Bubble Bubble Bebop
2015/4/22 RELEASECOCB-54166 ¥2,800+税- Blowin' The Blues Away (Horace Silver)
- Bluebird (Charlie Parker)
- Puerto Rico~砂とスカート (Edward Palmieri~矢野沙織)
- Betty Et Zorg(Betty Blue) (Gabriel A. Yared)
- Mercy, Mercy, Mercy (Josef E. Zawinul)
- Bayou (James O. Smith / Jimmy Smith)
- Avalon (Vincent Rose)
- Bye Bye Babylon (矢野沙織)
- Confirmation (Charlie Parker) ★楽曲試聴はこちらから>>>
【参加メンバー】
矢野沙織(as) 中島徹(p) 中村健吾(b) 小松伸之(ds) : M1、2、4、5、6、7、8、9
元晴(ts : Soil & Pimp Sessions) タブゾンビ(tp : Soil & Pimp Sessions) : M5
大儀見元(perc) 中島徹(p) 中路英明(tb)ほかサルサスインゴサ : M3
『Bubble Bubble Bebop』ダイジェスト映像
矢野沙織、約2年半振りの最新作!ビ・バップからファンキー・ジャズ、そしてキューバンラテンまで、矢野沙織の真剣な歌心と遊び心が交錯するバブル・バブル・ビバップ
機軸は“Bebop”にすえながらも、今の矢野沙織の音を最大限に活かしたファンキー・ジャズのいいところ、キューバンラテン要素の美味しいところを盛り込んだ、バブルの如く湧き出るサックススパークリングなパッション・ジャズを聴かせます。
ジャズの枠を超え人気を博している“Soil & Pimp Sessions”のメンバー、元晴(ts)、タブゾンビ(tp)、さらには、日本のキューバンラテンの重鎮バンド、サルサスインゴサのリーダーでありパーカッショニストの第一人者の大儀見元、そしてサルサスインゴサのメンバーがアルバムに参加!新たなパッションとグルーヴが矢野沙織を強力にバックアップします。
【矢野沙織/本人コメント】
気付けばCDデビューしてから10年が過ぎました。
14歳から音楽活動を開始し16歳でCDを作った私は、10年以上経った今も、当時と変わらず「ジャズは大人っぽい音楽だな
あ。自分も早く大人になりたいなあ。」などと思ってしまっている始末。ジャズの持つあの独特の地下から湧くような熱量、なんだかとってもなタブー感、快楽を直球ではない回り道でわざわざ包み隠すようなフレーズの数々。
でも正直なところ私にとっては、例えば、JBもWoodstockも、またはチャーリー・パーカーも、80年代のジャコパスでさえ同じく
体験していないのだから、すごく好きと言う他は双方に大した変わりはないのです。なんならアフリカ・バンバータでも例外では
ないくらいに。それでもジャズ、特にBebopの抑圧された中での妖しくも絶対的な多幸感には魅了されっぱなしなのです。
今回はBebopを基調としたオリジナル曲に少し作詞・歌唱をしてみたり、同じく以前から大きな興味を寄せるラテン音楽から、
最近も度々来日して下さるエディパルミエリ作「Puerto rico」と私が10代の時に書いた曲を合体させてみたり。
ずいぶんとやりたい放題のレコーディングになりました。
作詞なんか始めてですが、なんだか出来るかも知れないと思ってやってみました。ラテン音楽は大好きとは言え、どこから何が飛んできても打ち返せるほどに詳しいか、と言われれば苦笑いするしかない中で思い切って大儀見元さんに打診をしてみた。その様な結果です。
ふと振り返ってみると、10年前より私は、かえって子供っぽくなったかも知れません。
本当はイケるんじゃないか?本当はやってみたい、と言うことをアカデミックなコンプレックスを前に包み隠すことをやめた時に、
改めて私は大層大事に育てられて来たのだ、と単純に喜び、自信にも繋がる素直なレコーディングができたと思っています。
今作をどうぞ、楽しんで。
矢野沙織