3年ぶりとなる最新作“Phantom Antichrist”は、決してファンの期待を裏切ることはない。
リーダーであるMiland "Mille" Petrozzaがこう語るように…
“ニュー・アルバムは全てをぶっ飛ばすぜ。“Big Four”(Metallica、Slayer、Megadeth、Anthrax)はもうアルバムをリリースしてるよな。
次は俺たちがお前の顔の皮をひきはがす番だ!!”
30年以上の長きに渡り、ジャーマン・スラッシュの帝王として君臨するKREATOR。 かたくなにそのスタイルを守り抜く一方で、つねにイノヴェイティヴである事を忘れず、後続のバンドたちに大きな影響を与え続けている。
初期作品“Endless Pain” (1985)、 “Pleasure To Kill” (1986) 、 “Extreme Aggression” (1989)は言うに及ばず、2000年以降の作品、 “Violent Revolution” (2001)、 “Enemy Of God” (2005) 、 “Hordes Of Chaos” (2009)に至るまで、そのクリエイティヴィティが失われたことは一度としてない。
2012年、KREATOR は新たなパートナーとして、Nuclear Blast Recordsを選び、過去最高と言って差し支えない凄まじい作品、幅広い音楽性、メロディックでありながら、その爆発力を失わない新作を完成させた。
スウェーデンにあるFascination Street studiosでレコーディングされたニュー・アルバム“Phantom Antichrist”。プロデュースには Jens Bogren (OPETH, KATATONIA, AMON AMARTH, SYMPHONY X)を起用、最上級のスラッシュ・サウンドを作り上げた。
また、非常に印象的なアートを担当したのはBlack Sabbath、DIO、Slayer などを手掛けたWes Benscoter。
サウンドの面、そして歌詞の観点からも“Phantom Antichrist”はKREATORの現在、そして彼らが到達した新しいレベルを雄弁に物語っている。正にKREATOR のみが到達できるスラッシュ・メタルの新世界がここに広がっている。