Interview

全曲解説

11. 約束

――これはアルバムの最後に本当にふさわしい、美しい曲だなあと思います。

平部:そうですね。僕はいつもギターを弾きながら作るんですけど、これはピアノを弾きながらを作っていって。レコーディングでもピアノをメインに作っていったんで、本当に新しいアプローチになったなと思ってます。今回3人のアレンジャーさんとやらせていただいて、本当に短期間で自分たちの底力が上がったなって思うんです。そこで学んだものをアウトプットできた曲がこの曲だと思います。

――ピアノで曲を作ろうと思ったのはどうして?

平部:もともとギターだけにこだわってはなかったんで、ピアノも今後弾けたらなとは思ってたんです。そこにコロナもあって、練習する時間ができたんで、ピアノにのめり込んで練習して。これが自分の武器になればまた新しい一歩を踏み出せると思ったから、今回結構意地で入れたかもしれないですね。今メジャーで新しくなるタイミングで、ピアノで作った曲を入れるっていうのはすごく意味があったかなと思います。

十九川:ほんまにびっくりするぐらい新しい感じになってるし、もともとはほんまにピアノと歌だけだったので、最初からベースは超シンプルでいこうっていうに考えでやっていました。

前田:平部の実体験の話とかをいろいろ聞いてたんで、なんか、この歌詞にはちょっと感情移入しちゃうというか、歌詞を読んでちょっと悲しくなりましたね。

――結構具体的な情景も描かれていますしね。こういう、まさにreGretGirlな歌詞が、サウンド的にはすごく新しい形になってアルバムの最後に入っているのがすごくいいですよね。変わらない部分をもったまま未来に向かっていくんだっていう感じがして。

平部:そうっすね。僕はもうこれを最後にしたいなんてなっていうのはできたときから思ってて。いちばん聴き心地の良い流れになったんじゃないかなと思います。

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