Nuclear Blastからまた新たなMelodic Deathの新鋭現る。96年から活動を始め98年には最初の契約を手に入れるが、メンバー全員が18歳以下という若さだったため、契約は反故にされ、長らく“幻のバンド”としてその動向に注目が集まっていたCipher System が遂にその全貌を現す。キーボード担当のメンバーを含む6人組、その北欧らしさに満ち溢れた美しいメロディと、破壊力満点のアンサンブル。そして、何よりも特筆すべきはその曲作りのセンス。どの楽曲にも非常に印象的なフックがこれでもかと言わんばかりに詰め込まれている。また、ギリシア在住のSeth Siro Anton(Septicflesh のメンバー/ Soilwork, Paradise Lost, SepticFlesh)による素晴らしい美しさのアートワークにも注目。
正にNBのニュー・ジェネレーションと呼んで差し支えない驚異的アクト。96年Eternal Griefという名前で結成。98年に最初のシンガーが加入し、2曲入りファースト・デモ"Path of Delight"を発表する。その素晴らしさにあっという間に契約を手に入れたのだが、何とそのシンガーが当時15歳。 また、メンバー全員が18歳以下だったため、10年契約という長期の契約は長らく反故にされたままだった。
結成当時のメンバー、ギター・プレイヤーの Andreasがバンドを去ったのが2000年、その後任としてバンドはギターではなくエレクトロ二クス担当のメンバー Peterを迎え入れる。
そして、契約の束縛から逃れることが可能となった2001年、彼らは再出発のデモ作品 "Eyecon" をリリース。またしてもスウェーデン国内で凄まじい反響を浴び、( http://www.swedishmetal.net / 10点満点中9点、close-up SWE/ 10点満点中8点) ようやくバンドの活動が本格化する。新しいギター・プレイヤーを補充し、バンドは3曲入りのニュー・デモ制作に着手。“Promo 2003”とタイトルされたデモがLifeforce Recordsとの契約に結び付き、結果的にBy Night とのスプリットCDとして発売されることとなる。
2004年5月にスウェーデンの有名スタジオStudio Fredmanで念願のファースト・アルバムのレコーディングを開始、 "Central Tunnel Eight"は Lifeforce Recordsから同年11月にリリースされた。
その後、2010年にニュー・シンガー、Carl Obbelをラインナップに加え、7年の沈黙期間を経て、遂に再始動。