2010年初頭から、Epica のMark Jansen が元After Forever の盟友2人、キーボーディストの Jack Driessen、そしてギター・プレイヤー Sander Gommans とスタートさせたプロジェクトがMaYaN 。ヘヴィでテクニカルなDeath サウンドを主体として、そこにJack のシンフォニックなアレンジを加えるというコンセプトのもと、着々と音源制作を行っていたが、Sander がこのプロジェクトに時間を割く事が不可能となり脱退。その穴を埋めるべくMark はFrank Schiphorst (SYMMETRY, MARCEL COENEN & FRIENDS, CHRISTMAS METAL SYMPHONY)に参加を依頼。Frank はそれを快諾した。
3人がジャム・セッションを開始した瞬間から、それまでを遥かに上回るペースで、楽曲が恐るべき形で具現化して行く。ウルトラ・テクニカルなDeathサウンドとシンフォニックなアレンジの融合、そしてMark の吼え狂うDeath Voice、スクリーム と、示唆に富んだ歌詞。これを単なるプロジェクトで終わらせる事が惜しいと考えた3人はバンド結成を決定。Ariën van Weesenbeek (EPICA、元GOD DETHRONED)、 Isaac Delahaye (EPICA、 元GOD DETHRONED) そして、 Jeroen Paul Thesseling (PESTILENCE, OBSCURA) の3名を加え、MaYaN は遂に産声を上げた。Death Voice とクリーン・パートのコントラストをより鮮明にするために、ゲスト・シンガーを参加させることが決定した。
Floor Jansen (REVAMP、元AFTER FOREVER)、Simone Simons (EPICA)、 Henning Basse (SONS OF SEASONS) といったバンドとの関係が深い女性シンガーはもちろん、イタリアを代表するオペラ・シンガー、Laura Macrìもレコーディングに参加。
(*Track 8 Drawn the Demon では、Simone とFloor がツイン・ヴォーカルを披露:Mark のコメント- “After Forever、そしてEpica のファンは皆2人の共演を楽しみにしていた。それがようやくこの曲で実現したんだ。そしてDrawn the Demon はMaYaN を象徴する楽曲だと思う。ヘヴィで、ギター・ソロも長い。ヴォーカル・パートも唸りまくっているしね。でも、メロディックなパートも充分に残されているんだ”)
Nuclear Blast はデモを聴いた瞬間にディールを結び、MaYaN はGate Studio にてSascha Paethをプロデューサーとして起用、Quarterpastとタイトルされたデビュー作が完成した。
なお、レコーディング後のツアーにJeroen はスケジュールの都合で参加せず、その穴はRob van der Loo (元SUN CAGED 、DELAIN)が埋める、5月19日にはオランダの伝統的なライヴ会場Paradiso にてデビュー・ライヴが開催される。