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レコーディングエンジニアにMy Hair is BadやHEY-SMITHを手がける永田進氏を起用した、今作は書き下ろしの新曲5曲と昨年10月に配信限定でリリースされた「Memory」含む全6曲を収録。
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大阪から飛び出したこのロックバンド、AIRFLIPのことをどう説明したらいいだろう? バンドの歴史をひもといてみようとしても、結成以来メンバー・チェンジを繰り返し、現在のメンバー4人はいずれもオリジナル・メンバーではなく、したがって結成の経緯もバンド名の由来も知らないらしい。では音楽性はどうか。「POP PUNK」と形容されることが多く、実際にTOTALFATやSWANKY DANKのツアーにフックアップされるなどパンクシーンとのつながりも強いのだが、音源に触れライブを観て感じる彼らのスタイルは、決してその小さな枠に収まるものではない。
だが、そんなことはどうでもいい。
過去にどんな歴史があろうとも、どんなカテゴライズがされようとも、今のAIRFLIPは「これ」だ。日本人とは思えない聴き心地の良い英詞に、ハイトーンなボーカル。ポップですっと耳に入ってくるメロディ。そこには「洋楽」とも「J-ROCK」とも違う無限の可能性を感じる。
流暢な英語を操るヴォーカリストSatoshi、そのSatoshiの盟友であり音楽的なキーマンでもあるベーシストFujimon、いちばん新しく加入したメンバーながらキラーなリフとソロで楽曲を牽引するギタリストGucci、そして最年少にしてタイトなビートでバンドをグルーヴさせるドラマーRitsuya。この4人の魂がぶつかり合い音が鳴り出すとき、そしてSATOSHIがどこまでも正直でリアルな感情を歌に込めるとき、そこにはこれから大きく展開していくだろう彼らの未来に向けた希望しか見えない。そう、AIRFLIPの物語はまだ始まったばかりなのだ。
2017年4月にドロップした配信シングル「BRAND NEW DAY」で初の日本語詞に挑戦したことがひとつの契機だった。ネット上で公開されたMVは25万回を超える再生回数を記録。翌2018年1月、それまで作品をリリースしていたZESTONEからKick Rock MUSICに籍を移して発表されたミニアルバム『CLOVER VOICE』ではその「BRAND NEW DAY」を軸に、言葉によるメッセージとしての力も、音楽的な幅も獲得してみせた。真新しい武器と闘い方を手に入れたAIRFLIP。いよいよ機は熟した――そう言っていいだろう。彼らはいよいよ、新世代のヒーローとなるための旅に出る。
3月6日に彼らの新しいミニアルバムがリリースされる。タイトルは『Friends In My Journey』。そのミニアルバムから先行配信されている新曲「Dear Friends」を聴いてほしい。ドライヴィンなギターリフと伸びやかなリズムが、この真冬には似つかわしくないほどに爽快に突き抜けていく楽曲だ。《One day/生まれ変わった僕は/あの頃のまま/Today/生まれ変わった君を/迎えに行こうか》――そこに刻まれているのは、力強くこちら側に手を伸ばしてくるタフなAIRFLIPの姿だ。彼らは旅路をともにする新たな仲間との出会いを待っている。飛び乗るなら、今だ。