ジャンルを超えて、名実共に尺八界のトップを走り続ける尺八演奏家・藤原道山
デビュー20周年記念アルバム
藤原道山と縁のある日本を代表する作曲家11人が1曲ずつ、デビュー20周年を迎えた藤原道山の為に尺八の「ニュースタンダード」としてピアノのデュオ曲を書き下ろしました。藤原道山書き下ろしの1曲を入れた必聴の全12曲です。
10歳より尺八を始め、初代山本邦山(人間国宝)に師事。東京藝術大学在学中に皇居内桃華楽堂において御前演奏(宮内庁主催)を務め、安宅賞、江戸川区文化功績賞、松尾芸能賞、文化庁芸術祭優秀賞といった数々の表彰を受け、圧倒的な存在感を放っています。伝統音楽の演奏活動及び研究を積極的に行うと共に、尺八の可能性を求め様々な音楽を追究し、松竹映画『武士の一分』にゲスト・ミュージシャンとして音楽に参加、『敦』『マクベス』(野村萬斎主演演出)、スーパー歌舞伎II『ワンピース』『新版オグリ』(四代目市川猿之助演出・主演)など舞台音楽、吉永小百合氏の朗読アルバム「第二楽章 福島への思い」音楽監修などを手掛け、これまでに冨田勲、坂本龍一、ケニー・G、野村萬斎、ウィーンフィルなど各界の頂点を極めているアーティストとの共演も実現させています。一聴するだけで魅せられる演奏と穏やかな人柄で、そうそうたる大物達から信頼をされ演奏を任されてきた藤原道山の演奏は“尺八を超える尺八”と評されています。
尺八界の第一人者である藤原道山がこの度デビュー20周年を迎え、日本を代表する作曲家達と尺八とピアノのみの最小編成による新曲作りに挑戦致しました。20年で培ってきた縁を軸に、二人だけの演奏で届ける洗練された音楽は、現代尺八の「ニュースタンダード」としてお楽しみ頂けます。
■リリース情報
雙-SO-
1.藤原道山「曙光」
2.武部聡志「あさはふる」
3.小原孝「KEEP A DISTANCE」
4.榊原大「あおぞら」
5.国府弘子「Bamboo Nest」
6.大島ミチル「Color」
7.村松崇継「Blowin’ in the wind」
8.マシコタツロウ「夕虹は晴れ」
9.木住野佳子「風花雪月」
10.千住明「浄夜」
11.Keiko「Stillness and Motion」
12.妹尾武「Cicada」
尺八:藤原道山
ピアノ:各作曲家による自演、Keiko(M1,8)、山中惇史(M6,10)
2020/11/18発売 COCQ-85515 ¥3,200+税
■作曲家プロフィール
武部 聡志
作・編曲家、音楽プロデューサー。国立音楽大学在学時より、キーボーディスト、アレンジャーとして数多くのアーティストを手掛ける。1983年より松任谷由実コンサートツアーの音楽監督を担当。一青窈、今井美樹、華原朋美、JUJU、ゆず、平井堅等のプロデュース、CX系ドラマ「BEACH BOYS」「西遊記」etcの音楽担当、CX系「MUSIC FAIR」「FNS歌謡祭」の音楽監督、スタジオジブリ作品「コクリコ坂から」の音楽担当等、多岐にわたり活躍している。
小原 孝
神奈川県川崎市生まれ。ピアニスト・作詞・作曲・編曲家
1990年のCDデビュー以来、全国各地でコンサートを開催その数は1500回を超える。数多くのテレビ・ラジオ番組に出演。1999年よりNHKFM「弾き語りフォーユー」パーソナリティ。2020年CDデビュー30週年を迎える。通算50枚目のソロアルバム“CDデビュー30周年記念アルバム「弾き語りフォーユー」”発売。
現在、尚美学園大学客員教授、国立音楽大学非常勤講師 川崎市市民文化大使
榊原 大
東京藝術大学音楽学部器楽科ピアノ専攻卒。
在学中にG-CLEFを結成し、CDデビュー。インストゥルメンタル・バンドとして初のNHK「紅白歌合戦」出場を果たすなど、多彩な実績を残す。数々のアーティストのサポートやプロデュースワークと並行し、2001年から本格的にソロ活動をスタートさせ、ソニーレコードとキングレコードから12枚のアルバムをリリースする。
NHK連続テレビ小説「ファイト」、日本テレビドラマ「ブルドクター」、映画「あいときぼうのまち」他、数多くの映像音楽を手掛け、その他、日本テレビ系列「スポーツMAX 」、テレビ朝日系列「ANNニュース」「ワイド!スクランブル」「おかずのクッキング」などでもテーマ曲を提供している。
国府 弘子
ピアニスト・作曲家・編曲家
国立音楽大学ピアノ科を卒業後単身渡米。帰国後1987年デビュー。自己のトリオやソロでのコンサート、オーケストラとの競演まで幅広い活動で人気の “ピアノ界のスーパーレディ”。川崎市市民文化大使、入間市文化創造施設アドバイザー、平成音楽大学・尚美学園大学客員教授。2019年秋に川崎市文化賞を受賞。
音色の贅を極めたソロアルバム「ピアノ一丁!」岩崎宏美×国府弘子のデュオ作品「ピアノ・ソングス」に続き、最新作は通算24枚目の「ピアノ・パーティ」。鉄壁のサウンドと絶賛される国府弘子スペシャルトリオ 、結成22年目の“あうんの呼吸”を堪能できる。
大島 ミチル
作曲家
