What's New
- 2020/04/15
- リリース情報 「この素晴らしい世界に祝福を!ファンタスティックデイズ」テーマソングシングル 発売日延期のお知らせ
- 2020/04/08
- リリース情報 “このすば”初のスマホゲーム「この素晴らしい世界に祝福を!ファンタスティックデイズ」テーマソングシングル(5/13発売)の購入者特典が決定!!
- 2020/03/05
- リリース情報 “このすば”初のスマホゲーム「この素晴らしい世界に祝福を!ファンタスティックデイズ」より、主題歌と挿入歌を収録したCDが5/13発売決定!!
- 2019/11/13
- インフォメーション 「この素晴らしい世界に祝福を!」主題歌やキャラクターソングなどの配信・ストリーミングがスタート!!
- 2019/09/06
- インフォメーション 音楽担当:甲田雅人×日本コロムビア:穴井プロデューサーの対談インタビュー後編を公開!!
- 2019/09/04
- リリース情報 エンディング・テーマ「マイ・ホーム・タウン」(本日発売・歌/アクア・めぐみん・ダクネス)の試聴を公開!!
- 2019/09/04
- インフォメーション エンディング・テーマ「マイ・ホーム・タウン」(歌/アクア・めぐみん・ダクネス)、本日発売! レコーディング終了後の雨宮天(アクア役)・高橋李依(めぐみん役)・茅野愛衣(ダクネス役)インタビューを公開!!
- 2019/08/23
- リリース情報 映画のサントラCD&オーケストラコンサート録音盤(9/4発売)のジャケ写と、オーケストラコンサートより「旅立つ我らに祝福を!」の演奏動画を公開!!
- 2019/08/23
- インフォメーション 映画のサントラCD&オーケストラコンサート録音盤(9/4発売)の購入者特典の絵柄を公開!!
- 2019/08/23
- インフォメーション 音楽担当:甲田雅人×日本コロムビア:穴井プロデューサーの対談インタビュー前編を公開!!
- 2019/08/02
- インフォメーション テーマソング、エンディング・テーマ、オリジナルサウンドトラックCDの購入者特典と連動購入特典が決定!!
- 2019/08/02
- インフォメーション エンディング・テーマ「マイ・ホーム・タウン」提供のハンバート ハンバートのインタビューを公開!!
リリース情報
主題歌シングル情報
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2019年8月28日発売!!
■「映画 この素晴らしい世界に祝福を!紅伝説」テーマソング
1ミリ Symphony
作詞/高橋久美子、多保孝一 作曲・編曲/多保孝一、UTA Sound Produced by 多保孝一歌MachicoDVD付き限定盤 CD+DVD COZC-1568-9 ¥1,980 (税抜価格 ¥1,800)
通常盤 CD COCC-17659 ¥1,430 (税抜価格 ¥1,300)~収録曲~-
CD
- 1ミリ Symphony
- Do You Believe in Magic?
- 1ミリ Symphony -Ma-chill ver.-
- 1ミリ Symphony(off vocal ver.)
- Do You Believe in Magic?(off vocal ver.)
- 1ミリ Symphony -Ma-chill ver.-(off vocal ver.)
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DVD
- 1ミリ Symphony MV
- 1ミリ Symphony メイキング映像
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2019年9月4日発売!!
■「映画 この素晴らしい世界に祝福を!紅伝説」エンディング・テーマ
マイ・ホーム・タウン
作詞・作曲・編曲/佐藤良成歌アクア(CV:雨宮天)、めぐみん(CV:高橋李依)、ダクネス(CV:茅野愛衣)COCC-17660 ¥1,430 (税抜価格 ¥1,300)~収録曲~-
- マイ・ホーム・タウン
歌/アクア(CV:雨宮天)、めぐみん(CV:高橋李依)、ダクネス(CV:茅野愛衣) - マイ・ホーム・タウン -アクア ver.-
歌/アクア(CV:雨宮天) - マイ・ホーム・タウン -めぐみん ver.-
歌/めぐみん(CV:高橋李依) - マイ・ホーム・タウン -ダクネス ver.-
歌/ダクネス(CV:茅野愛衣) - マイ・ホーム・タウン(off vocal ver.)
- マイ・ホーム・タウン
- ※コーラスとして佐野遊穂(ハンバート ハンバート)も参加!
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アルバム情報
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2019年9月4日発売!!
■「映画 この素晴らしい世界に祝福を!紅伝説」オリジナル・サウンドトラック
「澄み渡る青空に希望の狼煙を!」音楽甲田雅人COCX-40934 ¥2,750 (税抜価格 ¥2,500)~収録曲~-
- 失敗(M-14)
- 無一文(M-15)
- モテ期入りました!!(MM-01)
- 人助け(MM-02)
- このすばアイキャッチ その1(M-12 12弦ギターバージョン)
- 蹂躙される故郷(MM-03)
- このすばアイキャッチ その3(M-12 バンジョーバージョン)
- 切磋琢磨(MM-04)
- このすばアイキャッチ その7(M-71 テノールバージョン)
- 緊急クエスト発動!(MM-04B)
- 裁き(M-66)
- 絶滅危惧(MM-05)
- このすばらしいカンタータ第69篇「受難」(M-69)
- 集え!冒険者達(M-34)
- このすばアイキャッチ その2(M-12 ガットギターバージョン)
- ゴブリンの群れ(MM-07)
- 見逃すか!(MM-08)
- 爆裂魔法を操る者(M-22)
- 紅魔族の勇者(MM-09)
- 靴屋の倅(MM-10)
- ようこそ、紅魔の里へ(MM-11)
- 族長の思惑(MM-12)
- このすばアイキャッチ その6(M-71 ドブロバージョン)
- 可愛い妹(MM-13)
- このすばアイキャッチ その8(M-71 ジャズバージョン)
- 敷居を跨ぐな(MM-14)
- 死活問題(MM-15)
- 玉の輿?!(MM-16)
- 得体の知れない母(MM-17)
- 独白(MM-18)
- 千載一遇(MM-19)
- 男は狼(MM-20)
- 封印された場所(MM-21)
- 服屋の店主(MM-22)
- このすばアイキャッチ その10(M-71 ウッドベースバージョン)
- 魔法学園レッドプリズン(MM-23)
- 新たな魔法の使い手(MM-24)
- 同級生たち(MM-25)
- 好敵手(MM-26)
- 押し寄せる魔王軍(MM-27)
- 緊迫(MM-28)
- あたふた(M-53)
- おはよう(MM-28B)
- 感謝の気持ち(MM-29)
- 今度こそ(MM-30)
- おとなしくしてなさい(MM-31A)
- 幸運が火を噴く(MM-31B&F)
- もう一度ひとつに(MM-31C)
- お前の取り柄は何だ?(MM-31D)
- 女心(MM-31E)
- 魔術師殺し(MM-32)
- 想像以上の男(MM-33)
- 最凶の力(MM-34A)
- 女神のお仕事(MM-34B)
- このすばアイキャッチ その5(M-71 マンドリンバージョン)
- レールガン(仮)(MM-35)
- 魔王軍に立ち向かえ(MM-36)
- エンシェントディスペル(MM-37)
- 長の血(MM-38)
- エクスプロージョン(M-24)
- 一筋の光(MM-39)
- 我が名はこめっこ!(MM-40)
- このすばアイキャッチ その10(M-71 ドラムバージョン)
- こっち来いよ(MM-41)
- 一件落着(MM-42)
- 恐るべき執念(MM-43)
- 全てを焼き尽くして(MM-44)
- 命を賭して信じる魔法(MM-46~7)
- おかえり(MM-48)
- 澄み渡る青空に希望の狼煙を!(MM-49)
- マイ・ホーム・タウン(Movie-size)
歌/アクア(CV:雨宮天)、めぐみん(CV:高橋李依)、ダクネス(CV:茅野愛衣) - 1ミリ Symphony(Movie-size)
歌/Machico
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2019年9月4日発売!!
