曲目紹介 from Maya
●LOVE POTION NO.9
サーチャーズのヒットナンバーで、エキセントリックな歌詞が私のフィールにぴったりの1曲。伊勢秀一郎のミュート・トランペットがアヤシク絡んで更に曲を盛り立てます。
何処となく危険で不思議な香り漂う恋の媚薬 NO,9。
実はこの前、私も手に入れたのです。
それを口にした日からもう大変…!?
●SHINY STOCKINGS
デクスターゴードンのGettin'aroundに入っているこの曲に触発され、いつか歌ってみたいと思っていた曲です。
冬から春に変わる時の開放感や好奇心にも似た、ベイシー風の華やかなTAKE10のイントロが優美に知的に奔放に私を誘い出してくれる。
これから起こりうるステキな何かに期待したくなるような1曲です。
●HISTORIA DE UN AMOR ―ある恋の物語― (スペイン語)
順風満帆な恋と言うよりも、秘められた翳りのある恋を連想してしまう。
激しいタンゴとやさしいボレロのリズムが 淋し気な男と女を包み込むかの如く交互に迫りくる。
この曲を聞く度に大人の深い恋に溺れてみたくなってしまう。。。
いま現在私が思い描く好きな雰囲気を充分に表現できた香り漂う1曲だと思います。
●LARANJA DA CHINA (ポルトガル語)
TAKE10にしか出せない独特のレイジーなこのノリが最高に気持ち良い1曲。歌詞の意味と言うよりも、キャッチーな言葉の響きを大切にして、毎日が発見だったピュアな少女時代を思い浮かべながら歌っていました。でも、歌詞にも出てくる中国のコカコーラって一体どんな味なのでしょう?甘いだけでは満足しない大人の恋の味??
●LA ESPERA (スペイン語)
自分の生まれ持った“宿命”、内面から滲み出る“哀愁”を存分に感じつつ歌いました。日々、孤独と向き合うのが好きな私。
いつかどこかで耳にしたような、懐かしいメロディーや風景、香り。前世までも感じられるような素晴らしい名曲と出会えた気がします。
過去レコーディングにはあるようで無かったカラーの選曲です。
●VERAO TRISTE -夏をあきらめて- (ポルトガル語、英語、日本語)
私に歌うきっかけを与えてくれた最も尊敬するアーティスト、桑田佳祐さんの作品です。原曲の持つ素晴らしい歌詞やメロディーと私のこの曲に対するイメージとの融合を心より楽しみました。ポルトガル語ならではの響きや、私なりの日本語のイントネーションからまた新たに広がる情景などを感じて頂けたら幸いです。
●DAT DERE
モーニンの作者としても知られるJAZZ PIANISTのボビー・ティモンズの曲でアート・ブレイキーとJazz Messengersの演奏を聴いて歌ってみたいと思い今回入れる事になりました。子供言葉の英語詞で微妙なニュアンスを出したり、管楽器のフレージングのような音低があったりと今迄にないインストナンバーならではの味わい。ゾウの鳴き声のようなトロンボーンの内田光昭のソロも聴き所です。
●DO NOTHING TILL YOU HERE FROM ME
ビリーホリデーの名唱でも知られるデューク・エリントンのナンバー。
テンポ感にかなりこだわった曲で、このテンポだからこそ出る、英語をキャンディーのように舐めてしまったような滑らかさが生まれました。大変ムーディーな1曲です。
●HIT THE ROAD JACK
今年亡くなったレイチャールズに追悼の意を込めて入れた曲です。英語の曲ですがいつの間にかあやしいポルトガル語になってます。実はジャックはブラジル人だったのかな!?歌心溢れる骨太な高橋康廣のテナーソロによってグッとJAZZの香りが強くなりました。TAKE10のメンバーの掛け声もなかなかCUTEです!
●LA LA(means I love you)
心地よいグルーブ感が出たキャッチーなPOPSナンバー。
♪〜ラララ...と言うフレーズもただ楽しくハッピーに歌うだけでなく、
フィールはサウダージ!!
●ISN'T IT A PITY ?
演奏は管楽器6本のみ。どことなくエキゾティックで北欧の大陸を思わせるような美しいアンサンブルを狙った斬新なアレンジです。
私の中で今迄あたためていた音のアイディアが大成功した繊細なテイクだと思います。
●FRIM FRAM SAUCE
ナットキングコールの名唱でも知られるJAZZスタンダードナンバー。アヤシイ食べ物に例えたセクシャルな内容の歌です。演奏はトリオ演奏でありながらピアノとベースとドラムの音が本編では1度も交わる事が無く、エンディングでやっと全員の音が交わると言う個性的なアレンジ。最後の口笛は私の即興によるフェビアン・レザ・パネさんとのコラボレーション!!
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