WHAT'S NEW
- 2025/11/17 ソロ活動25周年記念アルバム『繋 -TSUNAGU-』特設サイトオープン!
- 2025/11/17 「ソロデビュー25周年 上妻宏光「生一丁!」Tour 2025-2026」を公開しました。
- 2025/11/17 参加アーティストよりコメントが到着しました。
- 2025/11/14 『繋 -TSUNAGU-』先着購入者特典決定!
- 2025/10/14 ソロ活動25周年記念アルバム『繋 -TSUNAGU-』11/26(水)発売決定!
- 2025/07/21 ソロデビュー25周年 上妻宏光「生一丁!」Tour 2025-2026 開催決定!
RELEASE

CD:2025/11/26(水)発売
COCB-54381 ¥2,750 (税抜価格 ¥2,500)
デジタル配信:2025/11/15(⼟)より先行配信
COKM-46087
空間オーディオはApple Music、Amazon Music Unlimitedでお楽しみいただけます。
上妻宏光25周年作品『繋-TSUNAGU-』
CD:2025/11/26(水)発売/デジタル配信:2025/11/15(⼟)より先行配信
本作は、「伝統とは革新とともに、繋ぎ続けること」という信念を軸に、次世代奏者たちとの共演を通じて“新たな時代へ繋ぐ”ことをテーマに制作された意欲作。アカデミー賞受賞作『パラサイト半地下の家族』や人気ドラマシリーズ『イカゲーム』等の音楽を手がけ、“映像音楽の天才”と称される韓国の作曲家チョン・ジェイルによる書き下ろし曲「YUGEN」は、日韓国交正常化60周年の今年、上妻との文化的親交と友情を象徴する作品として完成。和太鼓の第一人者・林英哲と英哲風雲の会との共演曲「NIPPON」は、上妻が監修を務める地元・日立市の秋の風物詩「ひたち秋祭り」で初披露され、圧巻の迫力で観客を魅了した新作。さらに、次世代で活躍する津軽三味線奏者・浅野祥をはじめ、チェロ奏者・宮田大、箏奏者LEOといった、国内外で活躍するトップアーティストが参加し、ジャンルを越えた共演が織りなす“未来へ繋ぐ音”で伝統と現代が響き合う新たな音世界を構築している。
ソロ活動25周年を記念した全国ツアー、上妻宏光「生一丁!」Tour 2025-2026は、11月15日(土)ニューヨーク・Symphony Space 公演を皮切りにスタート。
続いて日本国内では、11月30日(日)の宮城・中新田バッハホール公演を初日に、2026年3月28日(土)まで全国14公演を開催予定。ツアー初日のニューヨーク公演にあわせて、アルバムの先行デジタル配信を11月15日(土)より配信することも決定している。
デジタル配信は〈Dolby Atmos(ドルビーアトモス)〉による空間オーディオ対応。 三味線の繊細な音色や打楽器の迫力、弦楽の余韻までが360度の立体音響で再現され、まるで演奏の中心に立っているかのような臨場感を体感できる。
収録曲
- 越天楽弦奏曲 [上妻宏光 x LEO]
- 螺旋 [上妻宏光 x 浅野祥]
- NIPPON [上妻宏光 x 林英哲・英哲風雲の会]
- YUGEN [上妻宏光 x 浅野祥]
- 雨のダンス [上妻宏光]
- NIKATA [上妻宏光 x 宮田大]
- 三味男-SHAANME- [上妻宏光 x 浅野祥]
- 津軽じょんから節(旧節〜新節) [上妻宏光]
MOVIE
ソロデビュー25周年 上妻宏光「生一丁!」Tour 2025-2026
COMMENT

