MORISAKI WIN インタビュー
MORISAKI WINの歌う「俺こそオンリーワン」は新番組『暴太郎ドンブラザーズ』の主題歌
苦しかったけど楽しかったこの楽曲にパワーを感じて欲しい!
先日3月6日よりスタートした新番組のスーパー戦隊シリーズ第46作『暴太郎(あばたろう)戦隊ドンブラザーズ』!そのオープニング主題歌を歌うのは、森崎ウィンとして役者でも活躍しているMORISAKI WINさんだ!
当日は作曲・編曲のフワリさん、作詩の及川眠子さん、井上・磯田・深田プロデューサーも同席した。
コントロールルームでは穴井ディレクターの隣にフワリさんも着席して、意思疎通も素早く出来る態勢だ。開始前の声出しを一通りしてみる内に、
WIN「アッハ!分からなくなっちゃった!」
フワリ「(※いろいろアドバイスしてから)その言葉を引っ張ってニュアンスをつけて!」
WINさんはレコーディングブースの中から、ハンドアクションを交えてのアイコンタクトをしている。
穴井D「歌う方は難しいよね。コチラ側はいろいろ言うけど。でも、ゴン攻めしましょう。去年の流行り言葉だけど…」
そしてゴン攻め?しきったレコーディング本番では、直前のアドバイスの成果もあり順調に進み、「カッコ良さもあるしカワイイのでは!」と大満足の様子の穴井Dであった。
―――レコーディングの終わった直後ですが、今のお気持ちはいかがですか?
そうですね、ホントにたった今終わりました。とりあえずとてもホッとしています(笑)カッコいい曲ですし、今回の作品にもピッタリだとデモの段階から思っていました。でも歌うとなると本当に難しいので、録り終えて安心しました。出来上がりが僕自身楽しみです!
―――この曲のオファーを受けた時はいかがでしたか?
嬉しかったですね!「スーパー戦隊作品で1年間のオープニングを歌いますよ」って、これは歌手として一つ認められたのかな?と思いました。今までは僕自身が役者として出演して作品に携わることはあったのですが… 僕はコロムビアからデビューして2年目に入りましたが、音楽面で携わる事が出来ること、また歌手として自分の歌声が作品の顔の一つになるのは嬉しい限りです。
―――この曲の歌詩やメロディーで、お気に入りのところはどこですか?
やっぱり「俺こそOnly one(オンリーワン)」ってとこですかね。あとBメロがメチャクチャカッコいいと思います。リズミカルでメロディアスにキャッチーなところですね。全体的にキャッチーなんですけど、個人的に好きなのはBメロの駆け上がって行く感じです。言葉としては「悲しみを退治してゆく」です。「心は 輝きながら 悲しみを退治してゆく」って、出来るようでなかなか出来ない事ではないですか。1番の敵って(番組で)出て来る敵では無く、自分との戦いであったり悲しんでマイナス思考になった時にどう立ち直るかが、重要だと思うんです。この歌詩からとてもパワーのもらえる箇所ですね。
―――歌っていて苦労したところなどはありましたか?
全部です!(笑)
メチャクチャカロリーを使う歌でした。歌手人生の中でも、また一つ大きく勉強になった楽曲でしたね。まぁ、毎回勉強なんですけど。自分の引き出しが、これでまた増えたら良いと思います。
―――大変だったと仰いますが、反面とても楽しそうでしたね。
ホントですか?(笑顔)それは楽曲も歌詩もとても良いので、その楽曲に並べられたワードに乗っかって行くだけで、楽しい所に連れて行ってもらったという感覚です。
―――総合的にこのレコーディングは「楽しかった」と言うことですね。
楽しくないレコーディングは基本的に無いんですけど(笑)…音楽は好きなので楽しいんですよ。でも作っている間は楽しくないですよ。苦しいです。何かを生む時は苦しみます。自分のイメージしている通りに出来ている部分と出来ていない部分で、自分との戦いになります。その瞬間は苦しいのですが、それが終わって乗り越えた時は楽しいところに戻って来ますね。
―――この歌を歌う時のWINさん的ワンポイントアドバイスをお願いします。
とにかく楽曲を細かく聴いて下さい。とても色々な音符が並べられていて言葉も詰まっています。今の時代に合っていると言えばそうなんですが、言葉一つ一つを追いかけて行くためには、何回も聴いて欲しいなと思います。あとはリズム感ですかね。リズムにも集中して聴いて下さい。カラオケなどで歌う時に、そのリズムに乗って行くと…曲が始まると身体は勝手に乗って行くとは思いますが、そこになおかつ歌としてもアプローチして行くと、とても楽しく歌えると思います。
―――レコーディングの最中にも結構ライブの事を気にされていましたが、その内きっとライブのオファーはあるかと思います。ライブのイメージはいかがですか?
ライブで歌っているイメージはもちろんあるのですが、どういった場所でどのように歌うのかは、僕自身楽しみな所ではあります。この歌はライブで歌ったらとても盛り上がりそうな予感はとてもしています。むしろ早くライブで歌えるようにしたいですね。レコーディングは終わったのですが、ライブに向けての練習をして行きたいと思います。
―――このオープニング曲にはダンスがあるとの事ですけど、いかがですか?
まだどのようになるかはハッキリと決まっていないので、ライブがある時はぜひ楽しみにしていて下さい。踊る気満々です!
―――WINさんにとってのヒーローの思い出をお聞かせ下さい。
小4で日本に来たので、実は僕は日本のスーパー戦隊シリーズは、正直なところあまり見た事が無いんで すよ。ミャンマーに住んでいた時は、向こうで『POWER RANGERS(パワーレンジャー)』は見ていました。日本ではそこにあまり触れるタイミングが無く日本語を勉強していましたね。作品名は憶えていないのですが、ブラックが好きでした。
―――今の時代に流れる『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』の主題歌を聴いた子どもたちに何を感じて欲しいですか?
その作品を見て音楽を聴いてどういった感想を抱くかは、その人の自由で良いと思います。僕らがモノを作る時にエンターテインメントは…日常からかけ離れた所に連れて行ってくれるのがエンターテインメントだし、自分の休息のひと時を過ごすのもエンターテインメントだと思います。明日への糧だったり…今回の楽曲で言えば「Power(パワー)」ですかね。嫌な事があっても「この歌で吹き飛ばして行くんだ!」と前に突き進んで行く、その力添えになる楽曲になれば良いと思います。
―――この先1年間は、この歌をかなり歌うことになるかと思いますが、ぜひ意気込みをお聞かせ下さい。
とにかく沢山の方に、この作品そしてこの楽曲が届きますようにと気持ちを込めて歌います。『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』の主題歌を歌う身としての自覚を持って…生活して行きたいと思います!(照)
穏やかな物腰でお話するWINさんだったが、手振りも豊かで英語的な発音には、海外出身の雰囲気がじんわり滲み出ていた。ご本人も話していたが、こんなご時世だけど早くライブがやりたいそうだ。そこで披露されるMORISAKI WINさんの歌声に期待は大きい。
「俺こそオンリーワン」
作詩:及川眠子
作曲・編曲:フワリ
歌:MORISAKI WIN
この歌は4月6日(水)発売の『暴太郎戦隊ドンブラザーズ 主題歌』に収録。