■「この素晴らしい世界に祝福を!」コンサート
~この素晴らしい音楽に喝采を! 実況録音盤録音:2019年2月3日(日) 東京芸術劇場大ホール
昼の部《旅立つ我らに祝福を!》/夜の部《受難の日々に福音を!》
指揮甲田雅人
演奏東京ニューシティ管弦楽団COCX-40939-40 ¥3,850 (税抜価格 ¥3,500)~収録曲~-
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DISC-1 旅立つ我らに祝福を!
- fantastic dreamer -Orchestra Arrange ver.-
歌/Machico - 始まりの調べ(M-01)~異世界転生(M-44)~始まりの街(M-42)
- エクスプロージョン(M-24)~クルセイダーを生業とする者(M-25)
- 旅立つ我らに祝福を!(M-02)
- スティール(M-39)
- 無一文(M-15)~空腹も生きていればこそ(M-04)~天丼(M-06)
- 敵の襲来(M-38)~対峙(M-41)~仲間は多い方が良い(M-09)
- ちいさな冒険者 -Orchestra Arrange ver.-
歌/アクア(CV:雨宮天)、めぐみん(CV:高橋李依)、ダクネス(CV:茅野愛衣)
《アンコール》
- このすばらしいカンタータ第69篇「受難」(M-69)
《本編》-
DISC-2 受難の日々に福音を!
- TOMORROW -Orchestra Arrange ver.-
歌/Machico - このすばらしいカンタータ第69篇「受難」(M-69)
- 本音(M-50)~やれやれ(M-51)~あたふた(M-53)
- 不思議なダンジョン(M-60)~地獄の公爵(M-62A)~ターンアンデッド(M-57)
- 初めての冒険へ(M-61)~アルカンレティア(M-63)
- アクシズ教団歌(M-64)
- 立ちはだかる強大な敵(M-65B)~安息の地へ(M-56)
- おうちに帰りたい -Orchestra Arrange ver.-
歌/アクア(CV:雨宮天)、めぐみん(CV:高橋李依)、ダクネス(CV:茅野愛衣)
《アンコール》
- 旅立つ我らに祝福を!(M-02)
《本編》 - fantastic dreamer -Orchestra Arrange ver.-
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インフォメーション
特典情報
- テーマソング「1ミリ Symphony」(2019/8/28発売)購入者特典情報!!
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下記店舗にて、2019/8/28発売・Machico「映画 この素晴らしい世界に祝福を!紅伝説」テーマソング「1ミリ Symphony」(COZC-1568-9 / COCC-17659)をお買上げの方に、先着で特典をプレゼント!
また、下記オリジナル特典対象店舗を含む拠点店では、メーカー特典としてA5クリアファイルをプレゼント!!
※特典は先着順となり、無くなり次第終了となりますので予めご了承ください。
※一部お取扱いの無い店舗もございます。
【オリジナル特典対象店舗】
・アニメイト:複製サイン入りブロマイド
・ゲーマーズ:複製サイン入りブロマイド
・タワーレコード:複製サイン入りブロマイド
・HMV:複製サイン入りブロマイド
・TSUTAYA:複製サイン入りブロマイド
・ネオ・ウィング:複製サイン入りブロマイド
・コロムビアミュージックショップ:複製サイン入りブロマイド
・Amazon:デカジャケ(初回限定盤と通常盤の絵柄は異なります。)
【メーカー特典】
・A5クリアファイル
- エンディング・テーマ「マイ・ホーム・タウン」(2019/9/4発売)購入者特典情報!!
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下記店舗にて、2019/9/4発売「映画 この素晴らしい世界に祝福を!紅伝説」エンディング・テーマ「マイ・ホーム・タウン」(COCC-17660)をお買上げの方に、先着で特典をプレゼント!
また、下記オリジナル特典対象店舗を含む拠点店では、メーカー特典としてA5クリアファイルをプレゼント!!
※特典は先着順となり、無くなり次第終了となりますので予めご了承ください。
※一部お取扱いの無い店舗もございます。
【オリジナル特典対象店舗】
・アニメイト:ブロマイド
・ゲーマーズ:ブロマイド
・とらのあな:ブロマイド
・タワーレコード:ブロマイド
・HMV:ブロマイド
・TSUTAYA:ブロマイド
・ネオ・ウィング:ブロマイド
・コロムビアミュージックショップ:ブロマイド
・Amazon:デカジャケ
【メーカー特典】
・A5クリアファイル
- オリジナル・サウンドトラック「澄み渡る青空に希望の狼煙を!」(2019/9/4発売)購入者特典情報!!
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下記店舗にて、2019/9/4発売『「映画 この素晴らしい世界に祝福を!紅伝説」オリジナル・サウンドトラック「澄み渡る青空に希望の狼煙を!」』(COCX-40934)をお買上げの方に、先着で特典をプレゼント!
また、下記オリジナル特典対象店舗を含む拠点店では、メーカー特典としてA5クリアファイルをプレゼント!!
※特典は先着順となり、無くなり次第終了となりますので予めご了承ください。
※一部お取扱いの無い店舗もございます。
【オリジナル特典対象店舗】
・とらのあな:缶バッチ
・Amazon:デカジャケ
【メーカー特典】
・A5クリアファイル
- オーケストラコンサート録音盤(2019/9/4発売)購入者特典情報!!
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下記店舗にて、2019/9/4発売『「この素晴らしい世界に祝福を!」コンサート ~この素晴らしい音楽に喝采を! 実況録音盤』(COCX-40939-40)をお買上げの方に、先着で特典をプレゼント!
また、下記オリジナル特典対象店舗を含む拠点店では、メーカー特典としてA5クリアファイルをプレゼント!!
※特典は先着順となり、無くなり次第終了となりますので予めご了承ください。
※一部お取扱いの無い店舗もございます。
【オリジナル特典対象店舗】
・アニメイト:缶バッチ
・ゲーマーズ:ポートレート
・とらのあな:A3クリアポスター
・Amazon:デカジャケ
【メーカー特典】
・A5クリアファイル
- テーマソング、エンディング・テーマ、オリジナルサウンドトラックCD連動購入特典情報!!
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下記店舗にて、「映画 この素晴らしい世界に祝福を!紅伝説」テーマソング、エンディング・テーマ、サントラCDを連動してお買上げの方に、先着で特典をプレゼント!!
