血と骨OST/岩代太郎
COCB-53261 \2,520(tax-in)
2004.10.27 In Store

映画『血と骨』
2004年11月6日
全国ロードショー!!


ヴァイオリン・ソロは、
90年にロン=ティボー国際コンクールヴァイオリン部門で日本人として初めて優勝した、小林美恵が岩代太郎の珠玉のメロディーを奏でる
!!
Four Chapters of "BLOOD and BONES"
for Solo Violin & Strings Orchestra
〜「血と骨」の4章〜
ソロ・ヴァイオリンとストリングス・オーケストラの為に
1. Chapter I〜Adagio elegiaco〜
2. Chapter II〜Andante con amore〜
3. Chapter III〜Lento molto pesante〜
4. Chapter IV〜Adagio molto cantabile〜
Four Scores taken
from original moving picture "BLOOD and BONES"
〜4つのスコア〜
「血と骨」のオリジナル・サウンドトラックより
5. Life and Death
6. To The Far East Island
additional song:(korean traditional song)
7. View Of A Family
8. Until Dying Day
Secret Track
9. MEMOIR(on Variation of Chapter IV)

<岩代太郎>
1965年東京都出身。東京藝術大学音楽学部作曲科首席卒業、同大学院修士課程首席修了。在学中は南弘明、近藤譲、松下功、黛敏郎各氏に師事。91年、修了作品「TO THE FARTHEST LAND OF THE WORLD(世界のいちばん遠い土地へ)」がシルクロード管弦楽国際作曲コンクールにて最優秀賞を受賞。同曲は東京藝術大学資料館に永久保存される。

■代表作 【映 画】 2004 愛してよ 監督 福岡芳穂(05春公開予定)
血と骨 監督 崔洋一(11月公開)
【ドラマ】 2004
2003
人間の証明 (CX 7/8(木)22:00〜)
釣りバカ日誌14 監督 朝原雄三
あずみ 監督 北村龍平
さよなら、クロ 監督 松岡錠司
 
<小林美恵>
東京芸術大学付属高校から大学に学ぶ。 1983年 第52回日本音楽コンクール
第2位、84年 第29回海外派遣コンクール河合賞受賞、88年 第4回シュポア国際
ヴァイオリンコンクール第2位、あわせてソナタ賞を受賞。 また、国内でも東京芸大安宅賞を受賞した。90年 ロン=ティボー国際コンクールヴァイオリン部門で、日本人として初めて優勝フランスを中心に、ドイツ、ポルトガルでリサイタルおよびオーケストラと共演、国内でも主要オーケストラと共演するなど、本格的活動を開始する。

映画「血と骨」解説!!
1923年。一旗揚げることを夢見て祖国を後にし、済州島から大阪に渡ってきた金俊平。腕のいい蒲鉾職人であった俊平は、やがて自分の蒲鉾工場を立ち上げて成功する。しかし金銭へのあくなき執着から、やがて高利貸しへと転じる。何度も直面するままならない境遇を、強靭な肉体と知恵でたくましく生き抜く俊平。しかしその並外れた凶暴さと強欲さは、彼の家族さらには周囲の人間たちをも巻き込み、数奇な運命へと導いていく。生涯誰にも心を開かず、凄まじいまでの孤独の中に生きた男は、その果てに一体何を見たのか?

第11回山本周五郎賞を受賞し、驚愕をもって迎えられた梁石日の最高傑作「血と骨」が、監督・崔洋一のメガホンにより遂に映画化された。信じるのは自分の肉体のみであり、人間の持つ常識や道徳の欠片すらもたない欲望の化身、金俊平と息子・正雄との壮絶な対立と葛藤。そして夫の呪縛の中で子供を守り、凛として生きる女・英姫の波乱に満ちた一生。戦中・戦後に生きる人々のありのままの姿が、ユーモラスかつ神話的豊饒を持って活写される。すさまじい人間の業と、連綿と受け継がれる血の繋がりを描くこの映画は、圧倒的な生命力に満ちた金俊平の壮絶な生き様と相まって、登場人物のみならず観る者をも巻き込んでいく。
更に、特筆すべきは美術セットのリアリティ。2000平米に家屋22棟、当時の大阪・朝鮮人集落を再現したオープンセット、蒲鉾工場そして看板、小道具の細部にいたるまでの徹底的なこだわりは圧巻である。

主人公、金俊平を演じるのは、俳優に専念しての映画主演は14年ぶりとなるビートたけし。そして英姫役に鈴木京香というこれ以上ないキャストの上、新井浩文、田畑智子、オダギリジョー、松重豊、國村隼ら実力派俳優が加わった。
構想6年。共同脚本に鄭義信を迎え、『月はどっちに出ている』以来の梁、崔、鄭のトリオが再結集し、満を持して放つ、崔洋一監督渾身の一作。この秋一番の話題となることは間違いない。


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