無敵のアルコホリック・スラッシャーTANKARD がNBと契約を締結したのは今年の初旬のこと。“愛のある結婚”という例えそのままにバンドは最新作(通算15作目)にして活動30周年を盛大に(ビールを飲みながら)祝う傑作、“A Girl Called Cerveza”を完成させた。
最高のリフ、そして瞬時にモッシュの渦を巻き起こすことが可能なフックに満ちたメロディ、バンドの歴史上、最高傑作との噂も高いニュー・アルバム。
タイトル・トラック “A Girl Called Cerveza” はPVが制作されるほか、アルバム収録曲、 “Running On Fumes”、“Rapid Fire”、 “The Metal Ladyboy” など、どの楽曲もキャッチーさに溢れ、今後のツアーのハイライトになることは必至。
また、ジャーマン・メタル界の大姉御、Doro Pesch がゲスト参加しているのも大きな話題。アルバムのプロデュースを担当したのはMichael Mainx (BÖHSE ONKELZ, DER W, DISBELIEF, D-A-D)で、バンドの地元、フランクフルトにあるStudio 23でレコーディングは進められた。
ビールの缶を開け、ヴォリュームは最大に、パーティしまくるのみ!!
彼らTANKARD のヒストリーもまた尋常なものではなかった。
80年代初頭に産声を上げたバンドは、KREATOR、DESTRUCTION、SODOMなどを筆頭とする、いわゆる“ジャーマン・スラッシュ”ムーヴメントのバンドの一つとして紹介された。他のバンドがエゴの衝突や、経済事情などにより次々と姿を消す中(その後、再結成されたバンドも多いが)、TANKARDはその活動を一日たりとも停めることはなかった。
つねにハイ・クオリティな作品をリリースし、グローバルなファン・ベースを獲得する。スラッシュ・メタル、そして“ジャーマン・ビール”と言えば、Tankard が最初に頭に浮かぶほどのステイタスを確立したのである。
4人のビール狂が生み出した最強兵器 “A Girl Called Cerveza“、発売は目前!!