COMEBACK MY DAUGHTERSインフォメーション
Newアルバム『Mira』(7/3発売)セルフライナーノーツ掲載しました。
<ALBUM「Mira」セルフライナーノーツ by COMEBACK MY DAUGHTERS>
今作のタイトルMiraとは変光星の名前で、ラテン語で不思議な物という意味があるそうです。メンバーの殆どが35歳オーバーの我々の創る音楽はもはや若く輝いてはいないかも知れないけど、それでも変光星の様にたまには光って欲しいという気持ちを込めてこのタイトルをつけました。それと、遅すぎるメジャーデビュー含め完全に不思議な存在に成りつつあるこのバンドには「不思議な物」という意味もピッタリなのではないかと思います。
1. Cold Audiences
眠れない夜が明けて行く感じを表現したつもりの曲です。悩んでいる時は大体周りが自分と正反対に見えてきます。
2. 21 years old
良き思い出とは人によって捉え方が違うものだと。自分の見解を曲に出せるよう、出来るだけポジティブな印象の曲調にしようと、そして少しの闇を加えようと考えました。単純にPet Soundsの頃のBeach Boysの様な雰囲気を出したかったっていうのも有り〼。
3. Please, Please, Please
長年このスタイルでバンドを続けていると自然と迷いは無くなって来るんですが、ふと考えるのは大体家族や大切な人の事なんです。自分はどうやらかなり抽象的な歌詞を書く様なので、出来る限りストレートに気持ちを綴りました。
4. No One Knows
以前、BKTSというツアーのコンピに収録した曲なのですが、猛烈にアレンジしたくなりリアレンジしての収録。ギターのチュンチュンが当時のギターバンジョーから4弦のバンジョーに持ち替えて録音大変そうでした。当初ピアノだったパートも全てストリングスにしてテンポも上げてアゲアゲです。
5. Meatpacking
所謂プロムの様な日本には無いパーティーの雰囲気を出したいなと。LIVEでは皆にカントリーダンスを踊って貰えるまで粘ろうと思い、音源では最後はフェイドアウトしました。
6. Steal her lips
敬愛する初期のNRBQの様な雰囲気、Ob-La-Di,Ob-La-Daの様なポップソングを演ってみたいというコンセプトから作曲。各々の解釈がそれぞれであった為にとても面白く仕上がりました。我々流のSwamp Rockです。
7. Alone in the dark
通称カツエイソング。夏のリリースという事と我々の担当、齋藤君を喜ばせたいというコンセプトで創り始めたのですが思いのほか難航。最終的には各々のルーツの見える手癖でシンプルに仕上げる方法に落ち着きました。女性目線の青春ソングのつもりです。
8. Tornado
Rickey Nelsonの様なオールディーズアイドルの演奏するラテン調の曲を演ってみたいという考えから作曲。ベース戸川が作詞。先に曲とメロディーが出来上がってはいたのですがアレンジに難航中、この歌詞が乗る事で完成に至りました。間奏の音色は炭酸の弾ける音をイメージしました。
9. Sciolism
ベース戸川作曲のインスト曲。Hermeto Pascoalの様な即興性にプログレッシブな展開が思いのほかポップに仕上がってると思います。ラストの音色をイメージ通りに仕上げる為複数の空き瓶に水を入れ試しました。結果はペリエの瓶。
10. Just Leave me be
今作の中で一番最初に出来た曲。アレンジの段階でドラム松原のフレーズがとても良くて感動した記憶があります。揺れ動く気持ちを静と動で表現しました。
11. Cherry blossoms
NYレコーディングが近づく自分達の当時の雰囲気を展開に込めました。制作段階の徐々に各々の演奏が乗ってくる感じ、出せたと思います。歌詞にあるいつもの場所とはリハスタの事であります。
12. El Dorado
メンバーチェンジや脱退、約15年間僕たちはなぜこのバンドを続けてきたのか。考えてはみたけど答えはよく分からず… ただ今も僕らが持ち続けている強い気持ちを皆さんに伝えておきたかったという曲です。僕らはやめない。