Interview

全曲解説

6. 幸せなんて

平部:この曲だけ、実は昔に作った曲なんです。もともとreGretGirlは違うメンバーでやったんですけど、そのときなので、ほんとに6年前とかに作った曲ですね。3人になってからもアレンジし直してずっとやってたんですけど、いつの日かやらなくなって。でもこの曲やっぱりいいんですよ。せっかくフルアルバムで10何曲入るなら、1曲はそういうものも入れようぜってなって入れました。もともとあったやつから、またアレンジし直して落とし込みました。

――今までCDに入れるっていう話はなかったんですか?

十九川:どこかで音源化できたらと思ってはいたけど、タイミングがなかったね。

平部:僕らボツ曲っていうのが少なくて、作ったら基本的に音源としてみんなにリリースはしてたんですけど、この曲だけはずっとリリースするタイミングがなくて。ずっと1曲だけさまよってた感じだったんですよ。それが、ここでがちっとハマったのはよかったですね。でも、新しい曲のなかに古い曲を入れるのはちょっと難しくもありました。やっぱり明らかにクオリティが低いんですよね。今の僕らと並べるにはどうしたらいいかというのは結構考えましたね。

十九川:うん。

平部:でも、歌詞の内容とかは本当に若いときにしか書かれへんような、淡い感じが書けてるんで、それが今のこのタイミングで入るっていうのはすごいいいエッセンス、スパイスになってるかなとは思います。

――うん、めちゃくちゃピュアな曲ですよね。

平部:当時19、20歳ぐらいやったんで。今じゃ書かれへんなって思いますね。でも変わらないところもあって、結局僕が書いてる歌詞だなってすごく思います。

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