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【入賞】
■清野桃花さん ○愛犬 ”タマ”に ○今までいっしょに過してきてくれてありがとう。 タマは旅行に行って10年目になります。私が3歳のとき天国へ行きました。私とタマはいつもこっそり2人で”にぼし”を食べていました。私にとって、1番大切なトモダチ、そして家族でした。タマは人間の年齢で言うと80歳くらいの老犬でママが中学生のときから飼っていました。茶色の雑種で両耳がたれていて、歩くとパタパタ動く、とてもかわいい犬です。タマは毎日、我が家の玄関にいました。今でも、タマがくさりでつけた柱のキズや、玄関のあがり台の座っていた跡が残っています。タマの最期は、足にできたがんが原因です。手術をするにも、麻酔をすればそのまま死んでしまうかもしれないという深刻な病状でした。 だから、手術はあきらめて薬での治療を行いました。タマが天国に行く前の夜、タマは「クゥーン・・・」と鳴いていました。 その声は、朝方に聞えなくなりました。見られたくなかったのか、タマはげた箱の隙間にかくれて死んでいました。小さかった私にはママが 「タマはいつも玄関につながれていて、散歩のときにしか外に出れないから、ちょっと旅行にいったの。」 と言われました。だから、私は飛行機を見るたびに 「タマ、あれにのってるのかな?」 と言っていたそうです。 タマがいなくなり10年になります。まだ、タマが帰って来るかもしれない・・・と思ってしまい、新しい犬は飼えません。あのころはまだ小さかった私もちょっとは大きくなりました。タマ、今でもタマのことわすれた事ないよ。 いつもおいしいものいっしょにこっそり食べたり、遊んでくれてありがとね。また、会えるといいね。。。。 |