会社沿革
明治後期・大正
1910 - 19261907明治40年
- F.W.ホーンにより、現在の川崎市に日米蓄音器製造(株)が設立され、国産の蓄音器と音盤の開発を始める。
1908明治41年
- 工場建設に着手。
- 国産第1号の円盤レコードを市場に送り出す。
1909明治42年
- F.W.ホーンによる個人経営の日米蓄音器商会から、国産初の蓄音器「ニッポノホン」4機種と「シンホニー」「ローヤル」「アメリカン」「ユニバーサル」「グローブ」などのレーベルによる片面盤を発売。
- 京橋区弓町に吹込所を開設し録音活動を開始。
1910明治43年
- (株)日本蓄音器商会として正式に法人化して発足(F.W.ホーン社長)。日米蓄音器製造(株)の製品を販売。
1911明治44年
- 国産初の無ラッパ蓄音器「ユーホン1号」を発売
1912明治45年 大正元年
- 京橋際の本社屋の壁面に大佛のイルミネーションを設置、電飾の点滅により大佛の上半身が動き話題となった。
1913大正2年
- 両面盤レコードの国産第1号を発売。
1914大正3年
- 松井須磨子の「カチューシャの唄」(オリエント・レコード)が全国に流行。
- 両面盤が一般化しはじめる。
1915大正4年
- 不正複製盤を排除するために、片面盤を回収、全て両面盤に切り替えレーベルを「ニッポノホン」に統一する。
1916大正5年
- 子供向けの「モモタロー・レコード」と「モモタロー。蓄音器」を発売
1919大正8年
- J.R.ゲアリーが2代目社長に就任
- 東洋蓄音器合資会社(オリエント・レコード)を買収
1923大正12年
- 関東大震災で横浜市山下町の本社が消失、川崎工場は倒壊
1924大正13年
- 大和木工株式会社(後のコロムビア音響,舞阪工場)を買収
「ニッポノホン」蓄音器
昭和
1926 - 19891927昭和2年
- 英国コロムビア、米国コロムビアと提携。
- 国内プレスによるコロムビア洋楽レコード(黒盤)を発売。
- イーグル蓄音器を発売。
1931昭和6年
- コロムビア商標を米国コロムビアから譲り受け、すべてのレコードのマークを現在の音符のコロムビア・マークに統一。
- 東洋一のコロムビア・マークのネオン塔が川崎工場屋上に完成。
1939昭和14年
- 国産テレビ受像機を完成、高島屋で公開。
1942昭和17年
- 社名を日蓄工業(株)に変更。
1946昭和21年
- 社名を日本コロムビア(株)と変更。
- 霧島昇・並木路子の「リンゴの唄」大ヒット。
1950昭和25年
- 「第1回 コロムビア全国歌謡コンクール」開催。(創立40周年記念事業)
1951昭和26年
- わが国初のLPレコード発売。
- 音楽娯楽番組「コロムビア・アワー」民間放送の開局と同時にスタート。
1960昭和35年
- 創立50周年「コロムビア大芸能祭」(歌舞伎座)開催。
1962昭和37年
- 電子ピアノ「エレピアン」発売。
1963昭和38年
- 日本電気音響(株)を吸収合併。
- DL-103カートリッジNHKと共同開発。
1965昭和40年
- 本社社屋、赤坂に新築完成。(赤坂スタジオ開設)
1969昭和44年
- (株)日立製作所と業務提携。
1971昭和46年
- 世界初のデジタル録音のLPレコード「打!ツトム・ヤマシタの世界」を発売
- DENONブランド製品発売開始(プレーヤーDPシリーズ/アンプPMAシリーズ)。
1972昭和47年
- 世界初の本格的レコードマスター用PCM録音機(DN-023R)を自社開発し、以後、世界に先駆けPCM録音レコードを多数制作発売
1982昭和57年
- 世界初のデジタル編集機(DN-036ED)を開発
- CDとCDプレーヤーを世界に先がけて発売。
- ビデオカセットを本格的に発売。
1986昭和61年
- CDプレーヤー「DCD-1500」が、米国・西独で最高の評価を獲得するなど国内外で好評。
- ミュージックカセット生産累計1億巻達成。
- 日本オーディオ協会より、デジタル録音の実用化と推進により日本オーディオ協会賞を受賞。
初のコロムビア洋楽レコード
(黒盤)を発売した時のポスター
国産テレビ受像機
国産LPレコード第1号
コロムビア・アワー
赤坂社屋落成
赤坂スタジオ
日本初のCDソフト第1号
平成
1989 - 20191989平成元年
- 専属アーティスト美空ひばり逝去、美空ひばり大全集「今日の我れに明日は勝つ」をはじめデビュー以来の数々の作品が好評。
1990平成2年
- 川崎工場敷地内に中央研究所竣工。
- 日本コロムビア、創立80周年を迎える。
- 世界初の業務用CD-Rレコーダー(DN-7700R)を発売。
1995平成7年
- 東京/代々木にマルチメディア時代に対応したスタジオ設立。
2001平成13年
- AV・メディア関連機器部門を(株)デノンとして分社化、譲渡。
2002平成14年
- 社名をコロムビアミュージックエンタテインメント(株)とする。
2005平成17年
- レコード会社初、携帯3キャリアで「モバイルコロムビア」を開始。
- 多くの名曲を生み出した赤坂スタジオ・クローズ。
- 本社を六本木に移転。
- 「iTunes Music Store」に楽曲提供を開始。
2007平成19年
- TDKコア(株)の全株式を取得。
2008平成20年
- CD1枚からの完全受注生産システム“オンデマンドCD”サービスを開始。
- TDKコア(株)、社名をクリエイティヴ・コア(株)に変更。
2009平成21年
- iPhoneアプリのサービス開始。
- 本社を六本木から虎ノ門に移転。
20102010
- クリエイティヴ・コアのソフト事業を統合。
- フェイスグループの一員になる。
- 創立100周年
- 社名を日本コロムビア(株)に戻す。
- 100周年記念コンベンションを開催。
2011平成23年
- 株式会社フューチャーレコーズ設立。(フェイスとの合弁会社)
2012平成24年
- コロムビア・マーケティング株式会社を設立。
2013平成25年
- 株式会社オーマガトキ、シリウス株式会社の全株式を取得。
2015平成27年
- 自社開発のPCM録音機(DN-023R)が、国立科学博物館の重要科学技術史資料(通称:未来科学遺産)に登録される。
2017平成29年
- 株式会社フェイスによる完全子会社化。
令和
2019 -2021令和3年
- 本社を虎ノ門から南青山に移転。