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Artist info 高嶋ちさ子×池谷裕二 プレゼンツ ベイビー・ブレイン・クラシック


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Special | スペシャル


ALBUM 2010/02/24 Release COCQ-84765-6 ¥2,940(税込)
高嶋ちさ子×池谷裕二 presents ベイビー・ブレイン・クラシック

DISC-1: リズム!リズム!リズム!0歳〜3歳までのお子様に ★楽曲解説>>>
DISC-2: 30秒でリラックス 子育て中のパパ・ママにも ★楽曲解説>>>

高嶋ちさ子X池谷裕二 スペシャル対談はこちら>>>


DISC-1: リズム!リズム!リズム! 0歳〜3歳までのお子様に

リズム・メロディー・ハーモニーの音楽の3要素のうち、最も早くから(生後2日ないし3日)人が認知するのは、リズムであるらしいことが最新の研究によりわかってきました。また、リズムに合わせて体を動かすことが、子どもの脳にも良いこともわかっています。子どもは先入観無しに良い音楽を楽しむので、有名曲、無名曲を問わず、リズムにフォーカスした近・現代に作曲された作品を中心に選曲、たとえば民族色の強い音楽も、幼少期に聴かせることで、将来広い音楽的感受性を手にする礎となるでしょう。

1. シャブリエ:狂詩曲《スペイン》
39歳までフランス内務省の役人だった作曲者が、42歳の秋にスペインを旅した際、現地の情熱的な音楽に触発されて書いた彼の代表作。音楽全体は情熱的な二部形式からなるが、途中、楽器の組み合わせが替わることで、色彩の豊かさがいっそう増すのが魅力。

2. バーンスタイン:《キャンディード》序曲
1953年初演。巨匠バーンスタイン作曲のミュージカル(ヴォルテールの風刺小説が原作で、主人公の青年キャンディードが恋人を取り戻すために旅立つ物語)の冒頭を飾る序曲。躍動感にあふれた華やかな曲想が高い人気を誇っており、単独の演奏機会も多い。

3. ロッシーニ:歌劇《ウィリアム・テル》序曲〜スイス軍の行進
生涯に39のオペラを残したロッシーニが、37歳で書いた傑作オペラ《ウィリアム・テル》。序曲全体は4部に分かれるが、フィナーレの〈スイス軍の行進〉の血沸き肉踊る名旋律は、ロッシーニの最も有名な音楽の一つで、運動会のBGMの定番にもなっている。

4. ハチャトゥリアン:バレエ《ガイーヌ》〜剣の舞
旧ソ連を代表する作曲家ハチャトゥリアンが、39歳で書き上げたバレエの最終幕に登場する有名曲で、クルド人が剣を持って踊る戦いの踊りを表現。その活気に満ちたリズムは、クラシックの定番にとどまらず、様々なポピュラー演奏家にもカバーされている。

5. カバレフスキー:道化師のギャロップ
同じく旧ソ連を代表する作曲家カバレフスキーが、35歳のときに書いた組曲《道化師》の第2曲。曲名は、「馬術の全速力の指示」から転じた音楽のテンポ用語で、《天国と地獄》や前述の《ウィリアム・テル》序曲とならぶ、運動会BGMの定番になっている。

6. サン=サーンス:組曲《動物の謝肉祭》
近代フランス音楽の巨匠が、51歳のときに書いた全14曲の組曲だが、古今東西の作品を皮肉ったパロディであるため、彼の生前には公開されなかった。カーテンコールにあたる終曲は、《天国と地獄》のフィナーレの旋律に乗せて、各曲のハイライトが歌われる。

7. コープランド:バレエ《ロデオ》〜ホーダウン
20世紀アメリカの代表的作曲家が、42歳のときに完成したバレエの終曲。アメリカ民謡《ナポレオンの退却》が元になっているが、作曲者は後に、この部分だけを弦楽合奏用の新たな独立したバレエ音楽や、ヴァイオリン用のアンコール・ピースにも編曲している。

8. ムソルグスキー:組曲《展覧界の絵》〜卵の殻をつけた雛の踊り
「 ロシア5人組」の一人だった作曲者が、友人の建築家の遺作展で観た10枚の絵の印象を音楽化したピアノ組曲で、後にラヴェルが管弦楽用に編曲。その第5曲にあたる本作は、タイトルそのままに、雛鳥のせわしない鳴き声と動きを、木管と弦で巧みに表している。

