"雨上がりに"
さぁぁぁと斜めに飛んでいた雨が止んで、陽の光がさしてきたら
薄緑の柔らかい葉が熱で少し蒸れてきて、にわかに心地よい湿度がでてきた。
どこか懐かしいような木と土の香り。
雫に辺りが反射して、まわりがだんだん白く見えてくると、
頭の右の奥あたりがきゅんとしてきた。
気持ちが少し浮きあがってきたみたいだ。
ぴしぃぃんと一度たたんだ傘をまた開いてゆっくり回しながら、
軽くステップを踏んでみる。
明るすぎて真っ白な世界で傘がくるくると回る、
万華鏡のように増えながら傘が回る。
今から何処へ行こう?何処へでも行けるし、何だってできる。
そんな気がする雨上がりに。
After the Rain
(英訳ではありません)
In the light you can see The place that you've
never intended to forget
After the rain you can see
The increasing moment of the massive white world
Breezing, hopping, circling within the Kaleidoscope
Now you can head for
Anyplace that you feel destined for
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