映画音楽、 ドラマ、アニメなど様々な分野で活躍。毎日映画コンクール音楽賞 、 8度の日本アカデミー優秀音楽賞、第31回最優秀音楽賞、他にもヒラリーハーンの委嘱作品の入ったCD「27アンコールピース」は2016年グラミー賞を受賞。中国やオーストラリアの映画、フランスの音楽祭やアメリカでのコンサートなど世界で活躍。大河ドラマ「天地人」、アニメ「鋼の錬金術師」、映画「失楽園」「ゴジラ対メカゴジラ」 始め、管弦楽曲やコンチェルトなど多数の作品を発表。2020年度アメリカアカデミー協会の招待会員。
村松 崇継
1978年生まれ、国立音楽大学作曲学科卒業。高校在学中にオリジナルのピアノアルバムでデビュー。
作曲家として、NHK連続テレビ小説やスタジオジブリ作品等、数多くの映画、TVドラマ、舞台、ミュージカルの音楽を手掛ける。映画『64-ロクヨン-前編』(2016)、『8年越しの花嫁 奇跡の実話』(2017)では、日本アカデミー賞優秀音楽賞を2年連続で受賞。
国内外問わず様々なアーティストへ楽曲提供を行う傍ら、シンガーソングライターとしても活動する等、多岐にわたる音楽活動を勢力的に展開している。
マシコタツロウ
作曲家・作詞家・シンガーソングライター
代表曲 一青窈「もらい泣き」「ハナミズキ」をはじめ、中村雅俊、中森明菜、香西かおり、EXILE、DEEP、SMAP、関ジャニ∞、嵐、Kis-My-Ft2、 Nコン合唱曲、小学校・高校校歌まで幅広く楽曲提供中。
2018年11月7日にメジャーリリースした自身のミニアルバム「メロディー至上主義」はオリコンウィークリーチャート47位を獲得。
また、ラジオパーソナリティーとしての一面も持ち、IBS茨城放送にて毎週水曜日13時から3時間生放送を担当。全編茨城弁で放送した同局特番「青なじみスペシャル」が2016年日本民間放送連盟賞「優秀賞」を受賞。
茨城県常陸太田市観光大使、茨城町ふるさと大使、茨城新聞大使。
木住野 佳子
1995年、アメリカの名門レーベルGRPより日本人初のインターナショナル・アーチストとして世界デビューを飾り、以後、現在まで20枚のアルバムをリリース。
年間40〜50日の演奏活動は日本以外にも、ニューヨーク、イタリア、フランス、スウェーデンなどで行う他CM、映画音楽など多彩な活動を展開、人気、実力ともトップ・アーティストとしての地位を築く。過去にスイングジャーナル誌のゴールドディスクを4度受賞している。
千住 明
作曲家
1960年東京生まれ。東京藝術大学作曲科卒業。同大学院首席修了。修了作品は史上8人目の東京藝大買上、同大学美術館に永久保存。
代表作にピアノ協奏曲「宿命」オペラ「万葉集」「滝の白糸」等。
映画「追憶」、ドラマ「風林火山」、アニメ「機動戦士Vガンダム」「鋼の錬金術師FA」、NHKスペシャル「平成史」、NHK8K「ルーブル美術館」、ウィーン美術史美術館「Glorious Museum」等、多数の音楽も担当。2018年上海文化広場に於いてミュージカル「白夜行」初演、大盛況のもと中国全国ツアー中。受賞歴多数。東京藝術大学特任教授。東京音楽大学特別招聘教授。
Keiko
広島・尾道生まれ。4歳からピアノ、6歳から作曲を始め、幼少期から数々のコンクールで全国一位を受賞し、日本代表として選抜され、TV番組や海外でのコンサートで即興演奏を披露する。
その後、東京芸大作曲科に進学。在学中にNHK・日テレの番組に平日毎日レギュラー出演し、avexから”Vanilla Mood”としてデビュー。多数のアーティストとの共演・サポートの他、本名の大嵜慶子名義で、テレビ番組やアニメ、ラジオ、式典、ミュージカル等での楽曲制作・ピアノ演奏を務めている。
(主な作品はTBS「UTAGE!」「音楽の日」NHK「はなかっぱ」ニッポン放送「オールナイトニッポンMusic10」アニメ「アオハライド」ミュージカル「RENT」「天使にラブソングを」「エリザベート」など。)
最近ではゲーム”Final Fantasy XIV”のピアノアレンジ・演奏を担当し、オーケストラコンサートの音楽監督を務めるなど、ピアニスト・アレンジャーとしての活動は多岐に亘る。
妹尾 武
神戸生まれ。小学生の頃からピアノを始め、学生時代に国内外の様々なジャンルの音楽に影響を受ける。大学在学中に作曲した作品が細野晴臣監修のコンピレーションアルバムに収録されたのを機にプロとしての活動を開始。以後、作曲家・作詞家としてゴスペラーズに楽曲提供した「永遠に」をはじめ、高橋真梨子、鈴木雅之、東方神起など数多くのアーティストに楽曲を提供する傍ら、谷村新司、松任谷由実、三浦大知等のレコーディングやコンサートにピアニストとして参加。また、2019年に自身9枚目のアルバム「LAST LOVE」をリリース。コンサートを全国で展開する他に、映画やドラマ・アニメ等のサウンドトラックやCM音楽なども数多く手がけている。また、チェリストの古川展生と尺八演奏家の藤原道山とKOBUDO−古武道−を結成し、それぞれのソロ活動の傍ら、CDリリースや定期コンサートなど精力的に活動している。
(2020/9/18掲載)