■CD-1
1. 七段目
◇2003年9月1日 横浜にぎわい座
2. 不動坊
◇2002年9月17日 紀伊國屋ホール
■CD-2
1. 芝浜
◇2003年12月22日 紀伊國屋ホール
おまけ 実況?秩父夜祭り
◇2003年11月2日 秩父宮記念市民会館
林家たい平『たい平よくできました
〜林家たい平落語集〜』

COCJ-32685〜6 \3,500(税込)
2004.04.21発売


 芝居好きの若旦那、父親にその芝居三昧を叱られ二階で謹慎となりましたが、どうにもうずく芝居の真似魂。結局は丁稚の定吉を相手に「仮名手本忠臣蔵、七段目」を始めてしまいます。
 歌舞伎を題材にした噺は落語に多いのですが、たい平さんの場合、何と言っても当代の人気役者、団十郎と福助の絶品物真似が入りますからまた格別です。


 講釈師“不動坊”の未亡人を嫁にもらうことになった吉公はもう有頂天。面白くないのは同じ長屋の独り者連中、この縁談をこわそうとあれこれ算段したあげく、不動坊の幽霊を出そうとしたが、連中どこか間抜けでうまくいきません。
 そんなドタバタをたい平さんは爆笑ギャグをふんだんに挟みながら明るく聴かせてくれます。


 年の瀬を迎えた魚屋夫婦の情愛を描いた、落語中興の祖、円朝の名作人情噺です。
 魚屋勝五郎、腕はいいがこの暮れにきて毎日酒を飲み仕事に出ずじまい。女房に諭され、寒さの中をいやいや出かけた芝の浜で大金入りの財布を拾います。魚勝はこれでもう仕事もせずに遊んで暮らせると家に帰ってドンチャン騒ぎ。ところが翌朝になり女房からは「何故あんな散財をしたんだい」と咎められ、さらには財布を拾った夢でも見たのかと泣き出されてしまいました。さすがにこれで魚勝は心を入れ替え、酒を断ち、働きに働き、借金も返し、とうとう三年目には表通りに店を構えるまでになりました。そしてそんな年の大晦日がまた暮れようとしています。
 たい平さんはこの夫婦の愛情溢れるやり取りを丁寧に描き、ほろりとさせてくれます。


出身地:埼玉県秩父市所 属:落語協会
昭和62年 武蔵野美術大学 造形学部卒業
昭和63年 林家こん平に入門
平成4年 二ツ目
平成5年 北区若手落語家競演会 優勝
NHK新人演芸コンクール 優秀賞受賞
平成6年 にっかん飛切落語会 特別賞受賞
平成10年 にっかん飛切落語会 奨励賞受賞
平成11年 国立演芸場主催 花形演芸大賞・銀賞
さいたま芸術劇場主催 彩の国落語大賞受賞
にっかん飛切落語会 奨励賞受賞
平成12年 真打ち昇進

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