暴太郎戦隊ドンブラザーズ

スペシャル

和泉風花 インタビュー

和泉風花が吉良きららとして歌う挿入歌「キララ・スマイル」

絶対アイドルになりたい!「マインドきらら」で「主役は私よ!」

絶賛放送中の『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』のドン12話「つきはウソつき」(脚本/井上敏樹、監督/山口恭平)(5月22日放送)に登場したアイドルの卵の吉良きらら。
キャラクターを演じた上に、さらに挿入歌「キララ・スマイル」も歌ったのは声優の和泉風花(いずみ・ふうか)さんだ。

出演シーンの撮影と並行して行われた「キララ・スマイル」は、スーパー戦隊ソングお馴染みのスタジオで収録された。
そこには穴井ディレクターはもちろん、作詩・作曲の金子麻友美さん、作曲・編曲の久下真音(くした・まいん)さん、松浦プロデューサー補佐が同席だ。

マイクテストを兼ねた声出しから、和泉さんは楽しそうにノリノリである。
穴井ディレクターから「押すところと、引くところがあると効果的」とのアドバイスがあると、金子さんからは「できるだけ地声で」と続く。真面目な面持ちで頷いた和泉さんは即座にそれを取り入れ、レコーディングスタッフはみな満足気な表情であった。

和泉風花1

―――レコーディングがたった今このブースで終了しました。ご感想はいかがですか?

とても楽しかったです♪ 素直に言って。ここまでのアイドルソングを歌わせて頂ける機会もないのです、現場のスタッフさんにコールを入れていただいたりもして、目の前に本当にファンの皆さんが居るかのようにレコーディング出来たと思います。

―――和泉さんはもちろん初めてのレコーディングではないですよね。

ハイ。何度かやらせて頂いています。今回はアイドルの卵の役で、このようなアイドルソングを作って頂いた上に、振りまで作って頂いています。

―――それで収録中の姿も笑顔で踊っていたんですね。

もうライブ気分で歌ってました。楽しかったです。

―――今回はご出演もされてますね。これまでもドラマ出演はありましたか?

一度も無いんです。まったく初めてで、舞台の経験も無く、自分で身体を動かして演じるのが初めてなんです。声優のお仕事をしているので、声以外のお芝居をしたことはありませんでした。撮影は始まったばかりなんですが、今からもうドキドキです。未だに自分の状況が理解出来ていない感じです(苦笑)。何が起こっているんだろう?、って(笑)

―――オファーを受けた時はどう感じましたか?

正直なことを言うと…「え?何で?」と思いました。前向きな気持ちではあったのですが、まさか私を選んで頂けるとは思っていなかったんです。「え?何で何で?」と思った反面、クランクインはとても楽しみでした(笑顔)。実際に撮影に入ると、声の芝居と違う部分がとてもありましたね。新しい世界を見せて頂いたのですが、最初の戸惑いは凄かったです。でもとても有難いとも思いました。

―――もちろん歌と芝居は同時にオファーをされたんですよね。

そうですね。歌うキャラクターで踊ったりもしますよ、とのことでした。

―――最初にこの歌を聴いた時はどう感じましたか?

滅茶苦茶キャッチーだな!と思いました。一度聴いただけで、結構覚えられたんです。そこまでの曲ってそんなに無いように思います。そして「アイドルの卵」にはとても相応しい曲だと思いました。

―――既にクランクインはしたとの事でしたが、初めてカメラ前に立った時はいかがでしたか?

監督とお会いして「一度やってみて下さい」となった時が、一番緊張しました。でもカメラが回り始めてしまったら、意外と気にはならなかったですね。自分がそこに存在して、たまたまカメラもそこにある、というような感覚で演じられた気がします。まだ私ひとりのシーンしか撮影していないので、これからご一緒する共演者の方やきららのファン役の方との撮影を前にとても緊張しています。「いや~どうなってしまうんでしょう?」って気持ちです。

―――この曲で心に残った歌詩やフレーズはどこですか?

