「浪漫」「木枯しに抱かれて」と並ぶ「松山千春・承の時代3部作」の中の大ヒット・アルバム。(チャート1位獲得作品) また、松山千春にとって初めての海外レコーディング作品でもある。ミキサーにジョン・リースを迎え、ハワイとロスアンジェルスで制作された。そのサウンド・クォリティーもさることながら、作品のスケール、テーマやアイディアの充実ぶりは高い評価を得ることになった。コンサートでも人気の「浜辺」「この部屋」をはじめ、この時代を代表する作品が並べられている。そして、究極のラヴ・バラードと称される「限りある命」の高い完成度は、松山千春の底力を充分に見せつけるものとなった。まさしく、「松山千春・承の時代」を締めくくるにふさわしいアルバムとなったのである。
(解説文より)