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Artist info 有田正広 『J.S.バッハ:フルート・ソナタ集』発売記念スペシャル


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Special | スペシャル

もはや、楽器の違いは問題ではない? あのアリタがモダン・フルートでバッハを!
有田正広の3度目のバッハ録音は、なんとモダン・フルートで! モダン楽器の機能性を得てバッハの普遍性をより鮮やかに浮かび上げるとともに、自在の境地を極めた演奏からは、そこはかとなくロマンティックな趣すら聴き取れるほど。その一方で、ピリオド楽器と変わらぬ表現も少なくなく、興味は尽きません。音楽の本質は楽器によらず表現できること、真の感動は「方法論」の遥か彼方にあることを雄弁に示したこのアルバムは、オーセンティシティー(歴史的正当性)という言葉を越えて「古楽の精神」を未来へと切り開いてゆくもので、アリアーレ・シリーズの重要なエポックとして記憶されることでしょう。有田のこれまでの思考に鋭く踏み込んだ解説書も必読です。


COGQ-40 ¥2,940(税込)
ALBUM 2009/12/23 Release
J.S.バッハ:フルート・ソナタ集
SACDハイブリッド(5.0chSACD/2.0chSACD/2.0chCD)
◆フルートと通奏低音のためのソナタ ハ長調 BWV 1033
I - Andante - Presto II - Allegro III - Adagio IV - Menuett
◆フルートとオブリガート・チェンバロのためのソナタ ロ短調 BWV 1030
I - Andante II - Largo e dolce III - Presto
◆無伴奏フルートのためのパルティータ イ短調 BWV 1013
I - Allemande II - Corrente III - Sarabande IV - Bourree Anglaise
◆フルートと通奏低音のためのソナタ ホ短調 BWV 1034
I - Adagio ma non tanto II - Allegro III - Andante IV - Allegro
◆フルートと通奏低音のためのソナタ ホ長調 BWV 1035
I - Adagio ma non tanto II - Allegro III - Siciliano IV - Allegro assai
◆(ボーナストラック) シチリアーナ Siciliana
(フルートとオブリガード・チェンバロのためのソナタ 変ホ長調 BWV 1031 より)

★有田正広:フルート(ベーム・システム) ヘルムート・ハンミッヒ作 Helmuth HAMMIG 1968 Berlin、
有田千代子:チェンバロ ジョエル・カッツマン作 2006年アムステルダム(ヨハネス・リュッカース1638年による)
Joel KATZMAN 2006 Amsterdam, after Johannes Ruckers 1638 Antwerp
a' ≒ 440Hz 調律法:ヴェルクマイスター第3番による tuning system: Werkmeister No.3 
調律:島口孝仁 Takahito Shimaguchi

[録音:2009/7/22〜7/24中新田バッハホール(宮城県)]

ピリオド演奏様式にまつわる議論に、ピリオドを打つ!

これを大事件といわずに何と言うでしょう!
すでに、オーセンティシティー(歴史的正当性)を極めた2度のバッハ録音を世に問うている他ならぬ有田正広が、3度目のバッハをモダン・フルートで録音したという事実。かつて、従来演奏へのアンチテーゼとして古楽の探求と発展に尽くしてきた、その運動の旗手というべき有田が、ついに宗旨変えしてしまったのか?・・・誤解を招いてしまう恐れを承知で、あえて挑んだこのアルバムには、長い音楽家としての探求から導かれた有田の信念が、幾重にも織り込まれています。
時代の要請にこたえる形で豊かな音量を獲得していったモダン・フルートに比べ、オリジナル楽器には「打てば響く」ような反応のよさがあり、繊細微妙な表現が可能です。しかしながら、現代の広いコンサートホールではオリジナル楽器の精妙なニュアンスが伝わりきらない・・・・。現代に生きる演奏家の宿命について思いをめぐらせる中で、有田は「オリジナル楽器さえつかえば本物の音楽になるのか?」、「モダン楽器では本物の音楽はできないのか」と、自らの立脚点にさえ懐疑の目を向けるようになります。しかし、有田が出した答えは、シンプルそのものでした。「これまでの古楽の実践で得た知識と経験をもってすれば、音楽の本質は楽器によらず表現できる!」
2009年夏に行われたレコーディングでは、有田がようやくめぐり合った1968年ヘルムート・ハンミッヒ製のフルートが使われました。旧作に増して、しなやかで自在の境地を極めた演奏が繰り広げられ、そこはかとなくロマンティックな趣すら聴き取れるほど。その一方で、オリジナル楽器と変わらぬこまやかな表現も随所に現れて、聴き手を驚かせます。オリジナル楽器とは「ねらい」の違うモダン楽器でのこのような表現は驚異的。加えて、モダン楽器の機能性を活かしてバッハの普遍性をより鮮やかに浮かび上げるなど、古今のあらゆるフルートを知り尽くした有田が心技を尽くした極め付きの名演に、収録スタッフはただただ言葉を失うばかりでありました。
「当時の資料」に裏づけられた楽器、楽譜、奏法を徹底的に追求し、巨匠の時代の演奏慣習を一から見直すことで得られた「古楽」の成果は、バロック音楽の価値観を大きく変え、作曲家の生々しい肉声を聴くかのような衝撃をリスナーに与えてきました。その成果を新しい形で表現したといえる、このモダン・フルートによるバッハは、真の感動は「方法論」の遥か彼方にあることを雄弁に示して、「古楽の精神」を未来へと切り開いてゆくもの。「有田が宗旨変えした?」などという寝言は、この演奏を耳にすれば吹き飛んでしまうことでしょう。
滋味深い味わい演奏の奥には、有田の強い意志を感じずにはいられません。これまで古楽の分野になじみのなかったリスナーの方々にも是非お聴きいただきたい、有田渾身のアルバムです。

(コロムビアミュージックエンタテインメント 制作担当:国崎 裕)

発売記念コンサート

アルバム発売記念演奏会 DENONアリアーレ・シリーズ20周年記念コンサート
有田正広 モダン・フルートによるJ.S.バッハ

日時:2010/01/11(月) トッパンホール 15:00開演予定
全席指定6,000円(予定)
お問い合わせ:有田正広リサイタル実行委員会(アートリンクス内 03-6276-3852)



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