新村 こんにちは。宜しくお願いします。僕もビートルズはめちゃくちゃ好きやったんで。ビートルズの話をいろいろと聞かせてください。
太田 教えてしんぜよう、なんちゃって(笑)。僕なんかで大丈夫かなぁ?
川勝 何をおっしゃいますやら。太田さんは、ビートルズのレコード・コレクションに関してはかなりなもの。正規盤だけでなく、ジャケ違い、ミックス違いの各国盤など細々と。
太田 でもね、僕はビートルズのコレクションを始めたのは1985年ぐらいから。高校を卒業してからなんです。
川勝 あれ? 以外に遅いですね。
太田 ビートルズを聴き始めたのは中学2年のころ。お山の大将じゃないけれども、学校ではビートルズのレコードに関しては一番もっている方だったんですよ、国内盤とかオリジナル盤とか。でも、高校に入ったら、すでに海賊盤にまで手を出しているヤツに出会ってしまって。コイツにゃかなわんぞ、と。で、「コレクションはお前に任せた」と、ベースを始めたんです。
川勝 コレクターとして勝負に負けたんですね。
太田 そうです。「バンドをやる」という名目のもとに、敗北を喫したんです。
新村 バンドは、ビートルズのコピーバンドとかやったんですか?
太田 それは、その同級生がやってました。なので、僕はツェッペリンのコピーをやってましたね。ドラムレスで、とか。ワケわか
ロックの道は奥深きかな──。
迷えるロック青年CHAINSが、マキシマム・リスペクトするグレート・ロック親父たちを表敬訪問し、「ロック道」の教えを請うこのコーナー。
第1回の親父は、ビートルズ・マニアにしてカイリー・ミノーグ・マニア、その実は90年代に一大ブームを巻き起こした「渋谷系」の仕掛け人、
元HMV渋谷店・名物バイヤーの太田浩氏。
なんと6月末で12年間勤続したHMVを祝・退職(!)したばかりという氏に「マニアへの道」の奥義を聞く?!
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