[サラウンド収録音源]
1. チャンネル・チェック1 セクション (Track 1
〜 8)
再生機器の基本的な接続チェック:再生される音楽信号が、1チャンネルずつ再生された後、最後に5.1chの全チャンネルから再生されます。各チャンネル信号の接続確認とスピーカの音色のチェックなどを行うことができます。
2. 位相チェック セクション (Track 9 〜
15)
音楽信号が、5本のスピーカから2本ずつの組で再生されます。同じ信号が同相で2本のスピーカから提示されるので、これらのスピーカ間の位相をチェックすることが出来ます。
サブウーファ位相チェック (2.1ch) (Track
16 〜 17)
L、RチャンネルとLFEチャンネルから同時に再生される63Hz、1/1オクターブ・バンド・ノイズで構成されています。Track16、Track17の再生音のレベルを比較してチェックを行い、Track17の再生音の方が大きくなった場合は、サブウーファの位相が逆である可能性があります。
このチェックは、LFEチャンネル信号がそのままサブウーファで再生されるシステムにおいて有効です。
3. チャンネル・チェック2 セクション (Track
18 〜 22)
ピンク・ノイズが1チャンネルずつ再生された後、最後に5.1chの全チャンネルから再生されます。各スピーカの音色や再生レベルのチェックに使用できます。
4. 帯域バランスチェック セクション (Track
25 〜 27)
1/1オクターブ幅のバンドノイズに残響をつけた信号が、5本のスピーカから同時に同相で再生されます。スピーカ中央のリスニング・ポイントでこの信号を聴いたときに、ちょうど頭の中(上)で信号が減衰してゆくように聞こえれば、5本のスピーカは正しく調整されているといえます。音像がどちらかに片寄っていたり、残響がどちらかの方向に流れるように聞こえたりした場合は、再生レベルが正しくそろっていない、などの問題が考えられます。
5. リファレンス信号 セクション (Track 28
〜 32)
本ディスクは、0dBSACD = 0dBFs を基準として、SACD層とCD層の信号が作成されています。このセクションでは、-16dBSACDの信号を収録しました。次の5種類の基準信号が全チャンネルから同相で出力されます。
6. 周波数スイープ セクション (Track 33
〜 34)
周波数特性のチェック等にお使いいただける、正弦波周波数スイープ信号、ワーブルトーン対数スイープ信号を収録しました。1kHzパイロットトーンに続いて、30kHzまでの対数スイープ信号が収録されています。
7. デモンストレーション音源
SACDの大きな特徴のひとつが、5.1chのサラウンド対応といえましょう。あたかもホールに居合わせているかのような見事なサラウンド音声を体験すると、普通のステレオが物足りなく感じてしまっている方も少なくないのではないでしょうか。使用するチャンネルの数に関しては、現場レベルでの試行錯誤からさまざまなケースが選択されています。5.1chフルサポートによるTrack
37、LFEチャンネルを含まない5chによるTrack35、36、39、同じピアノでもセンターchを敢えて使用しなかったTrack
38。Track40に収録した音源は、アナログ・4チャンネルで収録されたものなど、数々のテスト音源を収録。
★SACDホームページ http://www.super-audiocd.com/
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