Q:来日に際して
A:私は俳優ではなく、MBC大学歌謡際でグランプリを取って歌手としてデビューしたものです。ユン・ソクホ監督が「冬のソナタ」をつくるときにFMのDJを自然にできる人を探していました。
そしてユン・ソクホ監督が自分のラジオを聴いていて、ユ・ヨルさんだったら自然に演じることができそうだということで、DJの役をやることになりました。「冬のソナタ」の中で「すみれ」という曲を歌っているですけど、その「すみれ」と後自分が韓国で出した10枚の中からベストなものを選んで、ついに日本で「ユ・ヨルベストセレクション」をリリースすることになりました。
Q:日本の印象を
A:日本に来るのは7回目で、来るたびに驚くのは年齢に関係なく非常に親切で礼儀正しいという点です。そして都市も地方も関係なくすごくきれいだな、という印象があります。
また仕事をするときはすごく組織的体系的にスタッフの方がきちんと動くし、準備をきちんとするというところが印象的です。
もちろん食べ物も外す事ができないですが、私は個人的にお寿司は大好きですね。そしてどんな職業の方も、それぞれプライドを持ってプロ意識に長けてしっかりやっているな、という印象を持っています。もちろん皆さんも韓国料理が好きだと思うのですが、実は韓国で日本食ブームが起きているということもあって、日本という国は知れば知るほど良いところが見えてくるなと思います。韓国の人にもそのような良い点を知らせたいと思います。
Q:すみれに関して「冬のソナタ」がらみのエピソードをお願いします。
A:最初は「冬のソナタ」に俳優としてキャスティングされたので、オリジナルサウンドトラックには参加しなかったんです。
サン・ヒョクがユ・ジンを好きだったわけですが、この曲はユ・ジンがラジオ局にリクエストをする曲なんです。しかし、自分の番組はクラシック番組なのでこのような曲は流せないのですが、サン・ヒョクとユジンを結びつけるためにこの曲を流します。
そしてヨンピョンのスキー場でもコンサートがあるのですが、そこでも二人を結び付けようと思って、一生懸命歌います。そしてその歌を聴きながらペ・ヨンジュンが反対にさみしく会場を後にするという場面も印象的です。
こういう縁がまた新たな縁を生んで、日本でアルバムを出すことになりました。
Q:「ベストセレクション」の発売に際して
A:個人的に2004年はとても特別な年でした。自分が韓国でやっているFMラジオの番組が、10月1日をもって10年目を向かえました。そしてこの日本で「ベストセレクション」を出すにあたって、自分が好きだった「すみれ」という曲を歌い、最初のトラックに収録することができました。この「ベストセレクション」というのは1集から7集7枚目のアルバムまでのベストの曲を選んで収録したものです。
昔の曲を聴くとちょっとダサいかなとか感じるんですが、でも自分の純粋な姿が込められている非常にいいアルバムだと思います。
一週から今までの歌を集めて作りまして、ユ・ヨルの最初から今までというのを感じることができる冬のプレゼントだと思います。
Q:日本のファンにメッセージを
A:皆さんお会いできて嬉しいです。「冬のソナタ」の中ではサンヒョクの先輩としての姿、「すみれ」を歌った姿を御覧になったと思いますが、ユ・ヨルの「ベストセレクション」というアルバムをリリースしまして、実は歌手だったんですね。
このアルバムでは、ユ・ヨルの初めから今までを聴くことができます。今後はアルバムや公演を通して皆さんにお会いしたいと思いますし、今までファンの皆さんから素晴らしいプレゼントをいただきました。心のこもったプレゼントや手紙をいただきまして、ありがとうございました。
これから一生懸命の姿をお見せする歌手になっていきたいと思いますので、よろしくお願いします。