CD番号/COCJ-31725

「津軽じょんがら節」
(旧節〜新節)
[ 試聴 ]

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津軽三味線は近年になって爆発的なブームを迎え、日本では数少ない独奏楽器として見直されている。それにはいくつかの理由があるが、まず音響が大きいことがあげられる。義太夫以外の三味線で、これほどの音量を出す弦楽器はない。第二は器楽曲の部分が大きいことで、民謡三味線という範囲を越えて、むしろ民謡の伴奏楽器であることを忘れさせる。さらに第三の理由として、「曲弾き」といわれる超絶技巧の演奏がある。ほかの三味線音楽にも同じ部分はあるが、津軽三味線はそこにポイントが置かれている。さらには現代的なリズム感がある。閉塞状況に置かれた若者たちが、意識の解放をこの津軽三味線に求めているのだといわれるが、それはロックなどとも同じなのであろう。そしてさらに近年は若手の優秀な演奏家が多く出て、人気を高めている。
津軽三味線は、義太夫のそれと同じく大型で、胴は大きく棹も太く、駒も大きい。撥は多く水牛製のものを使う。糸も太めのものを使うので、音に幅があり、低音がよく響く。そして棹をやや立てて弾く。これは放浪の琵琶法師の弾き方の影響を受けているともいわれる。津軽地方では、盲人の場合男はボサマ(座頭)、女はイタコ(巫女)となるのが普通の生き方であった。門付をしてまわったそれらの芸人の中から、明治の末から大正時代にかけて多くの名人が出て人気を高めた。近年では国内ばかりではなく、国際的にも活躍の場が広がっている。一人一芸という個性の強い演奏家が多いが、最近では大勢の合奏も行われている。ここでは演奏家による個性の違いを分けて楽しんでいただきたい。

1. 津軽じょんがら節(旧節〜新節)
2. 津軽よされ節
3 津軽じょんがら節
4. 津軽じょんがら(新節)
5. 津軽じょんがら節(中節)
6. 津軽あいや節
7. 津軽三下り
8. 津軽おはら節
9. 津軽あいや節
10. 津軽おはら節
11. 津軽じょんがら節
12. 津軽三味線曲弾き

(津軽三味線)
澤田勝秋、澤田勝司、澤田勝仁、
初代 木田林松栄、二代目 木田林松栄、山田千里、高橋祐次郎、長谷川裕二、菅原公夫、佐々木孝、藤田淳一、石川一、高橋竹童