○アニメイト
3タイトル連動購入特典:缶バッチ
【対象商品】
・2019/8/28発売 テーマソング「1ミリ Symphony」(COZC-1568-9 / COCC-17659)
・2019/9/4発売 エンディング・テーマ「マイ・ホーム・タウン」(COCC-17660)
・2019/9/4発売 オリジナル・サウンドトラック「澄み渡る青空に希望の狼煙を!」(COCX-40934)
○ゲーマーズ
3タイトル連動購入特典:缶バッチ
【対象商品】
・2019/8/28発売 テーマソング「1ミリ Symphony」(COZC-1568-9 / COCC-17659)
・2019/9/4発売 エンディング・テーマ「マイ・ホーム・タウン」(COCC-17660)
・2019/9/4発売 オリジナル・サウンドトラック「澄み渡る青空に希望の狼煙を!」(COCX-40934)
○とらのあな
2タイトル連動購入特典:2タイトル収納スリーブ
【対象商品】
・2019/8/28発売 テーマソング「1ミリ Symphony」(COZC-1568-9 / COCC-17659)
・2019/9/4発売 エンディング・テーマ「マイ・ホーム・タウン」(COCC-17660)
インフォメーション
- エンディングテーマ「マイ・ホーム・タウン」を歌う雨宮天(アクア役)、高橋李依(めぐみん役)、茅野愛衣(ダクネス役)のレコーディング終了後インタビュー!
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レコーディング終了後インタビュー第1弾! 茅野愛衣(ダクネス役)
――映画が決まったときの気持ちを教えてください。
正直、『このすば』で映画って、どんなことになっちゃうのか、あまり想像できなかったです。でも台本を読んだら、ちゃんと映画になっていて、すごい!『このすば』だ!って思いました。TVシリーズのノリをそのままに、スケールとしては映画になっているんです。尺の都合でやむを得ずというところもいっぱいあったらしいんですけど、アフレコ段階ですごく面白かったので、これに映像と音楽が付いたらどんなふうになるんだろうって、公開が待ち遠しくなりました。
――確かに映画のイメージは全然なかったです。
『このすば』ってなんか日常に近いというか。あまり大々的に何かが起こるみたいな感じがしないんですよね。作品自体に人気があって、たくさんのファンがいることはわかっているんですけど、どこか日常感があるというか…。フルコースではなく定食屋さんみたいなイメージがあったんですよね(笑)。
――すごくわかります。
だから映画なの!?って感じはありましたよね?
――じゃあ、『このすば』のフルコース感が味わえる?
というよりは、定食がフルコースみたいにして出てくる感じかもしれない(笑)。
――あははは(笑)。
豪華な定食が、おしゃれに盛られて出てくるみたいな? だから『このすば』の味は基本的には変わらないんです。また食べ物の例になっちゃうんですけど、すごくシンプルに、大根おろしと醤油で食べる卵焼きが、モン・サン=ミッシェルのふわふわオムレツに変身して出てくるわけではないんです。そのままの味を残しながら、映画のダイナミックさがあるので、そういうところは安心してほしいです。映画だからということは特にないから、始まってすぐの安心感はすごいと思います。
――ますます楽しみになります。
今回は紅魔の里の話でめぐみんがメインなので、めぐみんとカズマのやり取りが多かったですけど、ダクネスとしては、友達の地元に遊びに行くような感覚だったのかなって。だからエンディング曲のレコーディングも、ダクネスは当事者ではなく「友達に付いて、その子の地元に帰るような気持ちで歌うような感じで」ということに最終的に落ち着いたんです。『このすば』のディレクションは、穴井さん(※日本コロムビア 音楽プロデューサー)がしてくださるんですけど、ストーリーをちゃんと作って、どう歌えばいいのかというのを一度歌ったあとに相談に乗ってくださるので、わかりやすいんです。ダクネスって普段はキリッとした凛とした女性のところとドMなところの2極あるんですけど、そういうところではない、本来のダクネスの姿みたいな。紅魔の里の昔話を聞きながら、自分の子供の頃を思い出しているような、柔らかいような温かい雰囲気で歌えたらいいなと思いました。
――一歩引いて、みたいな感じになっているんですね。
だからいつも知っているダクネスではないかもしれないですけど、エンディングテーマもゲームと合わせて4回目になるので、ダクネスの素の部分でいいのかなと思っているところはあります。飾り立てることのない本当の気持ちで歌うということを重視してます。
――エンディングテーマ「マイ・ホーム・タウン」を聴いたときは、どう思いました?
ハンバートハンバートさんの曲は本当に素晴らしくて、悲しいことを歌っているわけではないのに涙を誘うというか。すごく温かくて寄り添ってくれる曲調なので、いつもやられたなぁって思います。
――もともとハンバートハンバートさんの曲が好きだったんですか?
『このすば』で初めて出会って、その後すごくいろいろな曲を聴きました。ライブにも行かせていただいたりして、すごく好きなジャンルなんです!
――高橋さんのめぐみんは、少し感情的に歌っていたんですけど、ダクネスは、確かに少しフラットな感じで歌っていましたね。
当事者と当事者じゃないのとでは、こんなにも違うのかという感じですよね。詞を読むと懐かしい感じがあるので、昔話を語るような雰囲気が出たらいいなと思いました。Aメロの歌詞のところは、穴井さんが「朗読を聞いているかのようです」とおっしゃってて面白かったです。
――歌ってて好きな部分はありました?
曲自体がもう好き過ぎて、全部なんですよね……。どんな方が聴いても、子供の頃を思い出しちゃうような歌詞だなって思っています。
――上京してきた人などは特に感動しそうな曲ですよね。
「おうちに帰りたい」(第2期エンディング)もそうですけど、みんな実家に帰っちゃうんじゃないかと思います(笑)。何でこんなにも実家が恋しくなるんだろうっていうくらい、何か匂いがしますよね、『このすば』のエンディングって。そこが素晴らしいんです! 誰にでも受け入れられるような耳馴染みのいい曲で、こんなにも優しい曲調なのに、ギュッと何かを掴まれる。ただただ温かいだけではなく苦しくなるみたいな曲がハンバート ハンバートさんの曲には多い気がして、不思議だなって思います。本当に、よく第1期のときに、エンディングにハンバート ハンバートさんの曲調を持ってこようと思ったなと。今となっては、あのエンディングがないと『このすば』が終わった感じがしないですよね。
――映画で初めて聴けるように、試聴動画とかも作らないそうですよ。
いいと思います! 最後の“今日は帰るよ ちゃんと帰るよ また今度ね”っていうところもすごく好きですけど、きっとめぐみんは紅魔の里を思いながら歌ったと思うので、めぐみんの歌にも注目してほしいです。
――映画のアフレコの思い出はありますか?