チョン・ジェイル Jung Jae-il
(作曲家)
上妻宏光さんの存在を知ったのは、20年前のことでした。
当時、私のバンド“PURI”として、彼のアルバム『蒼風』に参加させていただく機会がありました。そのとき感じたのは、新しい音への執念深い探求心と練習量、そして数々のコラボレーションを通した柔軟さと正確さの素晴らしさでした。
その後すぐに、私は彼のツアーにベーシスト兼ギタリストとして参加することになりました。多彩なレパートリーを間近で体験し、感動すると同時に、自分の未熟さを思い知らされることもありました。そして、日本には津軽三味線という宝のような音楽、さらに数多くの美しい伝統音楽が存在することを知り、私の人生はより豊かになったと感じています。それ以来、彼のさまざまなプロジェクトに触れるたびに、私の尊敬の念はますます深まっていきました。
このたび、久しぶりに彼のアルバム『繋 -TSUNAGU-』に参加させていただけることになり、心から感謝しています。私にとっても大きな挑戦でした。三味線二丁だけで構成された曲の依頼を受けたとき、果たして自分にできるだろうかと毎日のように悩みました。自信のないままデモ音源をお送りしたところ、彼は自らの創作と演奏、さらに卓越したミキシングを加えて、信じられないほど美しい曲に仕上げてくださいました。この経験を通じて、伝統音楽はやはり作曲家のものではなく、演奏者の音楽であるということを改めて実感しました。
上妻さんの新たな挑戦に心から敬意を表するとともに、『繋 -TSUNAGU-』の全曲を、一日でも早く皆さんに聴いていただける日を楽しみにしています。
お疲れさまでした、上妻さん!!!
3歳からピアノに触れ14歳からバンドをはじめ天才少年と呼ばれながら青少年期を過ごす。演劇、映画、ミュージカル音楽など作品制作は多岐に渡り、プロデューサーとしても認められている。フォークからファンク、エレクトロニクス、映画音楽、ポストロック、ワールドミュージック、国楽まで多方面で作曲を手がける。
2021年、韓国人として初めてハリウッドメディア音楽賞(HMMA)を受賞。近年の音楽監督としての代表作は、映画『パラサイト 半地下の家族』、映画『ベイビー・ブローカー』、ドラマ『イカゲーム』(シーズン1、2、3)、映画『ミッキー17』など。今回の「生一丁!」では、新曲委嘱も手掛ける。

photo: eye ohashi
林 英哲
(太鼓奏者/作曲家)
祝!上妻宏光さんソロデビュー25周年
伝統邦楽器を現代の楽器として音楽的に扱う、ということは奏法的にも音楽的にも簡単なことではありません。その困難な壁を飛び越えて25年間、上妻宏光さんは三味線の可能性を開いた先駆者として、大いに輝きを放って来ました。十代のまだデビュー前の彼と共演した時から、その奏法、音楽センスは際立っており、その頃から私が太鼓を音楽として扱う姿を見て尊敬を持ち続けてくれ、今回も新曲の共演が叶いました。うれしいことです。私は来年で55年を迎え、まだまだ現役、ということは宏光さんもあと30年は余裕で行ける!さらなるご活躍を心より祈っています!
1971年 太鼓集団の発足に参加、76年に小澤征爾指揮ボストン響と共演、78年にはブロードウェイでのロングラン公演など、数多くの国内外公演で主演。
1982年、独奏の太鼓奏者として活動開始。84年には史上初の和太鼓協奏曲ソリストとしてカーネギーホールにデビューを果たした。以降、2000年にはワルトビューネでベルリン・フィルと共演するなど、国内外のオーケストラと数多く共演。海外公演は50数カ国に及ぶ。2020年のNHK大河ドラマ「麒麟が来る」のメインテーマなどに参加。CD、DVD、著書も多い。芸術選奨文部大臣賞、松尾芸能賞大賞、旭日小綬章、福岡アジア文化賞大賞、中国文化賞ほかを受賞(受章)。2026年に演奏活動55周年を迎える。

浅野 祥
(三味線奏者)
ソロ活動25周年記念アルバムの発売、誠におめでとうございます。
明治に生まれし津軽三味線を、この時代でさらに一段も二段も押し上げた上妻さんはまさに、歴史を作り未来へ繋ぐ生きる伝説です。そんな永遠の憧れである上妻さんと今作で音を重ねさせていただけたことは生涯の誇りです。大きな贈り物を頂いたと感謝しています。元来、アグレッシブな即興演奏を得意とする津軽三味線ですが、これほどまでに緻密に構築されたハーモニーや音価を持つ“津軽三味線のための”楽曲の誕生に新たな幕開けを見ましたし、その先頭にはやっぱり上妻さんがいらっしゃるんです!
どこまでも革新的で、どこまでも伝統的で。
私はどこまでも憧れが止まりません…
14歳で津軽三味線全国大会最年少優勝後、3連覇。17歳でメジャーデビューし、アメリカ、ヨーロッパ、北中南米、アジア各国など様々な国でコンサートツアーを実施。ジャンルにとらわれない演奏スタイルにより、山下洋輔、Antonio Rey 、yamaなど、様々なアーティストとの共演を重ねる。自身のアルバムではジャズ界の巨匠 Will Leeや、グラミー賞に輝いたRichard Stoltzmanらとアルバムを制作。
近年では、ラジオDJや、NHK民謡番組の放送作家としても活躍を見せ、日本各地の民謡を現代の感覚で作編曲する「MIKAGE PROJECT」でワールドツアーを行うなど新たな音楽シーンを切り拓いている。

