この時披露された歌は、楊 姫銀の作詞、さだまさし作曲による新曲で、年老いた主人公が、ゆるやかに過ぎてゆく日々を淡々と、しかし喜びをこめて歌った曲であり、NHK−BSで放送されるやいなや、全国で大反響を呼び、そのCD化を望む声が各地から殺到した。
その曲こそが、この「人生の贈り物〜他に望むものはない〜」であった。
作曲したさだまさしから「ぜひこの歌をダ・カーポに歌ってほしい」という熱いエールとリクエストによって、さだまさしのデビュー当時からの盟友ダ・カーポが、急遽この歌を録音・緊急発売することになった。
昨年デビュー30年を迎え、再び初心に帰って新たな一歩を踏み出したダ・カーポにとって、人生を、そして夫婦、友を歌ったこの名曲は、ベスト・アルバム発売後最初のシングルとして大きな意味を持っている。およそ6分にもおよぶ長大な楽曲でありながら、その長さを感じさせず、その切々とした歌は心を打つ。
さだまさしがなぜこの名曲をダ・カーポに歌ってほしいと切望したのか・・・その答えは完成したダ・カーポ版「人生の贈り物〜他に望むものはない〜」を聴いていただくしかないが、歴史に残る大人生賛歌と言っても過言ではないこの大曲は、榊原正敏が歌いスマッシュヒットとなった同じくさだまさし作曲の作品「不良少女白書」以来、実に23年ぶり、およそ四半世紀を経て実現したコラボレーションとなる。
なお、さだまさしと楊 姫銀の競演ヴァージョン、そしてさだまさしのソロ・ヴァージョンは既に発売中。 |