スペシャル
増子敦貴 インタビュー
増子敦貴が陽気に歌う「界賊の唄」!
- パワーを出し、気合を入れて『ヨホホイ』!
大好評放送中の『機界戦隊ゼンカイジャー』に新たな戦士が登場した。
第8カイ『ドアtoドアで別世界?!』(4月25日放送)で、ゼンカイジャーの前に華麗なステップを踏みながら陽気な歌声に乗せて登場したのが新戦士のツーカイザーだ。
ゴールドツイカー 一家のゾックスが歌うその歌声は、演じる増子敦貴(ましこ・あつき)さんのものである。
レコーディングは車通りの多い交差点を見下ろす、スタイリッシュなビルにあるスタジオで行われた。
この日は穴井ディレクター、作曲の小杉保夫氏、編曲の大石憲一郎氏、瀧島アシスタントプロデューサーらが顔を揃えていた。
マイクチェック前にいくつかアドバイスが。
(小杉)「真面目よりかは遊んでいる…豪快さと適当さを合わせた感じで!太った海賊をイメージしてみて!」
(穴井)「いろんな世界を股にかけてる感じですね。絵に描いたような海賊」
増子さんはひとしきりイメージを固めると、キリッとした表情に変わり歌へと入る。
それは雨降りを確かめるように両手を上げてみたり、『お宝を掴んだぜ!』的なガッツポーズを交えたり、『ヨホホーイ』で拳を突き上げたりと見ていて楽しい。
ちなみに『ヨホホイ』では、穴井ディレクターから「『ヨホホ』の前に小さな『イ』を付ける感じで!」とのアドバイスも。「五木ひろしさんみたいなね」と付け加えていたが、世代の違いで残念ながらそれは通じなかったようだ。
(増子)「『ホ』が疲れますね」
(穴井)「今年1年で何個の『ホ』を言うか、地味に面白いですね~。俺は言うだけだから『面白いとか言わずに、お前がやってみろ!』って感じですか(笑)」
と言うやり取りもあってか、最後に皆で『イエ~イ!』の掛け声を録る時に立場が逆転。増子さんがコントロールルームでキューを出し、大石さんらとともに穴井ディレクターもレコーディングブースに入って声を出していた。そして「親分が引き立つ子分の雑魚キャラ感」が出たと、全員が満足してこの日の収録を終えた。
―――先程このスタジオでレコーディングを終えたばかりですが、率直な感想はいかがですか?
「一つの戦いを終えたような…走り抜いた感じです(爽)。こんなに体力が必要だとは思わなかったのですが、やり切りました! ゴールドツイカー 一家を率いるゾックスの掛け声『ヨホホイ』には、特に体力を使いましたね。思ったより疲れた、というのが率直な感想です」
―――ミュージカルや舞台の経験が豊富なようですから、そこまで疲れる感じではなかったのかなと?
「そうですね…でもまた違った感じで、何て言うんだろう…。ゾックスって自分の体力配分とかを考えずに戦いに向かって楽しむんです。(だから)思ったより思い切りパワーを出しました。配分せずに気合を入れた感じでしたね。だからミュージカルや舞台などとは別の感覚でした」
―――こういったレコーディングはこれまで経験はありますか?
「ソロ曲ではありませんがレコーディングに関しては、自分が所属するダンス&ボーカルグループ『GENIC(ジェニック)』で何曲かあります。1人で歌う(※商品化される)レコーディングは初めてですね」
―――するとこういったスタジオの雰囲気は慣れっこですよね?
「慣れているかと言えば慣れていますが、初めてのスタジオだったので、新鮮な気持ちで臨めました」
―――この歌で心に残ったり、好きな歌詩やフレーズはどこですか?