9. アンダーソン:メドレー
アメリカ軽音楽の巨匠の弾けるような名曲(7曲)を豪華なオリジナル・メドレーで。弦のピチカートだけで奏でる《プリンク・プレンク・プランク!》に始まり、優美なワルツ《舞踏会の美女》や、彼の最大のヒット曲《ブルー・タンゴ》などを経て、クリスマスの定番《そり滑り》で高らかに結ばれる。

10. チ・ボラグ:スーホの白い馬
楽器の棹の先端部分が馬の形をしたモンゴルの民族楽器・馬頭琴。その誕生物語として有名な『スーホの白い馬』には、同名の馬頭琴の名曲がある。当盤には、中国国家一級の演奏家で、世界で唯一「馬頭琴大師」の称号を持つチ・ボラグの圧倒的な名演奏を収録。

11. デニーク:ひばり
ルーマニア出身の名ヴァイオリニスト&作曲家の今日最も有名な作品。ヴァイオリン・ソロが、ひばりのさえずりを模倣する箇所が最大の聴きどころで、弓と左手の指の間隔が1cmにも迫るような非常に狭い空間の超高音部で、細かいスタッカートを奏でたりする。

12. ピアソラ:リベルタンゴ
アルゼンチンの巨匠が53歳のときに発表した傑作タンゴで、曲名は「自由」と「タンゴ」を合わせた造語。アルゼンチンの政治に嫌気がさして、イタリアで演奏活動をしていた彼の当時の状況を表しているとされる。日本では、ヨーヨー・マのチェロ演奏の人気が高い。

13. ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲第12番《アメリカ》〜第4楽章
後期ロマン派を代表するチェコの巨匠が、52歳のときに書いた彼の最も親しまれている室内楽の一つ。ニューヨークの音楽院長としてアメリカに滞在していた時期にあたるため、黒人霊歌、先住民音楽、フォスター歌曲などから大きな影響を受けているのも特徴。

14. メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調〜第3楽章
ドイツ・ロマン派を代表する早熟の天才が、晩年の35歳で作曲。ベートーヴェンやブラームスとならぶ「3大協奏曲」の一つで、「メンコン」の愛称でも親しまれている。3つの楽章は休みなく奏され、第3楽章のヴァイオリンは、蝶が舞うような軽やかさで飛翔する。

15. グリンカ:歌劇《リュスランとリュドミラ》序曲
ロシア国民音楽の父祖が、故郷の民話を元に書いた全5幕のオペラで、1842年に初演。美しい姫に求婚する3人の若者の冒険や争いを描いた物語だが、今日オペラが演奏される機会は少なく、弦楽器が華々しく颯爽と駆け巡る序曲が、しばしば単独で演奏されている。

16. ストラヴィンスキー:バレエ《火の鳥》〜魔王カスチェイの凶悪な踊り/終曲

鬼才ストラヴィンスキーの「3大バレエ」の一つで、1910年に初演。捕まえた火の鳥を放してやったお礼に黄金色の羽を贈られた心優しい王子が、その不思議な力で魔王カスチェイを倒し、救出した王女の一人と結婚する物語で、当盤にはそのクライマックスを収録。


DISC-2: 30秒でリラックス 子育て中のパパ・ママにも
イライラ・キリキリとなってしまいがちな子育てパパ・ママが、聴いた直後に神経を緩め、30秒で落ち着ける(専門用語で「ゲシュタルト崩壊」という)曲を高嶋・池谷両氏の感性でスペシャル・セレクト!有名かどうかを条件に入れなかった結果、コア・クラシック・ファンも唸る選曲となりました。それでいて、どの曲も「初めて聴いたのに懐かしい」感じがする、敷居の低さがポイント。高嶋のナビゲーションで知られざるヒーリングの名曲に出会える機会を!

1. マスカーニ:歌劇《カヴァレリア・ルスティカーナ》間奏曲
1890年初演。イタリアのシチリアを舞台に、三角関係のもつれから起こる決闘を描いた悲劇物語で、タイトルの直訳は「田舎の騎士道」。この美しくも哀しい間奏曲は、決闘直前、嵐の前の静かさを想わせる場面で効果的に奏でられる。

2. ハチャトゥリアン:バレエ組曲《スパルタクス》〜スパルタクスとフリーギアのアダージョ
前述の《ガイーヌ》とならぶ作曲者の代表作で、ローマに対して反乱を起こした奴隷の指導者スパルタクスの偉業が題材。第2幕で、ローマの執政官の捕虜になった愛妻を無事救出した主人公が、逃亡を祝って歌うのが、当盤に収められた有名なアダージョである。

