FRAGMENTS OF DEATH
フラグメンツ・オブ・デス

OUT: November 2, 2011
COCB-60030 Yen2,381+tax
  1. Insomniaインサムニア
  2. Only death in our wakeオンリー・デス・イン・アワ・ウェイク
  3. Absence of faithアブセンス・オブ・フェイス
  4. Living nightmareリヴィング・ナイトメア
  5. The world will die in flamesザ・ワールド・ウィル・ダイ・イン・フレイムズ
  6. 不安の中で(Anxiety)
  7. See no futureシー・ノー・フューチャー
  8. The prophecyザ・プロフェシー
  9. Remembranceリメンバランス
  10. Old forgotten songオールド・フォーガットゥン・ソング
  11. Where angels do not flyホェア・エンジェルズ・ドル・ノット・フライ
Bonus Tracks
  1. Awakeアウェイク

イタリアはブルーニコ出身の6人組シンフォニック・デス・メタル・バンドGraveworm の新作。オーセンティックなデス・メタル・サウンドと隠し味のように散りばめられた昔のイタリアン・プログレを思い起こさせるような切ない音色のシンセとの融合が味わい深い逸品。

レコーディングはミュンヘンにある"Dream Sound Studios" を使用。11曲の楽曲がレコーディングされている(ボーナス・トラックとして、代表曲“Awake”のリ・レコーディング・ヴァージョンを収録)。シンガーStefan Fiori のコメントによれば "音楽的には今までよりも、よりストレートで過去の作品の良い部分を全部集めたような作風"とのこと。
"Fragments Of Death" は、異なる楽曲がパズルのように組み合ささっているという意味だ。死に関する様々なテーマを盛り込んである。6曲目の“不安の中で”(Anxieity)は日本の震災に関する曲で、俺たち自身がタイトルを付けた。
ジャケット画像

Line up:

  • vocals:
    Stefan Fiori
  • guitar:
    Eric Righi
  • guitars:
    Thomas (Stirz) Orgler
  • bass:
    Florian Reiner
  • drums:
    Martin Innerbichler
  • keys:
    Sabine Mair

GRAVEWORM online:

GRAVEWORMが帰って来た!バック・トゥ・ルーツな最新作“Fragments of Death”と共に・・・
メロディック、ミスティック、そしてダークな雰囲気に満ち溢れた新作はバンドにとっての自信作でもある。2009年の"Diabolical Figures"以来、2年振りとなる "Fragments of Death"、2011年7月にミュンヘンの “Dream Sound Studios”でレコーディングされ、Jan Vacikの手によってマスタリングが施されている。楽曲のテーマは様々な表情を持つ死に関してであり、それは勿論アルバム、アートワークにも反映されている。また、各楽曲は今まで彼らがNBからリリースした4作のベストな部分を凝縮したと言って差し支えないだろう。オールド・スクールでありながら、あくまでもダークさを追求した仕上がりとなっている。

1992年活動開始。デモ作品さえもリリースしていない時期から、そのライヴ・パフォーマンスのあまりの素晴らしさにSerenades Recordsとの契約を手に入れていた(1997年)。同年1st デモ“Eternal Winds”を発表、その後リリースされるファースト・アルバム“When Daylight’s Gone”に収録された“Eternal Winds”、“When The Sky Turns Black”などの楽曲が収録されていた。ファースト・リリース時にはGothic Metal路線を標榜していたものの、瞬く間にメディアの注目を浴びる。その後、CREMATORY、THERION、LAKE OF TEARSらと行ったツアーでもそのパワーをいかんなく発揮。
1998年にリリースされたマキシ・シングル “Underneath The Crescent Moon”には今でも彼らの代表曲である“Awaiting The Shining”、またCRADLE OF FILTH、THERIONのシンガーだったSarah Jezebel Devaをフィーチャーした“Awake” (本作ボーナス・トラック)を収録、彼女はその後もバンドの協力者として良好な関係が続いている。“Awaiting The Shining”のPV も制作され、イタリアの国営TV によるドキュメンタリー(バンドがSerenades Recordsフェスに出演した際のツアー・リポート) も放映された。
徐々にヨーロッパでもその人気に火が付き、ドイツの名門フェスティヴァルWacken Open Air に初登場。
翌1999年にセカンド “As The Angel Reached The Beauty”を, リリース。MYSTIC CIRCLE、 STORMLORD、SUIDAKRA とのジャーマン・ツアー、そしてAGATHODAIMON、SIEBENBÜRGENとのユーロ・ツアーを経験、“Wave Gotik Treffen”などのフェスへの出演も果たす。
2001 年、“Scourge Of Malice”をリリース。今まで以上にブルータルな側面を強調しつつ、 Iron Maiden の“Fear Of The Dark”をカヴァーするなど興味深い側面も覗かせた(同楽曲は “Tribute To The Beast”というコンピレーション/トリビュート盤にも収録)。 VINTERSORG、DORNENREICH、DARKWELLを迎えてのファースト・ヘッドライン・ツアーも大盛況となる。“Summer Breeze Festival”にも出演し、翌2002年には母国イタリアで行われた“Badia Rocks”にヘッドラインで登場。
その後、Nuclear Blast との契約を果たす。ベース・プレイヤーのDidi Schraffelとギター・プレイヤーの Harry Klenkがバンドを去り、ギターの座はEric Treffelへと引き継がれるが、彼もすぐに脱退。最終的にEric Righi が後任を務める。
そして2003年、4作目の “Engraved In Black”を Stage One Studio でAndy Classen (DIE APOKALYPTISCHEN REITER)とレコーディング。
更にヘヴィでよりインテンスなスタイルとなった“Engraved In Black”は“Legions Unleashed”、“Renaissance In Blood” といった今でもライヴで演奏されるバンドの代表作を収録した印象的な作品となった。また、 Pet Shop Boys の“It’s A Sin” 、エンハンスト仕様でR.E.M.'の"Losing My Religion"をカヴァーするという非常に意外なセンスも見せている。
リリース直後にギターのStefan Unterpertinger が脱退、Lukas Flarerが加入、同時に以前はバンドのギター・プレイヤーだったHarry Klenk,がベース・プレイヤーとして再加入を果たしている。
2004年にはDestruction、Kataklysm らとX-Mass Festivalツアーに出陣。 ドラマーのMartin Innerbichlerが学業を理由に一時期バンドを離れ、テンポラリーのメンバーとして Moritz Neuner (元Darkwell 、Shadowcast )を迎える。
2005年に“(N)utopia”をリリース。以前よりもミッド・テンポ主体の楽曲作りはメディアを驚かせたが、同時に“Never enough” 、 “Hateful design”などライヴでの重要なレパートリーも収録。
時期を同じくしてギター・プレイヤーLukas Flarerが脱退し、 Orgler "Stirz" Thomasが加入。
翌年、初のUS Tour をKtaklysm、Destruction、Vader、The Absence らと行う。
2007年4月10日、リリース前の“Collateral Defect”(プロデュース:Andy Classen / Stage One studios、 Borgentreich, Germany)がネットにリークされるというアクシデントが起こるが、ヨーロッパではMassacre Recordsから5月に、そしてアメリカでもNuclear Blastから無事にリリースされた。新たなソングライターの加入により、バンドにモダンな要素が持ち込まれた。また、今回もカヴァーとしてBonny Tyler の“I need a hero”が収録された。

2009年には“Diabolic Figures”を発表。ヘヴィかつインテンスな作風はより多くのオーディエンスを魅了した。さらにPolice の大ヒット“Message in a bottle”を大胆にカヴァーしたことも話題となった。
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