Interview

全曲解説

2. pudding

平部:これはですねスピンオフソングになってます。僕、結構歌詞をリンクさせて繋げるのが大好きで、昔からずっとやっているんですけど、今回もそういう要素をreGretGirlらしさとして入れたくて。これは『take』に入っている「Shunari」に出てくるプリンの歌なんですよね。実際に僕が昔付き合ってた彼女に別れ話をされて、半泣きになりながらプリンを持っていくっていう出来事があったんですけど(笑)、それをそのまま歌にしたっていう。今までのreGretGirlを聴いてる人が、いちばん「らしいな」って感じられる曲になってるかなと思います。

――この曲もそうですけど、別れた後、完全に終わった後ではなくて、終わるかもしれないって不安とか、終わりが見えているんだけど一緒にいるみたいな微妙な感じとかを歌った曲が今回は多いなっていう気もしたんですけど。

平部:そうですね。こんな言い方はあれなんすけど、ただ終わってしまうだけの失恋っていうのはもう書きまくってきたんで。そこから違う段階に行こうと思うと自然とこうなったのかなっていうのは思います。「終わるかもしれない」っていう恐怖っていうのは、僕は性格的にもそういう不安症みたいなところがあるんで、自分の色なんかなっていうのは今回思いましたね。

十九川:この曲は特に歌詞が好きです。すごくうまいこと言ってるっていうか。《甘い記憶と苦い思い出》っていうところとか、好きですね。誰にでも聴いてもらえるような曲なんじゃないかな。

前田:ドラムとしては、puddingもテンポが速いので楽しいです(笑)。平部の歌詞が赤裸々というか、最近なんか、語彙力が上がった感じがするんですよね。難しい言葉使ってるなあと思って(笑)。そういうところがかっこいいなとは思います。

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