アルバム
クミコ
COCP-38507
CD:COCP-38507 ¥2,500+税
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2014年6月4日発売
美しい時代のうた 〜クミコ コロムビア カヴァーズ〜
  1. からたち日記 <オリジナル歌手:島倉千代子>
    (作詩:西沢 爽 作曲:遠藤 実 編曲:フェビアン・レザ・パネ)

    クミコによる楽曲解説--
    この歌を録音できる日がくるとは、夢のようです。流行歌なのに、唱歌のよう。美しい言葉がつづる少女の物語は、島倉千代子さんと共に「永遠不滅」です。

  2. 夜のプラットホーム <オリジナル歌手:二葉あき子>
    (作詩:奥野椰子夫 作曲:服部良一 編曲:佐藤 準)

    クミコによる楽曲解説--
    むずかしい歌だなあと思いました。こんな歌が流行歌として街に流れ、人が唄っていたのです。よくいわれる戦後間もない解放感ではなく、切迫感と絶望感。人の心はさまざまだったのでしょう。

  3. 赤い靴のタンゴ <オリジナル歌手:奈良光枝>
    (作詩:西條八十 作曲:古賀政男 編曲:フェビアン・レザ・パネ)

    クミコによる楽曲解説--
    私の若い頃、この歌を唄ったらと友人にいわれていました。あれからずいぶん時間が経ってしまいましたが、西条八十と古賀政男という巨匠コンビはスゴい。映画「赤い靴」を下敷きにしながら、日本の踊り子の悲哀が溢れます。

  4. 東京キッド <オリジナル歌手:美空ひばり>
    (作詩:藤浦 洸 作曲:万城目 正 編曲:フェビアン・レザ・パネ)

    クミコによる楽曲解説--
    美空ひばりさんの代表曲を唄えるなんて。それも東京キッド!マンホールに潜りながら、夢を持って生きる少女の愛らしさと強さとしたたかさ。唄いながらあったかい気持ちなってきました。

  5. ジャングル・ブギー <オリジナル歌手:笠置シヅ子>
    (作詩:黒沢 明 作曲:服部良一 編曲:上田 禎)

    クミコによる楽曲解説--
    まったくもってゴキゲンでアナーキーな歌です。笠置シヅ子さんの、とんでもないエネルギー感にはとても太刀打ちできませんが、とにかく楽しく唄いたいと思いました。

  6. 雨のブルース <オリジナル歌手:淡谷のり子>
    (作詩:野川香文 作曲:服部良一 編曲:フェビアン・レザ・パネ)

    クミコによる楽曲解説--
    服部良一さんの曲をたくさん唄えたというのが、今回のアルバム制作での喜びです。唄うたび、戦前の雨の舗道の暗さが、見たこともないのに浮かんでくるのです。

  7. 胸の振子 <オリジナル歌手:霧島 昇>
    (作詩:サトウハチロー 作曲:服部良一 編曲:上田 禎)

    クミコによる楽曲解説--
    大好きなのに、これまで唄ったことのない歌です。これまでモノクロだったものが急にカラーになった、そんな映画の画面のよう。日本家屋の屋根の中に、コンクリートの建物が混じった時のワクワク感とも似ています。

  8. お使いは自転車に乗って <オリジナル歌手:轟 夕起子>
    (作詩:上山雅輔 作曲:鈴木静一 編曲:フェビアン・レザ・パネ)

    クミコによる楽曲解説--
    この歌も大好きでした。 戦時中に、こんな楽しく明るい歌が生まれていたなんて。 その頃に生きていた人たちが、どんな思いで暮らしていたのか想像させる歌です。

  9. 東京ラプソディ <オリジナル歌手:藤山一郎>
    (作詩:門田ゆたか 作曲:古賀政男 編曲:上田 禎)

    クミコによる楽曲解説--
    藤山一郎さんのさっそうとした歌声が、聞こえてきます。 それにはもちろんかないませんが、この歌を唄うだけで、感極まった気持ちになるのは なぜでしょう。 美しい時代、美しい東京。そんな蜃気楼が立ち上がるせいでしょうか。

  10. 愛のさざなみ <オリジナル歌手:島倉千代子>
    (作詩:なかにし 礼 作曲:浜口庫之助 編曲:フェビアン・レザ・パネ)

