メジャー・デビュー以前に既にアメリカン・ツアーを敢行するなど、イタリア出身のバンドしては異例の世界的な注目を集めるニュー・カマー。デス・スタイルとノーマル・ヴォイスをドラマティックに使い分けるヴォーカルと、随所に顔を出す正にイタリアといった趣のクラシカルかつ、憂いを込めたアレンジ。そして、ブラストを超越した凄まじいスピードのビート。
テクニカル/シンフォニック・デス・メタルの新星として大きな期待がかかっている。
また、7月から8月にかけて、アメリカでのパッケージ・ツアー“Summer Slaughter”への出演も決定。更なる飛躍が期待されている。
ミックス、マスタリングはバンドを知りつくした、16th Cellar StudiosのStefano “Saul” Morabtio が手掛け、そのシンフォニックな魅力を存分に引き出している。
また、アートワークに関しては、過去2作“Mafia”、“Oracles”を手掛けた Marco Hasmannが担当。
“アルバム・カヴァーのコンセプトは永劫に続く人類の苦闘だ。誰もが持っている、人類の邪悪な面と向かいながら俺たちが生きている事は非難される。俺たちは地面に縛りつけられたような存在で、決して外すことのできない鎖でつながれている。アートワークの男は人類と、その苦痛を表現している。人類が生まれ持った醜さから自分を解き放つ事はほとんど不可能だと分かっているんだ。自分たちが何者で、その運命に直面する事を認めることだけが、人類をいつか、より高い良心のレベルに引き上げる術なんだ。
2007年4月にイタリアの大学都市ペルージャにて結成。Stefano “Saul” Morabito の手によって、16th Cellar Studioでレコーディングされたデモ “Promo ‘07” の評価を聞きつけたNeurotic Records と契約。“Da Vinci Death Code”とタイトリングされた4バンドによるスプリット・シングルにデモの2曲を提供、Spew Rec から発表。
2008年からライヴ活動も活性化させ、Behemoth, Origin, Dying Fetus, Hate Eternal, Suffocation, Napalm Deathらのサポートを務め、アンダーグラウンドでの評価を高めて行く。
同年5月、再び16th Cellar Studioに入り、ファースト・アルバム“Oracles”をレコーディング。
その後、12月にNeurotic Recordsとの契約を打ち切り、新たなレーベルとしてWillowtip Recordsと契約、“Oracles”は2009年4月にアメリカ&ワールドでは同レーベル、EU地域ではCandlelight Recordsからリリースされた。その後行われたヨーロッパ・ツアーではGod Dethronedのサポート、Vader 、MardukとのFuneral Nation tour、そしてイングランド、アイルランドでのヘッドライン・ツアーも行った。そして、再びスタジオ入りし、EP “Mafia”をレコーディング(2010年1月 /16th Cellar Studio)。EPリリースと同時に、Suffocationとのツアーに出陣し、その後ロシアをヘッドラインでサーキット。2010年10月、11月にはアメリカ、カナダでの初のツアー、Suffocationをヘッドラインに 据え、The Faceless、Though The Eyes of The Dead 、Decrepit Birthらが参加した“Decibel Defiance Tour 2010” と銘打ったパッケージ・ツアーに参戦。
2011年はBonecrusher Fest と銘打ったユーロ・ツアーに出陣、Dying Fetus, Keep of Kalessin, Carnifex, Annotations of An Autopsy, Angelus Apatrida らと共演を果たす。
同時期にバンドのスタート時からピアノ兼オーケストラ・パート編曲を担当してきたFrancesco Ferriniが正式メンバーとして加入。新作のより複雑なアレンジに貢献している。5月にNuclear Blast と契約、遂にベストな形でのディールを獲得。
この夏に開催されるThe Summer Slaughter Fest Tour で北米をサーキットする事も既に決定し、Nuclear Blast からの第1弾アルバム、Agony を発表する。そして、アルバムをサポートする形でEU諸国、東南アジア、オーストラリア、南アフリカでの長期ツアーが既に決定。2012年4月までのスケジュールを予定している。