ポイント

鉄腕アトム」の後番組でありながら、まったく異質の世界観とともにテレビ界に登場した「悟空の大冒険」。当時のよい子の常識と、大人たちの既成概念に真っ向から挑んだスーパーギャグアニメ。石から生まれた悟空こそ、その“挑戦”の象徴だった。
(1967年1月7日〜9月30日・CX系放映)

その1
本放映時に使用されながら、その後、幻の存在となっていたオープニングフィルムをついに発見! これは、ラストカットに「明治製菓」という提供表示が入るバージョン。現在お馴染みのフィルムでは、ここが「悟空の大冒険」というタイトルロゴに置き換えられているため、初めて目にする人も多いはず。

その2
『悟空の大冒険』のエンディングには、お馴染みの「悟空がすきすき」以外にもう1曲、夏期バージョン「悟空音頭」があった。鉢巻きをしめた悟空が太鼓を叩き、三蔵や竜子たちが合いの手を入れる――軽快な作画が楽しい名エンディングにもかかわらず、過去のビデオ、LDには一切収録されたことのなかったこの超レア映像が、本BOXにてついに陽の目を見る!

その3
『悟空の大冒険』には、放映されなかったもう1本のフィルム(第8話用)があった!実際 に放映された第8話とは、サブタイトルも内容も異なるそのフィルムは、アニメファンなら必見。脚本や絵コンテの段階で制作が中断される例はほかにもあるが、撮影や編集段階まで進んでいるものは珍しい。アニメ史のミステリーを、あなたも目撃せよ!

その4
本放映時、毎回のエンディング前に流されていた次回予告フィルム。今回、虫プロ所蔵のフィルムを調査した結果、そのなかに現存しているものを発見。第10、12、13、17、27、29話と、見つかったのは惜しくも6話分のみだが、そのすべてを該当話数のエンディング前に収録することに。

その5
本放映当時にのみオンエアされた、明治製菓のCM「悟空の風船ガム」のアニメ映像を特別収録。悟空、竜子、八戒、沙悟浄が踊るアニメは、このCMのみで見られるオリジナル!

その6
テレビシリーズの製作開始前に作られた試験用に作られたパイロットフィルム『孫悟空が始まるよー 黄風大王の巻』を完全収録。

その7
悟空の声が、右手和子ではなく、「天地総子」の第1話があった!

その8
本作の演出・作画スタッフでもあった出崎統氏が、放映当時に雑誌『COM』(虫プロ商事発行)上に連載した幻のマンガ『悟空の大冒険』(全153頁)を完全復刻、単行本化してDVDボックスに特典封入する!表紙デザインは、ファンなら泣いて喜ぶ“虫コミックス仕様”だ。

その9
各話解説、スタッフリスト、スタッフインタビューなどを掲載した資料性抜群の解説書を封入!

ポイント 解説 表紙

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