■GO-GO KING RECORDERS
   original recording VOL.1

 ■今回のコンピレーションに関して・・・

 ■加納直喜プロフィール
■今回のコンピレーションに関して・・・
LAでマスタリングを終え、できたばかりのマスターを大音量で聞きながら成田から都内へ急ぐ。レインボーブリッジを渡り品川埠頭にさしかかったあたりで偶然にも9 曲目のLittle Wingが流れた途端、僕は久々にボロボロに泣いた。1994年春、今は亡きギムラ氏とこの埠頭に来てスタジオを作ろうと真剣に話し合ったあの時が、思えばGO-GO KING RECORDERSの始まりだった。翌年、奇しくもギムラ氏の命日となった日にスタジオがオープンしてから10年余り。たくさんの素晴らしいミュージシャン達が次々に集い、語り、奏で、そして数々の素晴らしい音楽がここから世に出ていった。

かけがえのない機材とすばらしい仲間に恵まれ支えられ、企画段階から約一年、ようやく「GO-GO KING RECORDERS original recording VOL.1」が完成しました。スタジオと同名のハウス・プロデューサーズ・バンド共々、ヴィンテージ機材と他にないルーム・サウンドで独自のスタイルを貫いてきたGO-GO KING RECORDERSが、無事に最初のdecadeを迎え、次のステップへと踏み出すにあたっての記念碑的な意味も込めた日本初のスタジオ・コンピレーションアルバム。すべて新録、エンジニア加納直喜とGGKR/studioのソロ・アルバムと言うべき、前代未聞のオリジナル・アルバムです。これ以上ないだろうというほど真剣に、真摯に、真っ当に、僕はこのアルバム作りに打ち込みました。マスタリングでさえ納得のいくまでやり直して、やっとできあがったアルバムです。アーティストと僕の真剣勝負、僕たちの音楽に対する熱い思いは、感動という形で聞く人の心に必ず届くと信じています。

不覚にも大泣きしてしまうほど感動的な演奏を僕に録らせてくれたアーティストの皆さんに、僕のこの途方もないアイデアを現実のものにするために力を尽くして下さった多くの方々に、僕に力を与えてくれるこの世のあるいは天国にいる仲間達に、そして音楽の神様に、心から感謝します。−みんな、ほんとにありがとう。
   
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