伝統楽器で世界をおどらせたい
「伝統と革新」をテーマに挑戦を続ける上妻宏光
三味線とEDMを融合させた、オリジナルアルバム完成!
3年振りとなるオリジナルアルバム構想の出発点は、中央アジア、カザフスタンからだった。2017年7月22日カザフスタン「アスタナ万博」のエナジーホールで、上妻宏光プロデュースによる日本の伝統音楽の進化を表現する公演を開催。カザフスタンの伝統楽器や国民的歌手「ローザ・リムバエワ」とセッションを行う等、日本の卓越した技術と中央アジアの文化が見事に融合、そのパフォーマンスに世界各国の観衆で埋めつくされた観客席はスタンディングオベーションでつつまれた。今までとは違う感性と接した上妻宏光は、新たな可能性を確信する「伝統楽器で世界をおどらせたい!」日本が育んだ素晴らしい文化をどのように伝えるか。デビュー以来、上妻宏光の活動は、三味線奏者という枠に留まらずジャンルや国境を超えた活動を重ねるとともに、伝統を踏まえながら時代に応じた感性を加え、津軽三味線の“伝統と革新”を国内外に発信し続けて来た。
上妻宏光はアルバムのテーマに「伝統楽器で世界をおどらせたい」を掲げ、共感した若手クリエイターとともに制作を開始。そのサウンドは EDMからネオソウルまでジャンルの壁を超えてゆく。Future Bassのトラックに三味線が舞う「AKATSUKI」、トロピカルハウスの仕上がり「Zipangu」。エレクトロと三味線が交差するタイトル通りの「CROSS OVER」。初期代表作「BEAMS」を新たにリアレンジ。
それぞれが現代的でありながら三味線と完全に一体化した心踊るボーダレスな作品が完成した。
スペシャルゲストとして 宮沢和史 [THE BOOM] を迎え自身のセルフカバーになる「いいあんべえ」を収録。
宮沢和史のボーカルと三線のパフォーマンス。三味線との絶妙な掛け合いが楽しめる。そして、民謡日本一に2度輝き、日本レコード大賞企画賞も受賞している、山形出身シンガーソングライター、朝倉さや 歌唱による山形民謡「最上川舟唄」はネオソウルな民謡として完成。またオルケスタ・デ・ラ・ルスやSALSA SWINGOZAを立ち上げ日本のサルサ音楽シーンを牽引しながらも、国内外・ジャンルを超えて支持を集め大活躍するパーカッションプレイヤー大儀見元をゲストに迎え、一対一のセッション「ONE TO ONE」を披露。
そのほかBABYMETALの代表作「KARATE」ほか、を手がけるプロデューサーでありDJ、 Yuyoyuppe(ゆよゆっぺ) a.k.a. DJ‘TEKINA//SOMETHING。ポップミュージックからサウンドアート作品まで多彩な活動を展開し、NHK Eテレ「ムジカ・ピッコリーノ」のサウンドデザインなども手がける作曲家の 網守将平。世界的ゲームタイトル GRAN TURISMO®︎オリジナルサウンドトラックのプロデュースほか、様々なジャンルで活躍するDAIKI KASHO、若手にして70'sや80'sサウンドをバックグランウンドに持ち活躍するアレンジャー作曲者の宮野弦士ら、多くのクリエイターが参加。そして、上妻宏光のステージを支える重要なメンバー 伊賀拓郎(Pf)、渡邉裕美 (B.)、はたけやま祐(Perc.) によるライブフィール溢れるバンドレコーディング音源も収録。多彩なアプローチの中に新たな上妻宏光の世界を感じることができる最新アルバムとなっている。
【アルバム情報】
NuTRAD(ニュートラッド)
COCB-54273 ¥3,200+tax 全10曲収録
01 AKATSUKI
02 BEAMS -NuTRAD-
03 MOGAMIGAWA (最上川舟唄) 朝倉さや : 歌
04 CROSS OVER
05 Solitude –Trio-
06 いいあんべえ 宮沢和史 : 歌 三線 三板
07 ONE TO ONE 大儀見 元 : パーカッション
08 時の旅人- Jazzy-
09 Zipangu
10 JONKARA (旧節)
※曲順曲目が変更になる場合がございます。
(2018/9/10掲載)