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1.《霧笛荘のテーマ》港の見える部屋
  [Sound]−
2. 鏡のある部屋
3. 朝日のあたる部屋 [Sound]−
4. 瑠璃色の部屋
5. 花の咲く部屋 [Sound]−
6. マドロスの部屋
7.《エピローグ》ぬくもりの部屋
作曲:加羽沢美濃(1,4,5,7)、阿部篤志&今野均(2,3,6)

高嶋ちさ子(ヴァイオリン)、今野均(ヴァイオリン)、遠山哲朗(ギター)、竹下欣伸(ベース)、奥田真広(パーカッション)、加羽沢美濃(ピアノ、キーボード)、阿部篤志(ピアノ)、広田XX(オーボエ)、朝川朋之(ハープ)、今野均ストリングス 他

録音:2004年11月29日、12月1日 コロムビア・スタジオ


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1.《霧笛荘のテーマ》港の見える部屋
 ※解説中の(♪)をクリックすると試聴できます。【WindowsMedia】
space 港のそばに立つ奇妙な洋館、霧笛荘。港から湧く霧を4本のチェロが表現(♪)し、その霧の中からオーボエのメロディー(♪)が霧笛荘のメインテーマとして浮かび上がります。
死に場所・・・を求めて霧笛荘にたどり着く千秋を象徴するのが、オーボエに寄りかかりながら登場するヴァイオリン(♪)ピアノの速いパッセージ(♪)は千秋の抱える過去。一人では生きることも死ぬことも出来ない千秋に、もう一人のヴァイオリン(♪)として眉子がからみます。
<作曲:加羽沢美濃>
2. 鏡のある部屋
space 幸せに見えながら、常に満たされない不安を抱える眉子を象徴するのが、割り切れない三拍子。不安定な和声とメロディーも、眉子の揺れ動くキャラクターを表しています。途中現れるベースのソロは、お人好しの鉄夫。
ヴァイオリンのカデンツとともに、眉子は新しい世界に踏み込みます。そして、最後まで自分を探して結局見つからない眉子を暗示するように、曲は解決しないままエンディングを迎えます。
<作曲:今野均&阿部篤志>
3. 朝日のあたる部屋
space くすぶりやくざの鉄夫。不遇だが決して悪くはない鉄夫の人生を象徴するようなブルースのグルーブ。ドックの船を象徴するベースライン。「カンカン虫」を思わせるパーカッションのフィルに思わず微笑んでしまう。口うるさい鉄夫が持つ優しさは、ベースとギターがよりそうユニゾンに感じられます。次話の主人公でもあるギタリストの四郎は、ロック風のギターが表しています。
<作曲:今野均&阿部篤志>
4. 瑠璃色の部屋
space 全体を流れるコラール風のオルガンは、降り始めた小雪と天使のようにやさしく美しく強かった姉。オーバーラップするギターが、ギタリストをめざして上京した四郎の姉への想い、そして、実の姉と同じ優しさで包んでくれた「おなべ」のカオルへの感謝の気持ちを語ります。四郎が奏でる姉へのレクイエムが、切なく胸に響きます。
<作曲:加羽沢美濃>
5. 花の咲く部屋
space 誰もいない部屋で気高く咲き続ける花のように、気品あるクラシカルなメロディーをピアノが奏でるノクターン。誰も愛せなかった悲しみを包み込むように、カオルの心の叫びがあくまでも美しく流れていきます。
<作曲:加羽沢美濃>
6. マドロスの部屋
space マドロスが愛する船を表すボレロのフィーリング。マドロスはチェロ、「架空の」許嫁はヴァイオリン。ベースのアルコが、戦争に赴く船の重々しさを表し、回想するようなチェロのメロディーが、淡い幸福を感じさせます。
激しい戦いの後に回帰するヴァイオリンの音はどこか悲しげで、割り切れないまま最期を迎えます。
<作曲:今野均&阿部篤志>
7.《エピローグ》ぬくもりの部屋
space 霧笛荘が教えてくれたもの、それはお金で買えない大切なもの。ひとりひとり違うけれど・・・
メインテーマが再び現れ、ピアノが住人たちの回想を語ります。そして続く柔らかなストリングスのコラールの上で感動的に歌われる祈りのメロディーが、日常を超えた安らぎと愛を伝えてくれます。
<作曲:加羽沢美濃>



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Producers : Hiromasa Shimada & Hiroyuki Okano/Recording Engineer : Toshiyasu Shiozawa/Assistant Engineer : Ryosuke Fujii/Mastered by Hiroshi Sato/Design : Nami Narita (C2 design)/Booklet Editor : Hiroshi Ajimoto/Booklet Cover Illustration : Rieko Mizuguchi/Cover Logo Design: Tadahiko Kataoka/Coordination : Jun Kamo/Promoters : Shinichiro Yoshino, Yukihito Hashimoto, Yukiko Hosoyama, Jin Morisaki & Tomoko Isawa/Sales Promoters : Koji Hashimoto & Minoru Murayama /Thanks to:Satoshi Gunji (KADOKAWA SHOTEN) Reika Miura (KADOKAWA SHOTEN) Hitomi Machida (KADOKAWA SHOTEN)/Special Thanks to: Tsuguhiko Kadokawa, Sadahiko Hirose/Very Special Thanks to : Jiro Asada/Executive Producer : Hiromasa Shimada/Columbia Music Entertainment, Inc., Columbia Songs, Inc./Mino Kabasawa uses YAMAHA Clavinova



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