひめゆりの唄
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07. さとうきび畑 ウチナーグチVer.
from『魂うた』
08. 安里屋ユンタ
from『唄者』
09. 道端三世相〜創作舞踊「辻山」より
from『魂うた』
10. 夢しじく
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11. 恋ぬ花
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12. サーサー節
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13. てぃんさぐぬ花
from『はじめての海』
14. ヒヤミカチ節
from『ニライカナイ』
15. デンサー節
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16. えんどうの花
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*NEW RECORDING
<RECORDING MUSICIANS>
Arrangement & Piano & Rhodes:園田 涼
Guitar & Violoncello:伊藤ハルトシ/Percussion:notch
出会いの先に、今−新たな唄の旅が始まる
メジャーデビューから5年。唄の旅を続ける上間綾乃が今、伝えたい唄― 唄の旅をしながら出会い、別れ、その先に今、自身の唄ってきた源流がここにある。 先人からの遺志を継ぎ、唄者として沖縄から届ける豊かな唄。どこか懐かしく、人それぞれの心に共鳴する、唄い繋いでいく民謡。それは骨董品のようなものではなく、新しいものを取りいれ、その時代時代の想いを受け継ぎ未来に繋いでいくポピュラーソングであり、それこそが民の謡(たみのうた)である。 新たにレコーディングした9曲と旧作からの7曲とで構成された今作は、三線の弾き語りとピアノサウンドを中心とした、唄い継いでいきたい沖縄の楽曲を収録した。「島唄 南の四季」はTHE BOOMのヒット曲「島唄」の旋律に、沖縄の歌詞をつけた恋の唄で、95年に我如古より子が歌唱して以来の収録となる。
◆「私には唄わなければならない唄があります」
沖縄の歴史と先人たちの想いを引き継ぎ、未来へ届けるために唄い語り継ぐのは、上間綾乃にとって唄者としての使命である。
今回収録した「PW無情」のPWは“Prisoner of War”(戦争捕虜)の略で、戦が終わってもなお続く、戦争捕虜の悲痛な心情を今に伝える唄であり、「ひめゆりの唄」はひめゆり学徒隊を切々と描いた数え唄になっており、沖縄返還から45年が経った今年、唄い継いでいかなければならない唄として沖縄の地でレコーディングした。
◆言葉を受け継いでいく
今アルバムの全16曲のうち14曲、そして新録音した9曲の内7曲がウチナーグチ(沖縄の言葉)で収録している。上間は7歳から三線を始めて19歳で琉球國民謡協会の教師免許を、2017年には師範免許を取得し、地元沖縄でも三線教室を開設した。先人たちの想いやウチナーグチを大事にし、子どもたちに三線や民謡を教え、次の世代に継承していく。