福島潤さんのスタミナ値みたいなものがギュンギュン減っていくのが、背中を見ててもわかるくらいしゃべっていたし、叫んでいました。でも、やり切った!という感じも背中に溢れてて、2日目が終わったあとに飲みに行ったんですけど、終わったあとのシュワシュワが最高に美味しいと言いながら、潤さんは顔を真っ赤にしてました(笑)。
――さぞや美味しかったでしょうね(笑)。
でも、みんなで駆け抜けた感はありました。2日目は雨宮天ちゃんがイベントがあって駆けつけだったんですけど、せっかくだからみんな一緒に終わりたいと思って、他のメンバーは先に打ち上げ会場に行ってもらって、パーティーメンバーの潤さんとりーちゃん(高橋李依)と私は残って天ちゃんを待っていたんです。それで天ちゃんの最後のシーンを一緒に見届けて、お疲れ様!ってスタジオでひと盛り上がりしてから打ち上げ会場に行ったんです。なんか終わったあとに一人にさせたくなかったんですよね。
――素敵なパーティーですね。『このすば』チームの結束もできてるんでしょうね。
そうですね。もう長くなりましたし、『このすば』って10話構成で少し短かったんですけど、そうとは思えないくらい濃厚な時間で、なんだかんだ1期2期の間にもゲームの収録があったり、『異世界カルテット』があったり、『このすば』から離れる時間も少なくて、しょっちゅうみんなに会いたいなってなります。この映画までにチーム間の絆はかなり深まっていたと思いますよ。
――では最後に、メッセージをお願いします。
今か今かと待っていてくださったと思いますけど、今、私自身が一番見たいです! 今回はめぐみんの地元・紅魔の里が舞台の話ですけど、ダクネスとしてもめぐみんに付き添って、ダクネスらしい活躍(笑)を見せてくれてるので、そちらのほうも期待してくださいね。面白いだけではなく、ほろりとしてしまうようなシーンもあったりしますので、TVシリーズとはまた違った『このすば』も見れたりするのかなと思っています。今までの味はそのままに、映画だからこそ楽しめる『このすば』を、ぜひ劇場で楽しんでくださいね。
レコーディング終了後インタビュー第2弾! 高橋李依(めぐみん役)
――映画が決まったときの気持ちを教えてください。
2期が終わったあとに、『このすば』のみんなを演じることも、こうして掛け合いするのも終わりなのかと思って、すごく寂しい気持ちばかりだったんです。だから新作決定と聞いたときは何よりも嬉しくて! 大人になってあんなに大泣きしたのは初めてじゃないかというくらい嬉し涙が出たんです。そこから映画ということを知り、「紅魔の里」が舞台の話であることも伺って、すっごく楽しみで仕方ありませんでした!
――めぐみんの生まれ故郷ですしね。
それもありがたいですが、まずはまたみんなと冒険に出れるだけで嬉しかったんです。けど、折角のお当番回。めぐみんのキャラクター性って決して爆裂魔法だけではなくて、もっと彼女自身の魅力を知ってもらいたいという気持ちもあったので、このエピソードがみんなに届いたらいいなと思いました。ただのネタキャラ、ネタ魔法じゃないんだぞ!っていうのを知ってもらえるチャンスだなと。
――映画のアフレコは終わっているそうですが、演じてみていかがでしたか?
すごく感極まるシーンもありました。こんなに素敵なシーンをいただけて良かったねと涙が出るくらいで、台本を読んだときに「このシーンは絶対に成功させたい!」という思いが生まれたんです。このシーンを見た人にどう受け取ってもらいたいかではなく、めぐみんとして生きている証をここで刻まなきゃと思うくらい、彼女はこのシーンがあってより輝いていくと思ったんですね。だから生き様を残そうと。そうやってシーンを成功させたいって思ったのは新鮮な感覚でした。
――『このすば』はパーティーでいろいろなところに行くから、一緒に旅をしている気持ちになるんですよね。
2期で出てきたアクシズ教の総本山のアルカンレティアも相当なものでしたが、紅魔の里も相当なものだったので(笑)、もう少しちゃんとした行楽地とかに行くべきなんじゃないかとも思ったんですけど、そこが素晴らしいというか。今回の紅魔の里も、期待は裏切らないと思います! あとキャストの皆さんも豪華なので、ぜひエンドテロップまでご注目していただきたいです。
――映画の収録はいかがでしたか?
家でめぐみんの練習をしているより、マイク前でパーティーメンバーでもある他の3人の声が聞こえたときが一番めぐみんになるんだなと感じました。やっぱり掛け合いを全員揃ってできたのは嬉しかったです。久しぶりにやるキャラクターのチューニングは、よく呼んでいた相手の名前を呼ぶのがいいという話を先輩から伺ったことがあるんですけど、めぐみんでいうと「カズマ」だし、その話に由来するように、やっぱり実際に相手と一緒になったときに一番キャラらしくいられるんですよね。あと、今回もアフレコが終わったあとにご飯に行きました。みんなで肉食っていこう!みたいな宴があって。2日間のアフレコだったので、翌日のことも考えながら1日目はお酒は控えたりしたんですけど、2日間一緒というのが合宿みたいで楽しかったです。
――映画だと何日かに分けて収録することがあるので、お弁当とかも出るんですよね。
音響制作の方が用意してくださる差し入れやお弁当が本当に豪華で! ローストビーフ丼とか、寿司セットとかカツ丼とか、こんなお弁当があったら最高でしょ!っていうものをたくさん用意して下さった優しさが温かかったです。
――そしてエンディングテーマ「マイ・ホーム・タウン」は、これまでのTVシリーズと同じくハンバートハンバートさんが楽曲を提供してくれています。故郷が懐かしくなるような歌でしたが、歌っている皆さんは関東圏出身のようで。
そうですね。私も埼玉出身なので、里帰りとは言いにくいかも。
――カズマ役の福島潤さんが聴いたら、泣いてしまうかもしれない曲ですよね。
確かに!潤さんは愛媛県出身ですもんね。この曲がちゃんと届いたらいいなぁ。
――曲を歌ってみていかがでした?
ハンバートハンバートさんが作って下さった曲はこれで4曲目なんですけど、今回も歌ってて涙が出そうになりました。でも泣いちゃうとめぐみんじゃなくなるので泣かないようにして……(笑)。ディレクションも「感動を押し付けないように、めぐみん目線の里帰り、等身大感が出るように」ということだったので、頑張りました。
――あまりアニソンっぽくはないかもしれないですけど、この世界観にはすごく合っていますよね。
一期の一番最初はこういう曲調が来るとは思っていなかったので驚きましたが、イメージが湧きやすいし歌いやすいんですよね。3人のユニゾンで歌う曲なので誰寄りとかも特に決まっているわけではないんですけど、キャラクターに落とし込みやすい。今回の曲は「後ろ乗りのリズムで」というディレクションもあって、それが作品に合っているし、映画の台本を読み終わったあとだと、すごく情景が浮かぶんです。
――歌詞もまたいいですよね。
どこもかしこもじわっと来る、いろいろとシーンを思い返したくなる歌詞が多かったので、映画を見る前にはなるべく聴かないでほしいんですよ! 映画を見たあとに聴いてもらいたい曲だし、映画のためにできた曲のような気がします。
――先程誰寄りとかではないとおっしゃってましたが、めぐみんがよりしんみり来る歌詞ではありましたよね?
