▼The
Casanovas 本人達による曲解説▼
1.Livin In The City
俺たち自身はずっと都会暮らしだったから、このトラックはティーンエイジャーの頃に故郷の田舎からメルボルンに越してきたある友人の話にインスパイアされて出来た曲なんだ。家でリフを思いついて、リハーサルの時にどんな感じか試してみた。この曲にはああいうストンプがど、しても欲しかった。Freeの
“Alright Now” みたいなワン・ノートのベースラインがね。
2.Break
Your Heart
歌に合わせて無意識にコーラス部分を口ずさんでる自分に気づいて、すかさず楽器にのせてみた。あとは自然に書けたよ。傷つけられ、ひどい目にあわされることを歌ったナンバー。大好きな初期のAC/DC風のシャッフルを取り入れてる。
3.Heartbeat
“Livin In The City” 同様、この曲も何気なく生まれたリフから始まった。他の部分はただそのリフに合わせて作られていったんだ。ベーシックなリフ、手拍子とドラム、ベースの
“ハートビート” が、とても原始的でセクシーな雰囲気を出している。
4.Here’s
To It
おばあちゃんがいつも夕食のテーブルで言ってた言葉を思い出して作ったナンバー。何についても妥協なんかしないでやりたいことをする、したくないことをして時間を無駄にしちゃいけない…たった一度の人生なんだから。
5.No
Time For Love
まさにタイトル通り…俺たちはツアーでほんとに時間がないんだ! 音楽的には、Steve Miller風を狙ってみたんだけど。
6.Shake
It
AC/DCの “Shoot To Thrill” に似たスピーディな曲。歌詞はほんとに何てことないというか…あんまり深く考えてない時に真っ先に頭に浮かんで来たことを書き連ねた感じ。
7.Runnin’
So Late
Motley Crueのようなうねる感じのリフで始まり、初期のAerosmithのようなボーカルハーモニーに変わる。見栄えを良くするためにたっぷり時間をかけてる男の歌。田舎のハイウェイをドライブしながら聴くのにぴったりかもしれない。フィニッシュも盛り上がることなく、熱いギターのリフもほとんどない。
8.Strange
Dreams
文字通り、俺がいつも見るすごく不気味な夢を歌ってる。このトラックは、実はアルバムの中のダークホースなんだ。不気味な拍子の中にも60年代風のプライマルなビートをきかせてるし、メロディックなボーカルハーモニーも楽しめる。
9.One
More Time
俺たちの曲の中でもかなり昔のナンバーで、今回作り直したんだ。Damoに歌ってもらって、歌詞をリライトした。なんだか俺には、The
SaintsとLed Zeppelinを掛け合わせて、ものすごいスピードでプレイしている感じに思える。俺たちが4年前にバンドを結成した当時どんな曲を作っていたか、これを聴くとほんとによくわかる…どれも勢いのいいロックンロールなんだ。
10.10
Outta 10
これもまた初期の作品の一つで、3年前にビニール盤でファーストシングルとして出したナンバーを再録音した。オーストラリア国内のファンの間では、ライブですごく人気のある曲さ。みんなで歌詞を考えながら床を転げ回って大笑いしたことをよく覚えているよ。その頃俺たちはアメリカの楽しげなカレッジフィルムをたくさん見ていたんだ。音楽的には、AC/DC風のリフにDictatorsやTurbonegro
の “Whoa Oh” ってコーラスを組み合わせた感じ。
11.Let
It Ride
いつもぴりぴりと緊張している状態について歌ってる…誰かを殺してしまわないうちになんとか対処しなくちゃいけない何か。The
Whoみたいに全開の、スケールの大きなサウンドに仕上げたかったんだ。
12.Domino
これはほんとにあっという間にできあがった曲で、あんまり深い意味はないんだ。歌詞の半分はKissの “King
Of The Night-time World” からもらった。だけど、かなりクールなリフが効いてるんだ。
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