3. チャイコフスキー:弦楽セレナーデ〜第3楽章
ロシア最大の人気作曲家が、40歳のときにモーツァルトへの敬愛を込めて書いた作品で、流麗かつメランコリックな旋律が印象的。その第3楽章にあたる「エレジー」は、邦訳の「哀歌」が示す通り、3連符のリズムに乗って、切々とした歌が静かに歌われる。

4. シューベルト:劇音楽《ロザムンデ》間奏曲
1823年初演。「歌曲王」シューベルトが、同名のロマン劇のために書いた音楽の一曲で、第3幕と第4幕の間で奏される間奏曲。シューベルトの最も美しい名旋律の一つでもあり、後に、弦楽四重奏曲第13番や、即興曲(D.935‐3)にも転用されている。

5. ワーグナー:歌劇《タンホイザー》序曲
「歌劇王」ワーグナーの全3幕からなるオペラで、1840年に初演。主人公の吟遊詩人と、ワルトブルク領主の姪の壮絶な愛の物語が描かれている。物語を暗示する勇壮な序曲は、全体が3つの部分で構成されており、コンサートでは単独で演奏される機会も多い。

6. ヴォーン・ウィリアムズ:グリーンスリーヴスによる幻想曲
シェイクスピアの喜劇《ウィンザーの陽気な女房たち》を元に、1928年に完成した歌劇《恋するサー・ジョン》の第3幕の間奏曲で、有名なイギリス民謡《グリーンスリーヴス》が原曲。それをさらにラルフ・グリーヴスが編曲し、独立させたのが本作である。

7. グリーグ:遅すぎた春
叙情的な作風で知られるグリーグの代表作で、《2つの悲しい旋律》の第2曲。ヴィニエの詩(春爛漫に咲き誇る花々に胸を躍らせながら、やがてそれも終わる無常観を嘆いた詩)を歌詞に持つ歌曲《春》を、作曲者自身が、弦楽合奏用に編曲したのが本作である。

8. ブラームス:ピアノ三重奏曲第1番〜第1楽章
ブラームスの記念すべき「作品番号1」にあたる作品。20歳でスケッチを開始したが、晩年にも大幅な改訂を行っている。そのため、冒頭を飾る第1楽章には、若き日の情熱にあふれた瑞々しい旋律と、円熟の極致の充実した書法が、奇跡のように同居している。

9. シューマン:ピアノ四重奏曲〜第3楽章
メンデルスゾーンやブラームスとならぶドイツ・ロマン派の巨匠が、32歳のときに完成した本作最大の聴きどころと言えるのが、この第3楽章。チェロが深々と歌い上げる主題に、ヴァイオリンが優しく応え、やがてピアノが夢見るような合いの手を添える。

10. ピアソラ:悪魔のロマンス
ピアソラの代表作として名高い「悪魔3部作」(《悪魔のタンゴ》《悪魔のロマンス》《悪魔をやっつけろ》)の一つ。彼お得意のミロンガ(2拍子)を用いた悲しくも美しい旋律が、ゆったりとしめやかに舞い踊る。

11. フォーレ:レクイエム〜ピエ・イエス
フランス・サロン文化の申し子が残した傑作レクイエムで、モーツァルトやヴェルディとならぶ「3大レクイエム」の一つ。「楽しみのために書いた」と自身が語っている通り、この〈ピエ・イエス〉をはじめ、全編に、悲しみとは無縁の優美な歌があふれている。

12. ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番〜第2楽章
古今東西のピアノ協奏曲中で、最も人気が高い作品の一つ。作曲者は当時、極度の神経衰弱に陥っていたが、主治医の献身的な治療のお陰で快復し、再び創作意欲を取り戻した28歳のときに完成。この緩徐楽章は、秘めやかなロマンスを想わせる名旋律として名高い。

13. ショパン:ピアノ協奏曲第1番
「ピアノの詩人」ショパンが、故郷のワルシャワを離れてウィーンに向かう20歳のときに作曲し、告別と飛翔の気持ちを込めたと言われる作品。当盤に収録した三部形式の第2楽章は、瞑想的な序奏に続き、夜想曲のようなピアノの調べをそっと柔らかく立ち現れる。

14. マーラー:交響曲第5番〜第4楽章
マーラーが公私共に絶頂にあった中期の傑作で、42歳のときに作曲。ハープと弦が淡い夕映えのように美しく織りなすこの第4楽章は、1971年公開の映画『ベニスに死す』でも使用。これがマーラー・ブームの火つけ役となり、現在も彼の音楽の代名詞になっている。

楽曲解説:渡辺謙太郎(音楽ジャーナリスト)

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