キャラクターソングと、エンディング曲などのテーマソングとしての感覚の違いはあって、歌詞が内面から溢れてくるようなものがキャラクターソングならば、作品自体を表しているのがテーマ曲なのかなあと。今回のエンディングに関しては、紅魔の里の雰囲気などを思い返したくなるようなものだったので、めぐみんとしては、お芝居を多めにしてもオッケーということだったんです。なのでちょっとだけですけど心情としてのキャラソン寄りにしました。
――一番最後の歌詞の部分は、大事に歌っていましたね。
“今日は帰るよ ちゃんと帰るよ また今度ね”って同じメロディーを繰り返すんですけど、ここは一番最後のシーンを思い浮かべながら歌いました。だからアフレコ後のレコーディングで本当に良かったなと。アフレコ前に録るのとは全然違うと思ったので。
――先程からテーブルに広げてあって気になっていたのですが、めぐみんのイラストを見ながら歌っていたのですか?
そうなんです。私いつもめぐみんで歌うときは譜面台にキャラクターの資料を置いて歌っていて。これもオーディションのときのものだから、カラーではないんですけど、かれこれ4年くらい使っているので、そろそろ色付きのイラストが欲しいなぁって思ってます(笑)。でもこんな大きな口を開けて笑ってるんだとか、見ると歌をサポートしてくれるんですよね。音が流れたときに映像が浮かんでくるように、表情集を見てイメージを働かせているんです。
――では最後に、映画の見どころとメッセージをお願いします。
劇場という新しいステージ……『このすば』の映画ってどんなものが来るんだろうと思うかもしれませんが、皆さんの知っている『このすば』がちゃんと帰ってくるので安心してほしいし、やっぱり絶対に見たほうがいいです! 足を運んでいただけたら、そこにはいつもの『このすば』メンバーが待っているので、ぜひ劇場に会いに来てくださいね! 待ってます。
レコーディング終了後インタビュー第3弾! 雨宮天(アクア役)
――映画化が決まったときの気持ちを教えてください。
また『このすば』をやれることがひたすら嬉しかったです。TVシリーズは10話で終わっていたりして、他の作品より短かったりするんですけど、みんなが全力で、すごいテンション感で作り上げていたり、キャスト同士の絆もすごくある現場だったので、収録がめちゃめちゃ濃かったんですよ。だから最終回が寂しくて! 『このすば』ロスに陥ってしまい、作品が終わってからもみんなで飲みに行ったりしてたんです。そこで、またやれたらいいねっていう話をしていたので、映画が決まったときは本当に嬉しかったです。でも、映画となるとこれまでと変わってくるじゃないですか。私、実は『このすば』は映画向きだと思っていたんです。まず音楽がすごくカッコいいですし、第1期も第2期も最終回ではカッコよく戦うシーンもあったので、映画でそれらが見られると思うと、すごく楽しみになってしまって!
――TVシリーズから映画向きと思ってたんですね! ドタバタコメディ感が強かったですが。
と見せかけて!ですよ。なんて言うんだろう、1話でびっくりしたんですよ。アクアとカズマのやり取りのアホさに対して、音楽の壮大さ! 本当にカッコよくて。それは今年、オーケストラコンサートに参加させていただいたときにもより感じました。会場では1曲しか客席で聴けず、あとは袖で聴くしかなかったんですけど、それだけでもめちゃめちゃ良かったので。
――映画のアフレコはいかがでしたか?
最初は映画ということで、今までにない緊張感もあったんですけど、あっという間にいつもの雰囲気に戻りました。久しぶりのキャストの方もいらっしゃったんですけど、全然そんな感じはしなくて、「実家に戻ってきた」みたいな感じ(笑)? 途中からはかなりリラックスして楽しんでいて、テストで他の方が予想外に面白いことをしてきたら、負けてられないぞ!みたいな。しかもテストと本番でも、全然違うことをやる人が増えていくんですよ。本当に突然突拍子もないことをするから、みんな下を向いて、笑いをぐっと堪えてるみたいなのも、あの頃とかわらないなぁって。
――その現場、見てみたいですね。
本当に面白いですよ! テストと本番、どっちも面白いんで。でも、カズマさんは大変そうでしたけどね。ほぼ叫びっぱなしだったので。テストで喉を痛めないよう、気をつけてくださいねって思いながら見てましたけど、カズマさんはずっと全力でしたね……。
――映画では、そのドタバタ感も楽しめそうですね。
アホだなぁっていうあの感じとカッコよさは全部詰まっていると思います。基本的に紅魔の里の話なので、カズマさんとめぐみん、ゆんゆんが主体になって動くんですけど、ドタバタ感はしっかりとありました。
――雨宮さん的な見どころはどのあたりだと思いますか?
カズマさんかなぁ。福島潤さんは最初すごく緊張されてて、悩んでもいたんですけど、本当にびっくりするほど面白くて! 出番がすごく多いし、それこそカズマ一人の長いモノローグがあったりするんですけど、モノローグでこんなに面白いの?って感じなんです。一人でしゃべっているのに飽きずに聞けるし、ひたすら笑わされることなんてあるんだなと思ったので、そこは見どころです。
――あと、アフレコではよく食べていたそうですね。
お弁当がすごく豪華で、陽当りの良い窓辺で、パーティーメンバーの4人で机を囲んでお寿司を食べたりしていました。わいわいと『このすば』の話をしながら。それと途中でピザが届いたんですけど、そのピザを私がいっぱい食べていたので、結構ツッコまれましたね…。やっぱりアフレコは体力を持っていかれるので!
――そして、エンディングテーマ「マイ・ホーム・タウン」をレコーディングしました。
映画の主題歌って、普通は1曲なのかなと思って、それだったらMachicoさんが歌うんだろうなと。あったらいいなぁとは思っていたけど、あまり期待しないようにしていたんです。そしたら今回も3人で歌えるという話が届いて、嬉しかったです。
――そして、またもハンバート ハンバートさんの曲です。
ふるさと感が溢れている曲ですよね。懐かしい感じというか。すごくほのぼのとした温かい曲で、疲れていたりするときに聴くと、ふっと涙が出ちゃうような感じ。それにもう今では、この感じが『このすば』のエンディングだよね!って思いますよね。そのくらいみなさんの中で定着しているのが、すごく不思議です。『このすば』の最初のイメージって、ワチャワチャ感やドタバタ感だったと思うんですけど、こういうしっとりとした曲がエンディングに流れることで、アホなことがたくさんあったけど、すべてがふわ~っとなるんですよ。今日もいい話だったなぁみたいな。
――それ、騙されてるかもしれないですよ(笑)。曲を聴いてみていかがでしたか?
すごく帰ってきた感じがして嬉しかったです。東京出身なので、私には故郷らしい故郷はないんですけど、それでも懐かしさを感じられるような曲調で、これぞ『このすば』という感じでした。しかもレコーディング順的に私が最後だったので、3人揃った歌を最初に聴けて、感動しました。
――レコーディングでは、どんなことをこだわりました?
曲を聴いたとき、これは毎回なんですけど、ちょっと寂しさもあったんです。実際ふたりの声を聴いたとき、めぐみんが故郷を思うような、寂しさが漂う歌い方をしていたんですよね。そこが不器用な子供っぽさが出ていて愛おしいんですけど。それとダクネスは本当に優しいお姉さんのような感じで、彼女は騎士なので、育ちの良さが出るような歌声だったんです。それにちょっと寂しさを感じたので、アクアは笑っているようなイメージで歌いたいと思いました。なので、暗くなりすぎないことは意識しましたね。
――その明るさとテンポの兼ね合いには苦戦されていましたね?
