2003年4月23日 発売
- 雅楽の東儀秀樹、津軽三味線の上妻宏光と並んで「和楽器三大貴公子」と言われている尺八奏者「藤原道山」による
3rdアルバム。
- 今回は筝奏者「みやざき みえこ」とのコラボレーションで、日本の代表的和楽器、尺八と筝によるアコースティックサウンドによるもの。
- 「カヴァティーナ」(映画「ディア・ハンター」のテーマ)や「タンゴの歴史1900」(アストル・ピアソラ)・「アランフェス協奏曲」など幅広いジャンルを、超絶技巧でありながら分かりやすくスタイリッシュにアレンジし演奏しています。
- 昨年 藤原道山は、さいたまスーパーアリーナで行われた「ジョン・レノン スーパー・ライヴ」で坂本龍一氏のチームへ参加しており、ますます輝きを増した道山のサウンドが繰り広げられる1枚となっています。
「ぼくの無知かもしれないが、尺八でここまで西洋音楽を吹けるものかと、まずそのテクニックに驚いてしまう。しかしよく聴いていくうちに不思議な気持ちがしてくるのだ。もしかしたら古代ギリシアで響いていた音は、この尺八と琴の響きに近かったのではないか。もちろん音楽はすぐに消えてしまうので、ぼくたちは古代ギリシアで響いていた音を知ることはできないのだが、そんな想像をあたえてくれる広がりと普遍性が、このCDにはある。
坂本龍一」
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