スペシャル
駒木根葵汰 インタビュー
駒木根葵汰が朗らかに歌う「はじめてにBANZAI!」
- やっぱり歌詩の「全力全開」はとても嬉しい
いよいよ最終回に向けラストスパートに突入している『機界戦隊ゼンカイジャー』で、ゼンカイザー/五色田介人を演じている駒木根葵汰(こまぎね・きいた)さん。明るく楽しく「世界初の○○」を目標にしていた介人らしさ全開の楽曲「はじめてにBANZAI!」を、駒木根さんが朗らかに歌い上げた。
師走らしい華やかさを感じさせる街の灯りに、人々が集まる都心のスタジオでその歌は収録された。お馴染みの穴井ディレクターの他にも、作曲・編曲の大石憲一郎氏や瀧島アシスタントプロデューサーが同席していて、駒木根さんも余裕の表情でスタンバイしている。
軽い打ち合わせ後のマイクテストから、駒木根さんは元気一杯だ。軽く握った拳を落として身体を上下させ、肩を入れるような仕草を加えてリズムを取る。そして歌詩に合わせて両腕を広げて、その拳を突き上げる姿はエンタメ感満載だ。
(穴井D)「いいですね、飲み込みが早い!驚きの吸収力!もう本番に行きましょう!(最後まで歌わずに)途中で切りますか?」
(駒木根)「全部歌ってみます!」
(穴井D)「その心意気は好きです!」
レコーディングが進み、より良く声が出てくるようになると、
(穴井D)「増して行く主人公感!バラスーシー(素晴らしい)!」
(瀧島AP)「ホント主人公感いっぱいですよね」
穴井節でもある業界用語の逆さ言葉も飛び出し、彼らスタッフの居るコントロールルームの雰囲気もとても宜しい。
(穴井D)「(先日のプリプロから)成長著しいですね!」
※プリプロ=プリプロダクション、本番に備えた前準備
(大石氏)「歌詩のカギカッコは、作詩家からのメッセージ。でも(それを踏まえて)全体の無茶苦茶ぶりがイイ!歌詩の韻の入れ方がチョー上手い!」
そしてスタッフ皆の満足気な笑顔を印象に残して、無事に収録を終えた。
―――たった今収録が終わりましたが、率直な感想はいかがですか?
レコーディングは初めてだったのですが、とても気持ち良かったですね!歌自体もノリノリで介人らしかったので、すごく歌いやすく楽しかったです。
―――改めてご自分の歌声を聴いていかがでしたか?
思ったより良いんじゃないかと、と思ってしまいました(笑)。。歌ってるときすごく気持ち良かった、が一番大きくて、でも出来上がった曲を聴いてみると想像していたより良かったのではないかと…。
―――こういったプロ歌手の使うレコーディングスタジオの雰囲気はいかがでしたか?
初めてのレコーディングでしたけど、ドラマの時のアフレコルームとそんなに変わらなかったので緊張しませんでしたね。
―――キャラソンのオファーを聞いた時はどういったお気持ちでしたか?
前々から聞いてはいたのですが、中々(オファーが)来ないので不安になったりしてたんです。一応準備とかもあるので(笑)。みんなオファーされてる中で「きいちゃん(※駒木根さんの愛称)まだなの?」って。ヒーローは遅れてやって来る、でしたね。
―――この曲で心に残った歌詩やメロディーはどこですか?
全体的に介人っぽいとは思いました。サビの「夢はいつだって止まらないんだって」というところも好きですし、「道がなくたってともに頑張って」などは…「ともに」は僕の中では仲間たちを想像出来ました。「並行世界(せかい)初の道になれ」も、介人が(物語で)ずっと言っている「世界初」のことですし。
でもやっぱり最後に「全力全開!」と入っている所が嬉しいですよね!1年間で一番言った言葉ではないでしょうか。たぶん僕が世界で一番「全力全開」を上手く言えると思います。その「全力全開」が一番最後に来ているのは、やはり嬉しいです。バンッと締められました!
―――この歌をファンの方が歌う時のワンポイントアドバイスをお願いします。
もう全力全開だと思います!上手く歌おうとかではなく、いかに気持ち良く全力で歌うかということですね。さっきのレコーディング中にも、ノリノリで楽しく身体を動かしながら歌うのが良いなと思いました。
―――もしライブでオファーがあったら、振り付け有りになりますね?
振り付けと言うか、思わず身体が動いてしまうと思います。
―――そのもしものオファーには前のめりですか?恥ずかしい気持ちですか?
やるからには全力でやりますよ!一番楽しかった!と言われるように頑張ります。どんどん(ライブには)呼んで欲しいですね!えっ?アーティストみたいですか?(照)
―――これがキッカケで他にも歌のお仕事が広がったりして。
いやいや、この歌で充分ですよ。この曲は一年間演じてきた介人の歌なので楽しく歌えたのがとてもよかったです。
―――そう言えばレコーディング中も大きく腕を広げたりと、いろいろ気持ち良さげな動きをしていました。
してましたね(笑)。自然とそうなったり…。特にサビでは「あぁ~夢はいつだって」あたりなんか、ガンガンガンッて手を入れた方が気持ち良く歌えると思いました。
―――駒木根さんは普段はカラオケなどに行ったりしていたんですか?
あっちゃん(※ゾックス役の増子敦貴さん)と行ったりしましたね。桑田佳祐さんの「白い恋人達」などは良く歌いました。あっちゃんとは好きな曲が同じだったりしたので。
―――もしこの歌がカラオケに入ったらどうしますか?
もちろん歌いますよ!(力強く)盛り上がるし自分の歌だし気持ち良いしで、最高じゃないですか!
入って欲しいですね~。
―――もしまたスーパー戦隊で歌のオファーがあったら、どんな歌を歌ってみたいですか?
皆に元気を与えられる曲がいいですね。ノリノリで歌いたいです。
とても初めてのレコーディングとは思えない堂々とした姿で歌い切った駒木根さんは、正に気持ち良く一仕事終えたような晴れ晴れとした表情で語るのであった。
「はじめてにBANZAI!」
作詩/マイクスギヤマ
作曲・編曲/大石憲一郎
歌/ゼンカイザー/五色田介人(駒木根葵汰)
この歌は『機界戦隊ゼンカイジャー キャラクターソングアルバム』(COCX-41665)に収録!構成:チバ!(スタヂオ・ジンプ!)/監修:瀧島南美(東映)
商品情報
- 2022/02/02発売
- 機界戦隊ゼンカイジャー キャラクターソングアルバム
- COCX-41665
¥2,750 (税抜価格 ¥2,500)