テンポがゆっくりでしたからね。それでも明るさをアクアが担わないと、と思っていたので。なので、ちょっと流れで歌ってしまいそうなところも、言葉をはっきり歌うことで明るさを出そうと調節したりしました。ただ、声質は基本的には優しく行こうと思ってて、家でも練習したんです。優しい声と、アクアらしい言葉を強調したり、高低を付けるような歌い方を両方録音して、どちらがいいだろうって。
――録音するんですか?
基本的には。そうして、どういうアプローチにしていくかを自分で練るんです。「わたし音頭」みたいなキャラクターソングは、アクアらしさ全開で行けるけど、こういう曲の場合、アクアがどういう気持ちで、どういう解釈で歌うのかを想像するんです。それで、きっと優しく歌うんだろうなって思ったので。
――そこまで練った上で、ディレクションの指示にも応え、3人のバランスも取っていたんですね! すごい。では最後に、映画を楽しみにしている方にメッセージをお願いします。
予告などでは、「マイ・ホーム・タウン」を流さないというお話を聞いて、素敵だなと思いました。やっぱり本編があって、この曲が流れるから、両方がより引き立つ関係性になると思うんです。劇場に足を運んでくれる人は、そのくらい『このすば』が好きな方たちだと思うので、一番いい状態で聴いてくれたら嬉しいです。
――雨宮さん的には、アフレコで知った物語に、このエンディングは合うと思いましたか?
アフレコをやった感じだと、すごくいい流れでこのエンディングが流れるなぁってイメージです。結構な人が泣いちゃうんじゃないかなと思うんですよ。『このすば』の映画で泣くって、なんだかすごく不思議な感じもしますけど、あのストーリーで、この曲がきたらグッと来ると思うんですよね。それは想像できたし、私も映画でその体験をしたいなと思います。
――そして、また今度、次の出会いがあればいいですね。
そうですね! 体力が続く限りアクアを演じていたいです。かなり体力勝負なところがあるので頑張らないといけないんですけど、本当に楽しいし、愛が深い現場なので、ずっと『このすば』をやっていたいなと思います。 -
「映画 この素晴らしい世界に祝福を!紅伝説」
音楽担当:甲田雅人×日本コロムビア:穴井プロデューサー 対談インタビュー -
甲田雅人 × 穴井健太郎 対談インタビュー<前編>
すごく言われていたのは 本気で作ってくださいということで
――『このすば』の映画化の話を聞いたときは驚きましたか?
甲田:何かしら次があるかなとは思っていたので、それが映画になったんだなと、不思議に思うこともなかったですよ?
穴井:もちろん始まったときのことを思えば、驚きはありますけど、1期が終わり、急に2期をやりますとなり、さらにオーケストラコンサートもありましたからね。この流れであれば映画というのも、なるほどと。
甲田:オーケストラコンサートのほうが驚きましたから(笑)。
――他作品などでも、コンサートなどの経験はあったと思いますが、『このすば』のコンサートはいかがでしたか?
甲田:やっぱりこういう仕事をしていたら、一番夢のような仕事でもあるので嬉しかったです。自分の作曲した音楽をコンサートで演奏してくれることは、そんなに多いことではないですから。もちろん大変なんですけど、やりがいのほうが大きいです。
――では、少しさかのぼって、『このすば』の劇伴のお話を受けたときのことを聞かせてください。
甲田:最初は、それこそ穴井さんから連絡があったんですよね?
穴井:BGMって、我々が提案する場合と制作サイドから、この人にお願いしてみてくれないかと依頼される場合があって、この作品は後者なんです。金崎(貴臣)監督がロールプレイングのような音楽の世界をイメージしていて、脚本の上江洲誠さんが甲田さんと以前仕事をしたことがあったり、プロデューサーの小倉理絵さん(KADOKAWA)も甲田さんのことは知っていたので、僕が監督にお会いしたときは、すでに甲田さんの名前は挙がっていました。それで連絡をして、引き受けていただいたんです。
甲田:ゲームのような世界観を求められていたので、方向性がはっきりしていたし、僕の名前を挙げていただいた理由もわかりやすかったので、すぐに引き受けました。だから『このすば』の作品に触れたときも、ゲームの世界観のようなものを作ればいいんだろうなと。
――ではTVシリーズのときに大事にしていたのは、RPG感?
甲田:まさにそうですね。たとえば街の雰囲気などを考えるときは、中世期のよくあるスタンダードなRPGの世界にしたりして。でも、すごく言われていたのは、本気で作ってくださいということでした。要はギャグ作品であるということをあまり意識しないでほしいということだったので、作っているときは全然意識していなかったです。
穴井:それは監督が直接伝えてましたね。コメディを際立たせるために、音楽は本気で作ってくれみたいな。
甲田:だから1話の最後でカズマが「って、ちがーう!」って言うシーンが上手くはまったんだと思います。冒険に出ずにバイトばかりしているくだりがあるんですけど、あそこで「旅立つ我らに祝福を!(M-2)」が流れてるんです。そこで方向性が決まった気がします。
――やたらと壮大な音楽が流れていましたからね。TVアニメの劇伴だと、よくキャラクターのテーマがあると思うのですが、それについては考えていたことはありますか?
甲田:アクア、めぐみん、ダクネスは曲があったので考えました。アクアは現代っぽくシンセの音とかも入れているんです。それはやはり一人だけ違うところから来たというのもあるので。ただ、神々しいときはハープを使ったりして、ひたすら神々しくはしていましたね。めぐみんは中二病で、魔法使いなので禍々しい感じを出そうかなと。で、ダクネスは声を入れてちょっとセクシー系にしたりしています。ダクネスはほぼ声が入っているんじゃないかな。
――TVシリーズの劇伴をやってきて、印象的な出来事はありましたか?
穴井:1期は準備期間もあったので、怒涛のように過ぎていったけど比較的スムーズだったんです。メインとなる「旅立つ我らに祝福を!(M-2)」は、リテイクはありましたがテンポ変更くらいで済んだので。
甲田:あの1曲だけでしたよね。自分の中ではいろいろあったけど、すんなり通った印象はあるかなぁ。
――アニメでの使われ方はいかがでしたか?
甲田:結構細かいなと思いました。本当に一瞬しか流れないパターンとかが後半は多い気がして。最初のうちはちゃんと曲として流れるんだけど、視聴者もイントロだけでわかるような状態になると、そういうシーンにこの曲が流れるってお約束になって、それがオチみたいになるんですよ。一瞬だけ流れるオチみたいな。なので、カット芸が特徴としてあるのかなと思いました。素材は真面目に作ったけど、結構鳴らし方では遊んでいただいたなと思います(笑)。
穴井:2期は、ユーザーさんの大きな声を受けて、急遽制作することになったんです。これはまぎれもない真実なんですけど、16年の1月から1期が放送され、その最終回には、2期が17年1月に放送することが決まっていたんですね。だから大変ではあったんだけど…。
甲田:そうですね。1曲(「このすばらしいカンタータ第69篇『受難』(M-69)」)だけ、なかなかOKが出なくて。
穴井:2期のメインテーマとなるんですけど。
甲田:全然OKが出なかったんだけど、最終的にテンポ感だったんです。拍子を変えたらすんなりOKとなり、僕としてはほぼ一緒じゃないかなという印象だったんですけど、変えると確かに勢いが出たんですよね。監督のこだわってるのはここだったんだ!と思いました。
甲田雅人 × 穴井健太郎 対談インタビュー<後編>
甲田さんの作る街の音楽は最高なんですよ!