きららは勝ち気で「絶対にアイドルになる!」と思っているキャラだと思っていて、2番の「羽ばたく日 夢見てるの 絶対 絶対 叶えてみせる」は今のきららの根本の部分だと思います。そしてこの一曲が、きららの全てだと思ったんです。みんなを釘付けにしたいキラキラな思い、後半には「絶対にアイドルになる!」「私がアイドルだよ!」と、前のめりの強い気持ちの言葉も出て来ます。
「あ~これは吉良きららの歌だな」と本当に思いました。サビの「キラキラ・ギブ・ミー キラキラ・ギブ・ユー」は、インパクトが強くてメチャクチャ強烈ですね。「デビュー曲」って感じがしました。

―――今日は作詩・作曲の金子麻友美さん、作曲・編曲の久下真音さんも同席でしたが、お二人の前で緊張などはありませんでしたか?

緊張するかな、と思ったのですが、歌い始めたら意外ときららのメンタル「マインドきらら」になったので大丈夫でした。きららなら緊張はしないと思います(笑顔)

―――さらには合いの手で、穴井ディレクターや松浦プロデューサー補も参加していましたが。

正直、あの時間が一番楽しかったです(笑)。私が初めてディレクターズチェアに座ってトークバックを押して「とても素晴らしいです」とお伝えしたりもしました。お二人とも経験者みたいにお上手なコールをして下さって、私自身が応援されているように感じられ、とても嬉しかったです。私のファンになってくれたのかな?と錯覚するほどでした(照)

和泉風花2

―――この歌をファンの皆さんが歌う時のワンポイントアドバイスをお願いします。

そうですね…。「かわい過ぎて 問題でも?」や「まぶし過ぎて 問題でも?」のところは、本当にそう思って歌うと良いと思います。「何言ってるの?問題無いよね?」(※人差し指を頬に当てて小首を傾げる)って気持ちだと、それっぽくなるのではないでしょうか。なりきって、本当に思い込む事です。「主役は 私よ!」と思い込む事が、一番の近道だと思います。

―――今回はスーパー戦隊の挿入歌ですが、これまでスーパー戦隊やヒーローの思い出って何かありますか?

私も日曜朝のあの時間帯にスーパー戦隊シリーズを観て育って来た子どもなんです(笑顔)。その作品に自分が出ると言うことにビックリです。あの時の私に「オイオイ、出るぞ!」と言ってあげたいです(笑)。
ちょっと前の作品ですが、『宇宙戦隊キュウレンジャー』は毎週欠かさず観てました。「人数最多」の告知で、「えっそんなに人がいてどうなるの?」って気になって観ていましたね。
メンバー内の関係性も回を追うごとに掘り下げられたり…人間とそうではない異種族のメンバーとの交流が描かれたり、最後まで大人が観ても楽しめる内容だなと思いました。

―――「オイオイ」と声をかけたかった頃のご自分は、どんな作品をご覧になってましたか?

えーっ!何だったろ?…あの頃は、何も考えずに「楽しいー」って気持ちで観てたと思います。ただ私はレッドよりもブルーが好きなタイプで、クール系が好きでした。今観たら「みんな素敵だ」と思うと思いますけど。
それから『キュウレンジャー』のキュータマは買って集めてました(笑)

―――今回はアイドルとしてのご出演ですが、スーパー戦隊に出るならば「変身してみたい」などはありませんでしたか?

そうですね。戦ってみたい、という気持ちはありますね。アクションは未経験なので、助ける側のポジションにもなれれば楽しそうです。
今回きららは怪物にもヒーローにもならない特殊なポジションなので、貴重な体験だと思います。でも自分が怪物になったシーンとかは見てみたいと思いますね。

―――今後またスーパー戦隊で歌や出演のオファーがあったら、どんな歌を歌いどんな役をやってみたいですか?

役でしたらピンクではなく、ホワイトやシルバータイプの知的なヒーローでしょうか。自分が真逆のタイプなので憧れなんですけど。
それかマスコット的なキャラ…本業は声優なので、ヒーローたちをサポートするマスコットキャラのCV(※キャラクターボイス)などは楽しそうだなと思います。
歌は今回がアイドルでしたので、「ゴー!ゴー!」みたいに勢いがあって、1番良いシーンで流れるようなイケイケなアクションソングを歌ってみたいですね。

スーパー戦隊ソング、さらに出演、生身での演技、と初めてづくしの『ドンブラザーズ』をとても楽しんでいるような和泉さん。
「タロウさんに無理矢理縁を作ってもらって、また出させて頂けたら嬉しいです!」と最後に語っていた。

ダウンロード、ストリーミングで現在好評配信中!
「キララ・スマイル」
歌:吉良きらら(和泉風花)
作詩:金子麻友美
作曲:久下真音、金子麻友美
編曲:久下真音

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