Avengerの名前で84年に結成。 デビュー作 "Prayers of Steel"、EP"Depraved to Black EP"を85年にリリース、その後イギリスに同名バンドがいたため、バンド名をRage に改める。 ちなみに、当初の予定では新しい名前はFurious Rage だったのだが、長過ぎるためRage に短縮した。Rage 名義での最初のリリースは86年の"Reign of Fear"。
90年代の初めには順当なリリースを重ねるキャリアを積み上げ、Running Wild、U.D.O、Motörhead、Saxonらとツアー。
92年の作品"Trapped!" で日本でもブレイクを果たし、待望のジャパン・ツアーが実現。翌年リリースの"The Missing Link"も大成功を収める。1996年にはドイツのメタル・バンドとしては初の試みとなるクラシカル作品"Lingua Mortis"をリリースする。また、同作品をライヴで完全再現する試みもオーストリアで同年に開催されている。
98年にリリースされた13作目の作品"XIII"、そしてその後の作品"Ghosts"をリリース直後、バンドは大規模なメンバー・チェンジを余儀なくされ、Peavy Wagner, Victor Smolski and Mike Terranaのトリオとなる。その後も"Welcome to the Other Side"(2008年に収録曲、“Staraight to Hell”がドイツ最大の映画プロダクション"Der Schuh des Manitu"の手によるサウンドトラックに収録)、"Unity"、"Soundchaser"と順調にリリースを重ねる。
2006年にTerranaが脱退、翌年1月1日にニュー・ドラマーが元AxxisのAndré Hilgersであることがアナウンスされ、現在まで続くラインナップが完成。
2007年にはベラルーシのミンスク・シンフォニック・オーケストラを率いて、"Lingua Mortis Orchestra"としてツアー、同年8月に開催されたWacken Open Airフェスでは80,000人のオーディエンスの前で完璧なライヴを披露し、その模様はDVD化された。
バンド結成25周年記念となった2009年には“Bundesvision Songcontest”で3位に入賞。TV 放映されたこのコンテストで“Gib Dich Nie Auf”を演奏、ドイツで最も人気のエンターテイナー、Stefan Raab がRage のファンであることを公言した。
2010年リリースのアルバム“Strinsg to a Web”ではヨーロッパ、ロシア、日本をツアー、その際にレコーディングされたライヴが本作のボーナス・ディスクとなった。またRock Hard Festival ではLingua Mortis Orchestra として演奏。満員のオーディエンスを極上の空間へといざなった。