――まずはレコーディングを終えた感想を教えてください。

スタッフのみなさんに助けていただきながら、そして、(富永)勇也くんの声を聴かせていただきながらレコーディングができたので緊張せず安心して臨むことができました。
歌うことは好きでしたがそれだけでレコーディングできるのか?と思っていたのですがスタッフさんのおかげで楽しく歌うことができました。

――ディレクションを受けながら歌うことも初めてだったと思うのですが。アフレコとは異なりましたか?

全然違いますね。別の感じでした。でも、やることはタロウとして歌うことだったので、そこはアフレコと共通のことでした。

――タロウが歌う、というイメージはどのように準備されましたか?

タロウが歌うんだったら、変身の直前だと思ってました。お祭りテンションにたどり着く寸前のテンションが歌うときかなとか、変身前と変身後のちょうど真ん中くらいかなとかイメージしながら臨みました。

――歌詩をご覧になって、気になる歌詩は有りましたか?

「真実でなければ　価値などない」がタロウの中で迷った部分というか、ソノイから「美しい嘘もあるんだよ」って教えてもらう前の悩んでいたタロウの気持ちなので、一番最初のフレーズは印象に残っていますね。 あとソノイは、タロウに対して反対の歌詩がくるのが良いですね。特に「喜び」に対する「悲しみ」。タロウとは逆の道ではないけれど、同じ方向を向いているのに何故か逆の発想になるのが面白いと思いました。

――普段はどのような音楽を聴かれますか?

菅田将暉さん、Creepy Nutsさん、Vaundyさんが好きでよく聴いてますね。

――今後、ソロのキャラソンではどのような曲を歌ってみたいですか?

次はドンモモタロウに近い曲を歌いたいです。今回はタロウとソノイの、タロウの悩みとか、ソノイとの不穏な気配を感じる歌だったので、次は楽しいお祭り気分の歌を歌ってみたいですね。
今回の曲はいつもの特撮作品のファンからすると「そう来たか!」って驚く曲かと思うのですが、ソロの曲は子どもたちが元気になるような、OP「俺こそオンリーワン」のような感じが良いなと思ってます。今回の曲はEDの感じがあるので、次はOPのような感じの歌を歌ってみたいですね。

――「月ノミゾ知ル。」はどこかで生で歌唱したいですか。

歌いたいです。超英雄祭で日本武道館で歌いたいです。あと、本編でも流してほしい!

――どういうシーンで流してもらいたいですか?

ソノイとタロウが、正々堂々対決する時。もう、ドン15話でソノイが力を貸してタロウを助け、ドン16話でお互いが信用し合えたということがあったのですが。今後、お互いの立場のために、どうしても対立しなくてはならない理由で二人が素面で戦っているシーン、ソノイとタロウは戦いたくない、でも戦わなくちゃいけない!お前のことは信用しているけど、戦わざるを得ない時に流して欲しいです。

――この曲を聴いてくれるファンの皆さんにメッセージをお願いいたします。

この曲は、ソノイとタロウを応援してくれている、二人の関係性を愛してくださっている人たちにとってはすごく刺さる曲なんじゃないかと思っています。今後もさらに気になるような歌詩になっているので、タロウとソノイのこれからの関係をもっともっと深く観ていきたいと思う方にはぜひ聴いていただきたいと思っています。どうぞ「月ノミゾ知ル。」をよろしくお願いいたします。