センセーショナルなデビュー・アルバム“Mechanical Spin Phenomena“(2003年リリース)以来、MNEMICは常にハードワーキングなバンドして名をはせている。DEFTONES、MACHINE HEAD、 FEAR FACTORYらの影響下にあると言われた彼らの音楽性だが、デンマークで結成されて以来、彼らは評論家などのカテゴライズを拒否し、常に自分たちのオリジナルなサウンドを作り上げようと努力していた。 翌2004年に発表された“The Audio Injected Soul“ の成功もあり、 バンドは“Roskilde”、 MTV’s “Rock Am Ring / Rock Im Park”などヨーロッパの主要フェスに出演を果たす。シンガーMichael Bogballeの脱退というアクシデントも Guillaume Bideauの加入により乗り切る。逆にGuillaumeの多彩なヴォーカル・スタイルがよりバンドの音楽性を自由なものにしてゆく。 2007年リリースの “Passenger”リリース後には、Metallica のメンバーが好きなバンドとして名を上げている。そして “Sons Of The System” (2010)において、彼らの第1章は完結する。
その後メンバーが相次いで脱退、Mircea と Guillaume の2人だけがバンドに残るという結成以来最大の危機を迎える。しかし、奇跡的に3人のメンバーを補充、5作目となる最新作“Mnemesis” を完成させた。1998年のバンド結成以来、変わることなきミュージシャンシップはそのままに様々な方向性にチャレンジした最新作。何が起ころうともMNEMIC は MNEMICのまま・・・そして、前進するのみ。