1932年から本格的なリリースを開始したスプラフォンは、長い歴史を誇るチェコのレコード会社です。
戦後はチェコの国営レコード会社として発展し、同国の有名アーティストを独占的に録音してきました。
わが国では1960年代初頭から、日本コロムビアが継続して国内盤をリリースしております。
指揮者のターリヒ、アンチェル、ノイマンが振ったチェコ・フィル。弦楽四重奏団としては、スメタナ四重奏団。ピアノ三重奏のスーク・トリオ。ヴァイオリンのヨゼフ・スーク、チェンバロのルージッチコヴァー、ホルンのティルシャル兄弟など、ソリストにも名人が顔を揃えていました。
スメタナ、ドヴォルザーク、ヤナーチェク、マルティヌー、スークといったチェコ出身の作曲家たちの作品、また室内楽ジャンルに関しましては、バロックから現代音楽まで、他社の追従を許さない信頼感を勝ち得てまいりました。
しかし、上記のような有名アーティストの陰に隠れて、いわゆる名盤と称されるべきレコードが、充分な評価を受けられないまま市場から姿を消してしまった例も枚挙にいとまがありません。
今回のヴィンテージ・コレクションは、こういったマニアの間で根強い評判を呼んでいる「隠れ名盤」を中心に、まずリリースを開始します。

■「スプラフォン・ヴィンテージ・コレクション」第1回リスト一覧 【価格は税込】
1. スメタナ:連作交響詩「わが祖国」(全曲)[シェイナ] COCQ−83806 \1,260
2. ドヴォルザーク:
スラヴ舞曲集 作品46&72(全曲)
[シェイナ]
COCQ−83807 \1,260
3. チャイコフスキー:
交響曲第6番 ロ短調 作品74「悲愴」
[マタチッチ]
COCQ−83808 \1,260
4. チャイコフスキー:
交響曲第5番 ホ短調 作品64
[マタチッチ]
COCQ−83809 \1,260
5. チャイコフスキー:
交響曲第1番 ト短調 作品13「冬の日の幻想」
ボロディン:交響曲第2番 ロ短調 作品5
[スメターチェク]
COCQ−83810 \1,260
6. メンデルスゾーン:劇音楽「真夏の夜の夢」
(序曲/夜想曲/スケルツォ/結婚行進曲)
/序曲「フィンガルの洞窟」作品26
/序曲「静かな海と楽しい航海」作品27
[スメターチェク]
COCQ−83811 \1,260
7. J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲(全6曲)
BWV.1046〜1051
[ムンツリンゲル]
COCQ−83812〜3 \2,100
8. ヘンデル:
水上の音楽・第1組曲/王宮の花火の音楽
[ムンツリンゲル]
COCQ−83814 \1,260
9. チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 作品23
プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第1番 変ニ長調 作品10
J.S.バッハ:クラヴィーア協奏曲第1番 ニ短調 BWV.1052
[リヒテル]
COCQ−83815 \1,260
10. ショパン:ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 作品11
モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番 イ長調 K.488
[C=ステファンスカ]
COCQ−83816 \1,260
11. ラロ:スペイン交響曲 作品21
ラヴェル:ツィガーヌ
[ヘンデル]
COCQ−83817 \1,260
12. グラズノフ:ヴァイオリン協奏曲 イ短調 作品82
ヴィエニャフスキ:
ヴァイオリン協奏曲第2番 ニ短調 作品22
[ヘンデル]
COCQ−83818 \1,260
13. バルトーク:ヴァイオリン協奏曲第1番 遺作
バルトーク:ヴァイオリン協奏曲第2番
[ジェルトレル]
COCQ−83819 \1,260
14. メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 作品64
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番 ト短調 作品26
ベルク:ヴァイオリン協奏曲(1935) 
[スーク]
COCQ−83820 \1,260
15. ドヴォルザーク:
 弦楽四重奏曲第10番 変ホ長調 作品51
 弦楽四重奏曲第13番 ト長調 作品106
 [ヴラフQ]
COCQ−83821 \1,260
16. ベートーヴェン
 弦楽四重奏曲第7番 ヘ長調 作品59-1
 「ラズモフスキー第1番」
 弦楽四重奏曲第2番 ト長調 作品18-2
[ヴラフQ]
COCQ−83822 \1,260
17. チャイコフスキー:弦楽四重奏曲第1番 ニ長調 作品11
ボロディン:
 弦楽四重奏曲第1番 イ長調/弦楽四重奏曲第2番 ニ長調
グリンカ:弦楽四重奏曲 ヘ長調
[プラハQ]
COCQ−83823〜4 \2,100
18. ヤナーチェク
 弦楽四重奏曲第1番 「クロイツェル・ソナタ」
 弦楽四重奏曲第2番 「ないしょの手紙」
 
[ヤナーチェクQ]
COCQ−83825 \1,260
19. ヤナーチェク
 霧の中で(4つのピアノ小品)
 ピアノ・ソナタ「1905年10月1日」

 /ピアノ小品集「草陰の小径にて」
[パーレニーチェク]
COCQ−83826 \1,260
20. ヤナーチェク
 歌曲集「消えた男の日記」
 〜テノール、アルト、女声三部合唱とピアノのための
 
[ゲッダ]
COCQ−83827 \1,260

【驚くべき高音質で蘇えるマスターテープの響き】
チェコのスプラフォンの倉庫に眠るマスターテープを24bitハードディスクにそのまま落とし込み、これまでに耳にすることができなかった高音質の再生が可能になりました。アナログ・テープの素晴らしい音質をそのままお楽しみいただけます。

【装飾美術の国チェコの斬新な感覚にあふれたジャケットを再現】
世紀末のデザイン界を席巻したアルフォンス・ミュシャは、チェコの首都プラハの出身。その伝統を受け継いでか、50年代・60年代のスプラフォンのジャケット・デザインも、時代感覚を超越した斬新さにあふれていました。今回のシリーズでは、出来得る限り当時のジャケットを再現しました。

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