宮田 大
(チェロ奏者)
ソロ活動25周年記念おめでとう御座います。上妻さんと公演で【響演】させていただき、沢山の刺激と音楽のアイデアを頂きました。津軽三味線の一音入魂の精神を、同じステージ上で体感することができ、その後の私の自身の音楽がとても変化した様に感じました。新たな世界を切り開いてくださり、心より感謝申し上げます。是非とも、今後も響演させていただき、多くの発見と新たな世界を見つけていきたいです。改めておめでとう御座います。
2009年ロストロポーヴィチ国際チェロコンクールにおいて、日本人として初めて優勝。これまでに参加した全てのコンクールで優勝を果たしている。その圧倒的な演奏は、作曲家や共演者からの支持が厚く、世界的指揮者・小澤征爾にも絶賛され、日本を代表するチェリストとして国際的な活動を繰り広げている。 トーマス・ダウスゴー指揮、BBCスコティッシュ交響楽団との共演による「エルガー:チェロ協奏曲」の欧米盤が、欧州のクラシック界における権威のある賞の一つ「OPUS KLASSIK賞2021」を受賞するなど、海外からの評価も高まっている。スイスのジュネーヴ音楽院卒業、 ドイツのクロンベルク・アカデミー修了。使用楽器は、上野製薬株式会社より貸与された1698年製A. ストラディヴァリウス“Cholmondeley”。

LEO
(箏奏者)
上妻さん、25周年おめでとうございます!
今回「越天楽幻想曲」でご一緒できたこと、本当に嬉しく光栄でした。25年もの間、伝統を守り、革新を続けて三味線の可能性を広げ続けてるその大きな背中に、後輩の僕はいつもたくさんの刺激をいただいています。
これからも、邦楽の未来を切り拓いていだたけたら嬉しいです。
改めてデビュー25周年、おめでとうございます。
9歳より箏を始め、カーティス・パターソン、沢井一恵の両氏に師事。
16歳でくまもと全国邦楽コンクールにて史上最年少・最優秀賞・文部科学大臣賞受賞。一躍脚光を浴び、その後東京藝術大学に入学。「情熱大陸」「題名のない音楽会」「徹子の部屋」など多くのメディアに出演。
鈴木優人指揮・読売日本交響楽団との共演で、藤倉大委嘱新作・箏協奏曲を2021年に世界初演。2024年にはヨーロッパに招聘され同作品をウィーン・コンツェルトハウス、スロヴァキア・フィルハーモニーでも好演を果たしている。箏奏者として初めてブルーノート東京や、SUMMER SONICにも異例の出演を果たすなど、箏の新たな可能性を広げる活動に注目と期待が寄せられている。
CONCERT
ソロデビュー25周年 上妻宏光「生一丁!」Tour 2025-2026
■公演スケジュール
2025
-
11/15(土)Symphony Space Leonard Nimoy Thalia New York
- 11/30(日)宮城:中新田バッハホール(加美町中新田文化会館)
- 12/20(土)滋賀:滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール 小ホール
2026
- 1/12(月・祝)福岡:大濠公園能楽堂
- 1/17(土)広島:JMSアステールプラザ 中ホール(能舞台)
- 1/18(日)鳥取:米子市文化ホール
- 2/1(日)埼玉:所沢市民文化センター ミューズ マーキーホール
- 2/7(日)静岡:袋井月見の里学遊館 うさぎホール
- 2/21(土)沖縄:国立劇場おきなわ 大劇場
- 2/28(土)富山:黒部市芸術創造センター セレネ
- 3/3(水)東京:東京文化会館 小ホール
- 3/8(日)茨城:日立シビックセンター
- 3/14(土)神奈川:厚木市文化会館 小ホール
- 3/15(日)愛知:名古屋能楽堂
- 3/28(土)大阪:東大阪市文化創造館ジャトーハーモニー小ホール
■チケット情報
ローソンチケット
https://l-tike.com/agatsuma/
チケットぴあ
https://t.pia.jp/pia/artist/artists.do?artistsCd=11025322
イープラス
https://eplus.jp/sf/word/0000001527
CNプレイガイド
https://www.cnplayguide.com/keyword/kwdidx.aspx?KeyCode=11239
その他、各地プレイガイドにて好評発売中!
■ツアー詳細
津軽三味線は元々、“門付け”(かどつけ)という家々の前で三味線を弾いたり、唄ったりして、お金や食べ物を貰ったりする芸から始まったと言われている。新潟に、瞽女(ごぜ)という盲目の女性達が“門付け”をしながら津軽に流れて行き、津軽で唄や踊りを取り入れた民謡の一座を組まれるようになったことから、各地で演奏が行われるようになった。それまで伴奏楽器であった三味線の前弾きが、(唄の前奏に入るアドリブ)聴衆の心を掴み、ソロ楽器として認められるようになった。現在、伝統楽器の演奏もスピーカーを通し聴かせるのが大半であり、“生音”で聴く機会もほとんどなくなってしまった。上妻宏光は、“洋楽器と三味線の融合による進化の可能性”を追求すると反面、三味線の歴史を考えたときに“生音にこだわる自分”がいてもいいとの思いから、このツアーを行っており、通算公演数は150公演を越えている。
INFORMATION
『繋 -TSUNAGU-』購入者特典情報
上妻宏光ソロ活動25周年記念アルバム『繋 -TSUNAGU-』先着購入者特典決定!
11/26発売Newアルバム『繋 -TSUNAGU-』をご予約・ご購入いただいた方に先着で以下の特典をプレゼントいたします!
- Amazon.co.jp:メガジャケ
- その他一般店:アザージャケット
- ※各特典は先着でのお渡しとなり、無くなり次第終了となります。
- ※一部特典の取扱いがない店舗もございます。特典の取扱いや在庫の有無に関しては、各店舗様にお問合せください。
対象商品
2025/11/26発売
上妻宏光『繋 -TSUNAGU-』
COCB-54381 ¥2,750 (税抜価格 ¥2,500)
PROFILE