「『完勝 してても 乾杯だ』ってところは、好きです。この1行でゾックスの家族を想像できるような、界賊(※海賊)っぽいところです。ここが一番好きです」
―――たくさん言った『ヨホホイ』は、もはや好きも嫌いも無さそうですね。
「『ヨホホイ』は…(テレビ)本編でも一番言うセリフなんですよ。すっっごい言うんです。(放送が)終わった頃には『ホ』が上手くなるのでは?と。『ホ!』って(笑)」
―――今回の増子さんの役は、歌って演じる感じの役ですか?
「ゾックスって、(この歌と)歌詩は違いますが、いつも鼻歌を歌ってる感じなんです。敵に向かって行く時とかも」
―――ちなみに映像でのお芝居は、これまでもありましたか?
「ほぼ初めてに近いです。数年前に映像配信サービスで出させていただきました。でもガッツリとセリフがある役は今回が初めてで、日々ゾックスと向き合いながら撮影に臨んでいます」
―――カラオケにこの歌が入った時の、増子さん的ワンポイントアドバイスをお願いします。
「えっ?何だろう…。歌うと言うより…(※しばし考える)。宴会で楽しく騒ぐ感じですかね。音符に沿うよりか、セリフを言う感じ?でしょうか。みんなで歌った方が楽しいかもしれません。子どもたちと一緒とか、打ち上げとかだと楽しめると思います」
―――ちなみに増子さんは普段はカラオケに行かれますか?
「最近は少ないですが、たまに家族で行ったりはします。弟とか。友達とはあまり行かないかもしれません。1人か家族とです」
―――そこではどんな歌を選曲しますか?
「僕は…昔の曲が多いかもしれません。尾崎豊さんとか。あと清水翔太さんは、もともとメチャメチャ好きなので、全曲歌ったりします。あとは…自分のグループの曲とか歌ったりします(照)。自分のパートでは無いところを歌ったりしますね」
―――聴く曲も同じような傾向ですか?
「そうですね。最近は自分のためでもありますけど、洋楽なども聴きます。マイケル・ジャクソンにはハマりましたね。ドキュメンタリー映像からハマったんですけど、そこから聴くようになりました。いつかああいう曲が歌えるよう頑張りたいと思います。洋楽を歌えるのは、カッコいいですよね」
―――今日のレコーディングはかなり楽しそうでしたが、歌はかなりお好きなのでは?
「そうですね(キラキラ笑顔)」
―――今後また『ゼンカイジャー』で歌のオファーがあったら、どんな歌を歌ってみたいですか?
「えっ!? どんな歌とか選べるのかなぁ(さらにキラキラ笑顔)。んー、んー(と熟考)。僕はつるのさんが歌っている主題歌がとても好きなんです。曲のフレーズがキャッチーで、いつも朝に聴いています。ダンスもメチャメチャ好きで、とてもヤル気が出るんです。『全力全開!』(※前後に腕を振って)と言って玄関を出るような感じです。そんな曲を歌ってみたいですね」
歌が大好きな増子さんは、この日のレコーディングにとても満足した様子。なお増子さんはウルトラマンも好きで、幼少期につるのさん主演『ウルトラマンダイナ ('97)』のDVDを観て、拳を握り「ダイナーッ!」と叫んでいたらしい。意外なところでは『ウルトラマンタロウ('73)』好きの発言も。また『仮面ライダー響鬼('05)』や『仮面ライダー電王('07)』も印象的だったそうだが、ここでは朗々と歌い上げる歌やダンサブルな歌が響いたのかもしれない。
「界賊の唄」
作詩/マイクスギヤマ、香村純子
作曲/小杉保夫
編曲/大石憲一郎
歌/ツーカイザー/ゾックス・ゴールドツイカー(増子敦貴)
この歌は『ミニアルバム 機界戦隊ゼンカイジャー 1』(COCX-41477)に収録で、日本コロムビアから5月19日に発売!構成:チバ!(スタヂオ・ジンプ!)
商品情報
- 2021/05/19発売
- ミニアルバム 機界戦隊ゼンカイジャー 1
- COCX-41477
¥1,650 (税抜価格 ¥1,500)