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ヴェルディのオペラのなかから歌手の見せ所となる名アリア、感動の二重唱、オペラを盛り上げる合唱場面など、超有名曲ばかりを集めて1枚のディスクに収めました。椿姫の「乾杯の歌」、アイーダのアリア「勝ちて帰れ」や「凱旋行進曲」など、耳にすれば誰もが知っている名曲ばかりが詰まって、DVD丸ごとが聴きどころ!しかも欧州の最新のオペラ・シーンを発信していることで定評のある Opus Arte レーベルのライヴ映像から名プロダクションだけをセレクトしているので、映像も演奏も超一流。CDでは歌詞を見ても何を歌っているのか分からなかったあの曲も、映像で観ればしっかり納得、オペラ専門家による解説もブックレットに付いた充実の内容です。誰にでもオススメできる贅沢なオペラ入門アイテム!
★はじめてのオペラ モーツァルト BEST16 を同時発売。
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《イル・トロヴァトーレ》 英国ロイヤル・オペラ2002
演出:イライジャ・モシンスキー、指揮:カルロ・リッツィ
ディミトリ・フヴォロストフスキー、ホセ・クーラ
1. アンヴィル・コーラス
2. ルーナ伯爵のアリア「君が微笑み」
3. マンリーコのカヴァレッタ「見よ、恐ろしい炎を」
《椿姫》 英国ロイヤル・オペラ2009
演出:リチャード・エア、指揮:アントニオ・パッパーノ
ジョセフ・カレヤ、ルネ・フレミング、トーマス・ハンプソン
4. 乾杯の歌
5. ヴィオレッタのアリア「そはかの人か〜花から花へ」
6. ジェルモンのアリア「プロヴァンスの海と陸」
《アイーダ》 リセウ大歌劇場2003
演出:ホセ・アントニオ・グティエレス、指揮:ミゲル・アンヘル・ゴメス=マルティネス
ダニエラ・デッシー ほか
7. アイーダのアリア「勝ちて帰れ」
8. 凱旋の合唱「エジプトに栄光あれ… 凱旋行進曲」
《オテロ》 リセウ大歌劇場2006
演出:ヴィリー・デッカー、指揮:アントニ・ロス=マルバ
ホセ・クーラ、クラッシミラ・ストヤノヴァ
9. オテロとデズデーモナの二重唱「すでに夜も更けた」
10. デズデーモナのアリア「柳の歌〜アヴェ・マリア」
73分収録
片面1層,チャプター有,メニュー画面
カラー/16:9
音声 ステレオ/ 1)リニアPCM48kHz/16bitステレオ 2)DTS5.1chサラウンド
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この1枚でヴェルディのオペラの見どころ・聴きどころがすべてわかる
吟遊詩人のマンリーコと相思相愛の女官レオノーラ、そこに割って入ろうとするルーナ伯爵の三角関係を軸に、マンリーコの出生の秘密が物語に暗い影を落とす《イル・トロヴァトーレ》。どろどろな人間関係がずっしり重いストーリーに、迫力満点の合唱・美しいアリアも満載で、これぞヴェルディというべき傑作オペラです。
この映像では、強靭な声と男くさい歌いぷりが魅力のホセ・クーラと、知的な歌唱を聴かせるロシアの貴公子、フヴォロストフスキーの声の競演が見もの。
とくにルーナ伯爵の「君が微笑み」は、フヴォロストフスキー本人が会心の出来というすばらしい歌唱です。
《カルメン》《ラ・ボエーム》とならび、日本で最も親しまれているオペラ《椿姫》。イギリスの名門歌劇場、ロイヤル・オペラからのこの映像は、ロイヤル・オペラの大人気プロダクションに、メトロポリタン歌劇場の女王ルネ・フレミングに、同じくアメリカの大バリトン、トーマス・ハンプソン、そして現在急速に力を伸ばしている若手テノールジョセフ・カレヤの豪華キャストが集結した、舞台もキャストも極上の願ってもない上演。
椿姫ヴィオレッタに恋するアルフレードが歌い始め、ヴィオレッタが歌い継いだ後、最後には大合唱となる「乾杯の歌」、ヴィオレッタがアルフレードへの想いに戸惑いながら歌う「そはかの人か〜花から花へ」、恋に道を踏み外した息子に語りかける父ジェルモンの「プロヴァンスの海と陸」など、目白押しの名曲を最高の歌唱で堪能することが出来ます。
エジプトの将軍ラダメスと、敵国エチオピア王女で身分を偽って奴隷としてエジプトの王女に仕えているアイーダとの悲恋を描いた《アイーダ》。とはいえ、大合唱の迫力と、絢爛豪華なセットにも期待がかかるのがこのオペラ。
リセウ大歌劇場のこの上演では、スペインの名画家ジョゼップ・メストレス・カバネスが歌劇場に残した貴重な舞台画を復元し、だまし絵的手法で舞台に古代エジプトの壮大な風景を出現させました。この舞台上で、大合唱とともに演奏される凱旋行進曲の場面は、圧倒的な迫力。
現代最高のオテロ歌いと評されているホセ・クーラが、渾身の演技と歌唱を繰り広げ、新たな名盤と目されているのが、リセウ大歌劇場からのこの映像。シェイクスピアの戯曲を題材とした《オテロ》は、キプロス島の総監に就任したムーア人のオテロが、悪魔的なイアーゴのたくらみの手に落ちて、妻デズデーモナの不貞を疑い、嫉妬の末にその手にかけてしまうという悲劇の物語。
オペラでの聴きどころは、何といってもデズデーモナの「柳の歌」。あんなにも愛し合っていたオテロの態度の変化が理解できず、悲しみに暮れて歌う「柳の歌」から、運命を予感して「アヴェ・マリア」へと歌い継ぐこの場面は、涙なくしては見られません。オーストリア宮廷歌手の称号をもつストヤノヴァの清廉な歌唱はこの曲の真の美しさに迫るものです。