上妻宏光
agatsuma hiromitsu
1973年茨城県出身。いばらき大使、日立大使。
幼少の頃より数々の津軽三味線大会で優勝する等、純邦楽界で高い評価を得る。 その後、ジャズやロック等ジャンルを超えたセッションで注目を集め、2000年にソロデビュー。 1stアルバムと6thアルバムで「日本ゴールドディスク大賞 純邦楽アルバム・オブ・ザ・イヤー」を受賞する。 NHK 大河ドラマ「風林火山」(作曲:千住明)紀行テーマの演奏や 舞台、映画、ドラマ他、様々なシーンへの楽曲提供も行う。
また、USA、EU、アフリカ等、世界35ヵ国以上で公演を行い、 ハービー・ハンコック、マーカス・ミラー等との共演も果たすなど今までの三味線の概念にとらわれない多方面での活動を重ねる。
2013年、内閣総理大臣主催の「TOKYO2020公式夕食会」、 「第5回アフリカ開発会議 公式首脳晩餐会」において、日本を代表して演奏を披露。 翌年、歌舞伎の本公演(主演:市川海老蔵)にて津軽三味線奏者として初めて 舞台への参加と楽曲提供も行った。 2016年には唯一の愛弟子である志村けんと「キリン 氷結R」のTVCMにて共演。 近年ではカザフスタンでの「アスタナ万博」にて日本公式催事として 上妻宏光プロデュース公演を行い、中国では単独公演の実施や大型フェスへの出演、 矢野顕子とのユニット「やのとあがつま」を結成しアルバムを発表するなど、その活動は次世代への文化伝承と津軽三味線の"伝統と革新"を追求し続ける開拓の第一人者と言える存在である。
2025年にはソロデビュー25周年を迎える。




これまで様々なジャンルのアーティストと作品づくりを重ねてきましたが、今回はよりシンプルに“上妻三味線”そのものの響きと表現に向き合いました。「次の世代へ繋ぐ」「世界と繋がる」というテーマのもと、海外アーティストの視点から三味線の新しい可能性を探りたいと考え、作曲家チョン・ジェイル氏との共作に挑みました。これまでにない新しい三味線の世界が生まれたと感じています。ぜひ、多くの方に聴いていただけたら嬉しいです。
上妻宏光