2011年にNuclear Blast との契約を締結したBullet、同年にリリースされたアルバム“Highway Pirates”で高い評価を 受け、その後のレーベル移籍で新作に期待が集まっていたが、今年9月、ついにニュー・アルバムがそのベールを脱ぐ。 “Full Pull“ (巨大トラックなどのレースを意味)とタイトルされたこの作品により、スウェーデン国内のみならず、ワールドワイドでのより一層の活躍に期待がかかる。
AC/DC meets Accept と形容されるそのスタイルは相変わらずだが、さらに深化したBullet サウンドがアルバムには満載されている。
1964年製のツアーバス(!!)に乗り、道が続く限りの場所でツアーを重ねてきた彼ら。バンド結成メンバーHampus Klang とHell Hoferは幼少期からの知人で、苦楽を共にしてきた間柄で、“音楽こそ我らが命”と公言してはばからない。70~80年代のハード・ロックに大きな影響を受けた、彼らのサウンドはオールドファンには懐かしく、そして新しいファンには驚きをもって受け止められた、2008年の作品“Bite The Bullet” は国内チャート3位を記録、その人気はヨーロッパにも感染し、HAMMERFALL や SABATON などのサポート、さらにはゴッセンバーグでのAC/DC のサポート・ギグには50,000人ものオーディエンスが詰めかけた。
新作“Full Pull”のレコーディングには初めて外部プロデューサーを起用、Fred Estby (DISMEMBER) と Nicke Andersson (ENTOMBED) との作業は “Gutterview Recorders” studios で行われ、彼らの以前の作品よりもさらにワイルドなものに仕上がった。
“もっとライヴっぽい雰囲気のサウンドが欲しかったんだ”というフロント・マン Hell Hofer のコメント通りの作品が完成した。
任務その1は完了。“Full Pull”リリースの次にはツアーが待っている。
冷えたビールとロードの生活、心にはいつも自由を。それがRock'n'Roll、それがBullet だ!!