――そんなTVアニメを経て、映画の音楽になりますが、テレビと映画の違いはありますか?
甲田:TVアニメのように、いろいろなシーンで使えるような汎用性のある音楽ではなく、当て書きというか、このシーンにこの音楽を当てるという、シーンありきで作っていったので、根本的に違いました。
――いわゆるフィルムスコアリングと言われるものですよね。
甲田:ちゃんとシーンを見て曲を作り、その曲の中でもシーンに合わせて変わっていくという表現ができるから、全然違いますよね。
穴井:あとは、劇場だと90分なら90分、頭からお尻まで必要なラインというのがあるんですけど、その限られた時間の中で勝負するとなると、基本的に、どこか聴き馴染みのあるフレーズを何度も使うという考えに基づいて組み立てていくと思うんですね。そういう意味では、パズルのようにどんどん積み上げていって、最後のメインテーマができると思うんですけど、そのメインテーマにOKがなかなか出なかったという意味では大変でした。つまり、メインテーマを作るということは、前々まで遡って共通項を考えた上で作るので、メインが通らないと、その共通項も崩れていっちゃう可能性もあるんです。
甲田:そのメインとなる曲が、バトルシーンで流れるテーマと(M-46~47)と、めぐみんとカズマのやり取りのシーンで流れるメインテーマ(M-49)の2曲あったんです。バトルの曲は、作品を通して随所に出てくる曲をメドレーのように繋いだ曲で、M-49はまさに、それまで部分的にちょこちょこ流していったものが、最後に全部聴けるという作りになっていて。
穴井:M-46~47のバトルシーンのテーマは一部だけの変更でしたかね。75%くらいはすごくいいと仰っていただいたので、そんなに大きな変更もなく。
甲田:でも、結果的にその25%を変えたことで、すごく良いものになったんですよね。だから監督のおっしゃる通りにして良かったなと。これは2期のときからそうなんですけど。
穴井:当たり前なのでしょうけど、映像だけではなく、演技や音楽など全ての要素に於いて完成形が見えている方ですよね。
甲田:なので、いつも直して良かったなと思うんです。だけど、もう1曲のM-49に関しては、ほぼ作り直しましたよね(笑)。
穴井:そうですね(笑)。映画のエピソードを彩る一番大事な曲だったので、監督も、もう一度!みたいな。
甲田:なので先程話した前に流れる曲への影響は大いにあったんですけど、それでも直した回数自体は少なかったので良かったです。
――やはり演出の意図を全部知ってるのは監督だけですから、監督とのコミュニケーションは大事になりますよね。
穴井:特にこの作品については1期の時からずっと感じています。金崎監督みたいな方をプロデューサーというのではないかと思うんですけど、このキャラにどういう演技をさせて、どういう見せ方をすればうまくいくかっていうのが監督の中に全部あるんですよね。実はこういう方ってなかなか巡り会えないと思っているんですけど、監督はアニメの演出から音楽から、こうすればユーザーは喜んでくれる、笑ってくれるっていう確固たるビジョンがあるんです。それだけに絶対に譲らないんですけど(笑)。
――でも、これまでの信頼があるから、そのリテイクにも応えようと思えるんですね。完成された劇伴はいかがでしたか?
穴井:当然ながら、今話した2曲はすごく良いんですけど、僕が甲田さんのこういうところが好きなんだなって言えるのは、街の音楽ですね。1期だったら「始まりの街(M-42)」、2期だと「アルカンレティア(M-63)」とかがそれで、今回だと、紅魔の里のテーマがあって、それがまた最高なんですよ!
甲田:すごくちょこっとした曲ですよ?
穴井:いやいやいや。これは監督も一発オッケーで、それは色分けの仕組みがくっきり出ていたし、メロディが非常に美しかったんですよ!
甲田:ゲームでも街の音楽がメインってくらい、みなさんが楽しみにしているところで、作っていても楽しいんです。土地の感じをどう出すか、ヨーロピアンにするか和風にするかとか。で、今回の紅魔の里は、和風にしなかったことが正解だったんですよね。
穴井:僕はエンディングテーマの「マイ・ホーム・タウン」も担当しているんですけど、紅魔の里のテーマって、そこに繋がる感じもあるんです。紅魔の里のテーマはわりと前半に流れるんですけど、それを聴いた記憶が最後まで引っ張られるんです。ちなみに先程のメインテーマ(M-49)の前に、アクセルに帰るシーンで流れるM-48という曲も新録しているんですけど、そことの流れがまたすごく良い! これは甲田さんに大感謝だなと。
甲田:それはでも1期と2期があったからこそだと思います。エンディングのほのぼのとした雰囲気が染み付いていて、それが紅魔の里のテーマにも出たのかなと思ってます。 M-48も、それこそ「マイ・ホーム・タウン」みたいな意味合いの曲なので、うまく繋がるのかなと。
――甲田さんは劇伴の手応え、いかがでした?
甲田:僕は、まだ映画を見ていないので、どうなんだろうという気持ちはあるんですけど、きれいにシーンに合わせて作れていると思うし、やり切ったという思いはすごく強いです。ただ、これだけは言えるんですけど、映画はすごく面白いです。実は音楽のミックス作業のときに、絵に合わせてミックスすることができたんですけど、その作業をやりながら、大爆笑していましたから(笑)。 -
エンディング・テーマ「マイ・ホーム・タウン」提供
ハンバート ハンバート(佐野遊穂、佐藤良成)インタビュー!! -
――TVアニメ『このすば』のEDテーマ制作の話は、どういう経緯できたのでしょうか?
遊穂:最初は穴井さん(※日本コロムビア 音楽プロデューサー)だよね?
良成:公式サイトに記載されてるメールアドレスに連絡をくれたんですよ。「日本コロムビアの穴井と申します」って。
――そこで、なぜ引き受けたのですか?
遊穂:今までアニメの主題歌ってやったことがなくて、やっぱりアニメって今人気があるし「時流に乗ってこう!」みたいな……。ね?
良成:適当に言ってるでしょ(笑)。そうですね、穴井さんから丁寧なメールを頂いたので、きっとちゃんとしたお仕事なんだなと思ったんです。新しいことを自分からやることって、もうあまりないので、チャンスがあるならやってみたいなって。
――穴井さんの熱意もメールから伝わってきたんですね。
良成:そうですそうです。しかもハンバート ハンバートの曲もよく聴いてくれているみたいで。
――実際に曲を作ってみていかがでしたか?
