商品情報
インフォメーション交響曲 第6番≪鳥と天使たち≫ 作品113
Symphony no.6 "Birds and Angels", op.113 (2013)
飯森範親 指揮 いずみシンフォニエッタ大阪
(いずみシンフォニエッタ大阪委嘱新作・初演)
2013年7月13日、いずみホールにおける
いずみシンフォニエッタ大阪第31回定期演奏会のライヴ録音
[コロムビアによる96kHz/24bit録音]
マリンバ協奏曲≪バード・リズミクス≫ 作品109
Marimba Concerto "Bird Rhythmics", op.109 (2010)
三村奈々恵(マリンバ)
飯森範親 指揮 山形交響楽団
2011年1月23日、山形テルサホールにおける
山形交響楽団第210回定期演奏会の記録用ライヴ録音
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鳥のように飛翔し、天使のように微笑む、田園的おもちゃのシンフォニー。
「鳥リズム法」コンチェルト、圧巻のライヴを併録。
NHK大河ドラマ「平清盛」の音楽で広く一般にもその名が浸透した、当代随一の人気作曲家、吉松隆の12年振りの新作交響曲がついにCDに。作曲の委嘱を行った、いずみシンフォニエッタ大阪のコンサートのライヴ録音です。
サブタイトルにある「鳥」と「天使」は、ともに吉松作品の曲想を支える重要なテーマで、作曲のイメージは、空を飛びひたすら歌を囀る自由な鳥と、人間を傍観しながら透明にただ浮遊する天使の絵が描かれた「音のおもちゃ箱」。室内オーケストラ編成による、鳥のように飛翔し、天使のように微笑む「Pastoral(田園)」的な「Toy(おもちゃ)」のシンフォニーといった趣の作品ですが、その演奏には極めて高度なアンサンブルの精度とテクニックが要求されます。選り抜きの名手を擁するいずみシンフォニエッタ大阪と、常任指揮者、飯森範親のシュアなバトンが、この精妙なスコアを見事に音化しました。
フィルアップには、飯森が音楽監督を務める山形交響楽団の定期演奏会の記録用ライヴ録音から、三村奈々恵を迎えて演奏されたマリンバ協奏曲を収録。タイトルの「バード・リズミクス」とは、「鳥たちのリズム法」の意。
吉松隆の最新のオーケストラ作品をカップリングしたファン待望の1枚です。
●吉松隆(作曲家)
1953年(昭和28年)東京生まれ。作曲家。
少年時代は手塚治虫のような漫画家か、お茶の水博士のような科学者になろうと思っていたが、中学3年の時に突然クラシック音楽に目覚め、慶應義塾大学工学部を中退後、一時松村禎三に師事したほかはロックやジャズのグループに参加しながら独学で作曲を学ぶ。
1981年に「朱鷺によせる哀歌」でデビュー。以後いわゆる「現代音楽」の非音楽的な傾向に異を唱え、調性やメロディを復活させた「新(世紀末)抒情主義」および「現代音楽撲滅運動」を主唱、交響曲6曲や協奏曲10曲を始めとするオーケストラ作品を中心に、〈鳥のシリーズ〉などの室内楽作品、〈プレイアデス舞曲集〉などのピアノ作品のほか、ギター作品、邦楽作品、舞台作品など数多くの作品を発表する。1998年からはイギリスのシャンドス(Chandos)とレジデント・コンポーザーの契約を結び全オーケストラ作品が録音される。
最近ではキース・エマーソンの作品「タルカス」をオーケストラ用に編曲し大きな反響を受けた。また2009年映画太宰治原作「ヴィヨンの妻〜桜桃とタンポポ〜」の作曲を監督の根岸吉太郎氏の指名により手掛け、日本アカデミー賞優秀音楽賞を受賞。
2003年放映TVアニメ「アストロボーイ/鉄腕アトム」の音楽も担当。2012年放送NHK大河ドラマ「平清盛」の音楽を担当し、2枚のサウンドトラックに加えボックスセットを日本コロムビアよりリリース。
評論・エッセイなどの執筆活動のほか、FM音楽番組の解説者やイラストレイターとしても活躍中で、著書に「図解クラシック音楽大事典」(学研)、「夢みるクラシック交響曲入門」(筑摩書房)、編著書に「クラシックの自由時間」(立風書房)、また自伝「作曲は鳥のごとく」(春秋社)などがある。
2013年3月20日には幻のデビュー作から大河ドラマ「平清盛」までの作曲家・吉松隆60年の集大成「吉松隆還暦コンサート『鳥の響展』」を東京オペラシティで開催、高評を得た。
公式HP:http://homepage3.nifty.com/t-yoshimatsu/