    クミコによる楽曲解説--
    島倉千代子さんの名曲を、まったくアプローチの違うアレンジでチャレンジしました。 ちなみに、さざなみのように聞こえてくるパーカッションは浜口庫之助さんのご子息、 茂外也さんです。 「オヤジ、喜んでますよ」という帰り際の言葉が、どれほどうれしかったことか。

  11. 一本の鉛筆 <オリジナル歌手:美空ひばり>
    (作詩:松山善三 作曲:佐藤 勝 編曲:上田 禎)

    クミコによる楽曲解説--
    美空ひばりさんの歌をもう一曲。 平和と愛を祈る名曲は、さりげなく、でも深く優しく、そして強く唄いたいと思いました。

  12. 人形の家 <オリジナル歌手:弘田三枝子>
    (作詩:なかにし 礼 作曲:川口 真 編曲:上田 禎)

    クミコによる楽曲解説--
    アレンジャーの上田さんが、わざわざホンキートンクピアノを持ってきました。 蔦のからまる廃屋のような洋館に棲む女性が、浮かびます。 おお、こわい。

  13. 四つのお願い <オリジナル歌手:ちあきなおみ>
    (作詩:白鳥朝詠 作曲:鈴木 淳 編曲:佐藤 準)

    クミコによる楽曲解説--
    尊敬するちあきなおみさんの歌の中で、こんな軽い歌を選びました。 歌い方もできるだけ、ちあきさんから離れたいと思いました。 それだけ引力の強い人なのです。 そのかいがあったというべきか、ちょっと味の違うものになったかと思うのですが。

  14. マイ・ラグジュアリー・ナイト <オリジナル歌手:しばたはつみ>
    (作詩:来生えつこ 作曲:来生たかお 編曲:上田 禎)

    クミコによる楽曲解説--
    リズム楽器がない中で、みんなが息を伝え合いながら録音しました。 緊張の中の、これこそラグジュアリーな録音だったともいえそうです。

  15. 愛の讃歌 <オリジナル歌手:越路吹雪>
    (作詩:Edith Piaf 訳詩:岩谷時子 作曲:Margueritte Monnot 編曲:上田 禎)

    クミコによる楽曲解説--
    この歌が、まさかコロムビア録音が最初だったとは驚きました。 それからどんどん豪華になっていく越路さんのスッピン姿が浮かぶ音源。 歌詞も、この当時のまま唄いました。

ふたたび美しい時代へ

2013年。 コロムビアへの移籍が決まった時、思いました。ああ、これで「からたち日記」が録音できるかもしれない。
「からたち日記」だけではなく、老舗コロムビアには素晴らしい楽曲が、
大切にしまわれていることは知っていました。 戦前、そして戦中、戦後と、その数々の歌を聞けば、 この国の人たちの歩いてきた道が見える、そんな歌ばかりです。
歌の中には、人々のため息や、歓声や、泣き声や、笑い声が聞こえます。
ああ、こうしてみんな生きてきたんだ、とわかります。
今よりもっともっと貧しく辛い時代に、人は歌に希望を託しました。
歌が明日を照らす光になっていたのです。
暗い道を照らす希望の光、それが歌だったのでしょう。
だから街には美しい歌が流れました。
美しい歌が流れていた時代は、人々が美しく生きようとした時代。
希望を胸に、明日を生きようとしていた時代。
そんな思いから、このアルバムタイトルを「美しい時代のうた」としました。
今この時代にこの歌たちを唄うことは、けっしてノスタルジーではありません。
ともすると、希望を失いかけた今だからこそ、もう一度唄いたい。
きっと、これからの光のありかを示してくれるに違いない。
そんな気持ちで、臨みました。
今回、録音はできうる限り「同時録音」にしました。
偉大な先人たちと同じように、歌と伴奏とを一度に録る、というやり方。
お聞き苦しいところも多々あるかとも思いますが、機械に頼らず、
人間同士がかもし出す息づかいを感じていただければ幸いです。
美しい時代の歌たちが、ふたたび希望の光と力になれることを夢見て。

クミコ

追記:: 新参者の私に、このようなアルバムを作らせてくださったコロムビアの皆さまに心から感謝を。

クミコ
COCP-38555
COCP-38555 ¥1,500+税
収録内容はこちら
2014年6月18日発売
美しい時代のうた〜クミコ コロムビア カヴァーズ〜 カラオケ集
    2014年6月4日発売『美しい時代のうた 〜クミコ コロムビア カヴァーズ〜』
    のオリジナル・カラオケを収録したアルバムも発売!
kumiko
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