良成:アニソンは作ったことがないから、アニメのルールとかも分からないなぁと思ってたんですけど、話を頂いたときから、普段のハンバート ハンバートのテイストをそのままアニメのエンディングに持っていきたいという話だったんです。それだったら急にやったことがないことをしだすというわけでもないし、できるんじゃないかなって。
――実際にアニメの1期2期で、あのドタバタな作品の最後に曲が流れているのを聴いていかがでしたか?
遊穂:新鮮でした。あまり楽曲提供自体がないので、こうなるんだ!って思うし、歌詞の世界に合わせてアニメーションが付いていて、曲がビジュアルに起こされることってないので、すごく楽しかったです。あとはわちゃわちゃってしている作品の最後にノスタルジーな曲がくる。一日の終わりにこれでしっとり終わるみたいな感じで、ちゃんと計算されていたんだなと思いました。なるほどなるほどって。
良成:特に深夜帯だったからね。わ――ってなったあとに、これで「おつかれ!」みたいな感じになるので、いい終わりだったなって。
遊穂:あと、うちが豆を買っているコーヒー豆屋さんのお店の人に「『このすば』見てます」って言われたんですよ。それにシンガーソングライターのイノトモさんの家に遊びに行ったときは、息子さんはこれまで、お母さんの友達の歌を歌う人くらいに思っていたと思うんですけど、『このすば』の曲を作ってると知ったら「すげー!!」みたいになって、やっぱりアニメってすごいなと思いました(笑)。
――時流に乗りましたね。これまで『このすば』の曲は4曲提供していますが、その難しさはなかったですか?
良成:結構穴井さんが細かく指示をくれるんです。発注の段階で、1期がこうだったから、ちょっとこういう感じにしてくださいとか、今回はこういうテイストでいきますというお題があるので、実はすんなりできたんです。
――映画版の曲は、どんな発注で?
良成:映画化はネットニュースで知ったんですけど、もう3曲書いたから、そろそろ違う人になるのかもしれないなぁと思っていたので、お話を頂いたときは嬉しかったです。映画版は監督が、里帰りをテーマに作ってほしいと具体的におっしゃられてて。たとえば60年代のザ・バーズの「ミスター・タンブリンマン」のようなセピアがかった質感のサウンドにしてほしいという話があり。穴井さんからは、モンキーズのデイドリームビリーバーというような、毎回具体的だけど、今回はより具体的だったので、縛りが多くて面白かったですね。
――縛りがあるのは、普段の活動と全然違うことですよね?
良成:そうですね。それが意外と面白いんですよ。
遊穂:うん、楽しそうにやってました(笑)。
良成:いつもは思いつくまで待ってる感じなんですけど、こうやって依頼があると違うやり方ができるんですよね。だからお題があるのはやりづらいどころか、面白いなと思って。
――声優さんの歌唱については、どうでしたか?
遊穂:声優さんで、役になって歌っているのですごく絵が浮かぶというか。たぶん絵を思い浮かべて歌ってるんじゃないのかなって、歌を聴くと思うんですよね。歌詞のイメージをそれぞれが膨らませて、アクアだったらこういうふうに歌うんじゃないかと想像して歌っているから、すごいなぁと思います。
――高橋李依さんも、譜面台にキャラクターのイラストを乗せて歌っていましたし。
良成:それは僕もずっと気になってました。なるほど!と(笑)
――「マイ・ホーム・タウン」のレコーディングはどうでした?
良成:もう4曲目になるので、よりチームワークが良くなったと思います。最初は自分たち以外の人が歌うことってほとんどなかったので、絵コンテと脚本だけを見て、でも寄せすぎないよう、あまり意識しすぎないように曲を作ったんですけど、1期2期と見て、3人のキャラクターもわかっているし、お三方と一緒に3曲レコーディングをしてきたので、そういうことも全部わかった状態で歌を作る感じだったので、だいぶ違いました。その結果今回は、すごくハマりが良い気がしています。
――レコーディングでは鼻濁音にこだわっていましたね?
良成:そうですね。やはり3人共キャラクターで歌っていることもあって声の抜けがすごくいいんです。ちょっと子音が立って聞こえてしまったので、そこだけはお願いしました。
――基本的なディレクションは穴井さんがされていました。
良成:歌でもあるけど、歌である以上に演技なので、穴井さんにお任せしていますね。
――あえて口は出さないようにしてるところもあるんですか?
良成:自分たちでやってても思うことなんですけど、その場で技術的なことばかり言うと一番大事な部分、のびのびとしているところがなくなっちゃったりするんです。もっともっと、と詰めていくと、意図に対して正確にはなるんですけど、スッと出てきたものをなるべく活かしたほうが、音も演奏も歌唱も、出てる音の元気度、鮮度が良いんですよね。だからあまりそこで、ピッチだったり間だったりの細かいところを言うのは良くないなと。3人とも彼女(遊穂)が歌ったデモも聴いて、メロディも覚えて来てくれるし、譜面も渡してるので、基本的にはそれを聴いてこうだと思ってくれたものに対しては、あまりこちらからは言わないです。なのであとは役作りとしてのジャッジを穴井さんからしてもらえればいいのかなと。
――今日は遊穂さんのコーラスも録りましたが。そこでは良成さんがディレクションをしていましたね。
良成:はい。
遊穂:ウーとかアーとかいうコーラスって難しくて!!
良成:難しいよね、技術職だから。
遊穂:最も苦手とするものですね。ラインも覚えられないし、自分の声だけ聴いてないとメインにつられちゃうし(笑)。苦手なんですけど、参加できるということで頑張りました。
――参加するのは初めてですよね?
良成:初めて参加したね。
遊穂:これまでずっと影武者だったんですけど。
――仮歌を歌ってましたからね。今回なぜコーラスを入れようと?
良成:穴井さんからコーラスを入れたいという話があって、同じラインを3度上でハモるとかではなく、いわゆるウー・アーのコーラスを入れたらどうかという具体的な話があって。最初は特に僕らがやることは考えてなかったけど、途中で穴井さんから「ハンバート ハンバートさんが歌ってくれるのはどうですかね?」って提案があって、確かに彼女たち3人の音域で作った曲に、別のところでコーラスを作ると同じ声が重なって不自然になるなと。だったらこちらで歌ったほうが仕上がりとして自然になるのかなと思いました。
――そのコーラスもあり、素晴らしい曲に仕上がりましたが、最後に『このすば』ファンへメッセージをお願いします。
遊穂:ネットの反応を見てると、「『このすば』のEDをハンバート ハンバートが作ってる」っていう書き込みをちょいちょい見つけるんですけど、それが結構嬉しくて。あと「ハンバートっぽいね」って、まだ気づいてない人もいて、でもわかるんだなぁって嬉しくなったりするんです。なので映画を見た人で、ハンバート ハンバートをまだ知らない人がいたら、新しいアルバムが実は出たので(ライブ音源によるバラードベスト『WORK』発売中)、ハンバート ハンバートの曲も、ぜひ聴いてほしいです(笑)。
良成:今回は初めての劇場版なので、映画館で大きな音で聴くことを前提に録音やミックスをしています。なので、是非劇場に『このすば』を見に来てください!
配信情報
- 「この素晴らしい世界に祝福を!」主題歌やキャラクターソングなどの配信・ストリーミングがスタートしました!
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