CD番号/COCJ-31721

「六段の調」
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コトという楽器には箏の字を使うのが正しい。現在では琴の字を使う人もあるが、もともと箏と琴とは違う楽器である。胴の上に柱(じ)を立てて演奏するのを箏、立てないのを琴という。古くは弦を張った楽器はすべてコトといった。たとえば琵琶のコトなど。日本には古く埴輪にも見られるが、奈良時代から現在まで神楽や東遊びなど神事に使われている和琴(わごん)は6弦で、長さは190センチ前後。のち雅楽の楽器として中国から伝来したものなどを参考に改良されて、現在のような13弦のコトとなった。長さは180センチ前後だが一定しない。17世紀に八橋検校(1614〜85)が出て、基本の平調子(ひらじょうし)の調弦を定め、名曲を数多く作曲した。ほかに現在では宮城道雄考案の17弦、宮下秀冽考案の30弦、野坂恵子考案の20弦(現在は21弦)などがあり、低音楽器あるいは独奏楽器として使用されている。基本の材質は桐材で、弦は以前は絹糸だったがテトロン糸に、柱や爪もプラスティックに変わりつつある。調弦を変えることによって、ほとんどの音階に対応できる。もっとも日本的な楽器として演奏家、愛好者が多い。
1. 六段の調
2. 千鳥の曲
3. みだれ
4. 八千代獅子
5. 秋の言の葉
6. 陽炎
7. 螺鈿
8. 火垂(ほた)る〜十七弦独奏の為に〜
9. 海〜たゆとふ〜
10. 凪
12. 枯葉(LES FEUILLES MORTES)

(箏)
米川敏子、米川裕枝、米川めぐみ、辻本親登代、沢井忠夫、石垣清美、川村昌子、井原潤子、凪アンサンブル、他